どうも「映画/健康雑談」の高岡です!
私の年齢なのですが、もうしばらくすると次の大台である還暦になってしまいます。まあ、そんな年齢の私ゆえ、いろいろと体験・経験だけは豊富なので、今の若い方々がまだ生まれていなかったけれど、記録として残しておけば、いつかどなたかの役に立つことがあるのではないかと思い、雑談として色々なことを書いていきます。今日は「ウルトラQ」と「ウルトラマン」の放送時の頃を書きます。
以下は以前私のブログで書いた記事をリライトしたものになります。お読みになられたという方はどうかご容赦ください。
今から56年も前、私がまだ4歳の時、日曜日の夜になると何だかとても怖い番組がやっていて、それを恐る恐る大人たちと一緒に見ていました。毎回「ゴメス」という怪獣やら「ケムール人」という変な宇宙人やら「カネゴン」というお金を食べる生き物やら「M-1号」というゴリラのような生き物が出てて、片や生き物が出ない回は何だか奇妙な出来事が起こるという”特撮”を取り入れたミステリー色の強い30分番組でした。
その番組が始まる際の音楽・テーマ曲がこれまたとても奇妙でした。物語のナレーターを石坂浩二さんが担当なさっていたのですが、淡々と語るその語り口が何だかとても無機質に感じられて番組の雰囲気や方向性にぴったりで石坂さんを選んだプロデューサーのセンスの良さに感服してしまいました。子供の私は兎に角その番組が怖くて怖くて仕方がありませんでした。
それでも恐いものみたさで子供なのに何だか知らないけど面白いから見てしまい毎週日曜日来るのが楽しみでした。その番組の名前は「ウルトラQ」といいました。この奇妙な番組「ウルトラQ」が終了して始まったのが「ウルトラマン」なのでした。
このあと「ウルトラマン」が始った晩の事を書かせて頂きますが、その前に「ウルトラQ」の昔の資料をみていたら気になる資料がありました。それは「ウルトラQ」の第19話と第28話「放送分」のことなのです。
まずは第19回の方からお話しします。そのストーリーなのですが、ある日、人が忽然と姿を消してしまうという事件があちらこちらで起こり、その原因を究明していくと何んとケムール人という宇宙人が地球に飛来して、彼らが謎の液体を町中に撒いていくのですが、それに触れた人間は消えてしまい、そして消えた後は何故か?2020年の空間に移動されてしまう?という内容なのです。この回が実際に放送されたのは1966年の5月8日でした。そしてこの第19回の作品は56年も前の作品なのにその回のタイトルが「2020年の挑戦」となっているのです。
我々が実際に経験した「現実世界」の2020年は「人類が新型コロナウィルスに挑戦し続けた年」になってしまいました。このタイトルは単なる偶然ではあるのですが、このストーリーを書いた脚本の方は何故ゆえに設定年度を「2020年」にしたのか?、この点を尋ねてみたいところです。
毎週毎週、奇妙な怪事件を30分で一話完結で放送(全27回)(+1回放送分はパッケージにはあり)しており視聴率も高かったのでこの路線を引き継ぎつつ、いよいよ我らが「ウルトラマン」の第1回放送が1966年7月17日(日曜日)からスタートとなりました。さて「ウルトラQ」の28話なのですが、実はこれは最終回として7月10日に放送される筈だった筈の回なのですが、話の内容が子供には理解出来ないのではないか?という事で急遽放送されなくなったというのです・・。タイトルは「開けてくれ!」といいます。次回の放送やDVDボックスなどには入っているとのことなのですが、最初の予定での放送は無くなってしまった回なのです。では放送予定だった7月10日(日)は何を放送したのかというと次週から始まる新番組「ウルトラマン」の紹介番組をオンエアしたのであります。
私はこの番組をリアルタイムで見た覚えがあるのですが、ウルトラマンが始ってすぐに登場してくるネロンガという怪獣が出てきていた記憶があります。また科学特捜隊の基地のセットを円谷英二氏が紹介していてその隣にウルトラマンがいて司会の方が「次週から始まるウルトラマンをお楽しみに!!」と紹介していた30分のまさに生の番組でした。そういえば「半沢直樹」の放送がコロナの影響で一回分生放送で放送せざるを得ないという回がありましたが「ウルトラマン」が始まる前週の放送も確かそんな番組だったように思います。
ただ当時4歳のこどもだったので「ウルトラQ」の話し(ストーリー)は現実の世界の本当に起こっているの出来事をテレビ局の番組のスタッフが編集をして、そのダイジェスト版を毎週、テレビで放送しているのだと思い(信じ)込んでいました。「ウルトラQ」「ウルトラマン」が人の手によって作られているという仕組みがよく分かっていませんでした。ですから「この大人の人達は何を言っているのだろう?」と思っていたことを覚えています。
この第28話「開けてくれ!」なのですが、何んと脚本を手掛けていたのは「3年B組金八先生」の脚本家を手がけた小山内美江子先生なのであります。若き日の小山内さんが「ウルトラシリーズ」に関わっていたとはつい最近まで全く知りませんでした!!
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シニア世代の皆さ~~ん!頭の中の記憶を呼び覚まして、その時の経験・体験をしっかりと記録に残しておいた方が良いですよ~~!若い方々、中年の方々は心配ないでしょうが、人は誰でもシニアから老年期を迎える可能性があるのです。どうしても記憶力が低下してしまいます。ですから記憶が鮮明なうちに「しっかりと『記憶』の断捨離」もしておくべきではないかなぁと思うのであります!!