どうも「映画/健康雑談」の高岡です!還暦+1です!
さあ、いよいよ、夏ですね~~。もう40年も前の話しで恐縮ですが、高校生だった私の一番楽しみは、夏の涼しい映画館の中で、そのドデカイ画面に映し出されるSF映画で、画面いっぱいに写し出される宇宙空間を味わうというものでした。
Sabine Langeによるpixabayからの画像
有楽町の大き目の映画館は音もよかったので宇宙船が飛ぶシーンの音などはやはりいい音だと体が震えておりましたね~。その頃、観ていたのが「スーパーマン」であり「スターウォーズ」であり「未知との遭遇」「エイリアン」といった作品でした。
母子家庭で、裕福でなかった私はアルバイトをしては、貯めたお金のほとんどを映画を観るために費やしていましたねぇ~~~。そういった時、嬉しいのは、安い値段で2本立て、3本立ての映画が観られる「名画座」の存在でした。新作の時期が過ぎて、映画が2番館、3番館と呼ばれる「名画座」で上映されると、調べては、よ~~~く、そういった劇場をまわっておりました。
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高校2年の夏休みだったか、いつもは一人で映画館に行く私が仲の良い友達と3人で銀座界隈のロードショー館に新作映画を観にいきました。
実は、私、その日、他の友人達に大変申し訳ない提案をしてしまったのです。当初、三人は「未知との遭遇」を観ようということでした。ですが私がある映画雑誌で読んだ「フレッシュ・ゴードン」という映画のことが気になってしまい、他の二人に「どうも『フレッシュ・ゴードン』という映画が面白そうなんだけれど、今日は、そっちを観ることにしない?!」と私の趣味を友人二人になかば押し付けるような格好で、その日は3人でその『フレッシュ・ゴードン』なる作品を観てしまいました。この作品はもともとあるアメリカのヒーロー作品「フラッシュ・ゴードン」のパロディ作品で、しかもかなりドエッチな方の作品でした。
『フレッシュ・ゴードン』。設定やストーリーの展開、兎に角、お下劣の極みです。卑猥な形のロケットに乗って宇宙に行ったり、やたら女性の裸が出てきたりして・・。そのくだらなさと言ったら「超・宇宙級」でした。
友人の一人は、映画館を出るなり「なんだよ、この映画。金返せと言いたい」と詰め寄られてしまいました。確か丸の内東映パラスの前だったと思います。
あの時「未知との遭遇」を観るという選択肢がありながら「フレッシュ・ゴードン」という超お下劣映画を友人たちと一緒に観るなどという経験は後にも先にも、本当にあの時だけとなっているので、結果的に、私(たち)のとって「超」がつく程の貴重な体験になってしまったのであります。でも、友人達には申し訳ない経験をさせてしまったとも思っています。人生に於いて、まずは「未知との遭遇」を観てからの「フレッシュ・ゴードン」でしょ!