映画と健康/雑談で心ほぐし

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長寿番組「笑点」!昭和の時代が懐かしいのは私だけでしょうか【加齢013】

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!還暦+2です!

「笑点」という番組を観始めてからもう裕に50年は越えてしまっています。林家木久扇師匠が番組を卒業してしまい、私の中で「笑点」への気持ちが一挙に離れていこうとしています。もう私の中の「笑点」ではなくなってしまったような気がしていて・・・・。

 

これまでの人生で一番楽しくみさせてもらったのは1960年代後半から1970年代だったように思います。母子家庭育ちの私ですが、この時代、所謂、出戻りで私は母の実家に入り、本来であれば母と二人きりで小さなアパート暮らしだった筈なのに、祖父母・叔母・叔父・従妹たちと一つ屋根の下で一緒に暮らすことになり、複合家族の中で、ワイワイガヤガヤと賑やかな家庭の一員として生活することが出来て、寂しい思いをせずに済みました。今思うと一緒に暮らしてくれた祖父母方の親戚一同には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

 

そういった訳で、日曜日の夕方になると、二階建ての祖父の家の一階の6畳の居間のテレビの前に祖父と私が真っ先にでんと座って毎週楽しみに観ていたのが「笑点」でした。私が楽しく観るようになったのは小学校の高学年になってからで、その頃の司会は三波伸介さんでしたね~。あの「ふくよかな容姿」にぴったりの野太い声、安心して見ていられました。あの頃のメンバーは「歌丸さん」「円窓さん」「円楽さん」「木久蔵さん」「こん平さん」「小圓遊さん」といった方々で、皆さん揃って芸達者で、番組を観ていると画面に登場してくる観客席のお客さんの方々の雰囲気も実に「穏やか」で番組全体に「大きな和」のようなものがあったように思います。それに当時皆さんとても元気がよかったですよね。

「脂がのっていて、それこそ笑いに粋な勢い」がありました!

 

司会の三波伸介さんの「笑い声」「座布団、ぜんぶ持ってちゃってくれ~!」「しゃれこーべが笑っちゃってるよ」三波伸介さんの司会時代「歌丸=はげ」「小圓遊=ばけもの」呼ばわりが定着して、それが番組を盛り上げるいいフックになっていましたよね!

 

もちろん円楽さんの司会にも味がありましたし、安定した司会ぶりはさすがで、笑いのツボを自らの笑い声を交えて押さえながら番組を進行なさっていましたよね~。

 

「歌丸さんと小圓遊さんの言い合い、けなし合い

このお二人の「お互いの奥さんや息子さんを含めたけなし合い」は番組としての「笑いのネタ」であることは分かっているのですが、面白かったなぁ~。きっと令和の今ではあそこまでの「言い合い」はコンプライアンス上難しいでしょうね~~。

 

「こん平さんの『チャラ~~ン』という『唄 / かけ声』」

 

「木久蔵さんの『イヤんばかん、うふん、そこはお尻なの、アハン』」などの歌や「鞍馬天狗」のものまね!

なんだか大人の人が言っているのに『くだらねぇなぁ』を思いつつも、それがクセになって毎週毎週観てしまっていましたね~~!

 

少し思い出すだけでも、本当に面白かったなぁと思います!

 

昔なじみのメンバーが「一人一人と画面からいなくなってしまうのは仕方がない」とは分かっているものの、なんだかとても寂しく感じられます。

 

その昔、それこそ昭和40年代という時代には、日曜日の夕方になる前に「夕飯とお風呂」を早々に済ませては、祖父と一緒になって「笑点」をみて、二人して「バカだね、木久蔵は」なんていいながら笑っていた日々が懐かしく想いだされます。でも、そんな光景を私はしっかりと思い出さないように努めています。しっかりと思い出してしまうと、祖父や祖母、それにその頃の家の中の風景や叔母や叔父たちのニコやかな顔が鮮明に目の前に浮かんできてしまうのです。そうなると、もう自然と涙が出てきてしまい、泣きたくなってしまいます。だから意識してしっかりとは思い出さないようにしてしまうんです・・・。同年の皆さん、そんな瞬間ありませんか?

 

でも、思い出してしまうとなると、それは何故か、夏の日の夕暮れの風景になってしまうのです。そして、大きなお膳の上に小さめのグラスがちょいと置かれていて、中にはちょっとだけ残ったビール、まだ半分以上はいっている茶色いビール瓶。祖父が好んで食べていたお刺身、その横に置かれていたお箸。

あの頃、夏の夜になるとどこからともなく聞こえてきていたのが「鈴虫の鳴き声」!今は聞こえないでしょうねぇ~~、きっと。私だけが可能な私の頭の中だけでのタイムトラベル。これって、やっぱりしっかりと思い出さずにビールの泡のように淡い感じでとどめておくのが丁度いいんでしょうね、やっぱり!

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悲しいけれど、書いていないところで思いっきり思い出したりもしたので「記憶の一部の断捨離」をしてしまったような、そんな気持ちになっております!!

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新しいメンバーでの今の「笑点」もいつか誰かの大切な思い出の番組になるように出演者・スタッフの皆さんには素敵な笑いをこの令和の日本の皆さんに毎週日曜日の晩に届け続けて頂きたいと願うばかりであります!!