どうも「映画/健康雑談」の高岡です！還暦です。
前回のブログで１９５０～７０年代に、当時小学生だった私の耳に聞こえてきていたハリウッド映画の男優さん・女優さん達の名前をつらつらと書かせて頂きました。その中の女優さんの中に「イングリッド・バーグマン」の名前もあったのですが、彼女の代表作は、言わずもがなのハンフリー・ボガードと共演した「カサブランカ」なのであります。別に今の若い人たちにバーグマンが誰であるのかをこと細かに説明することは止めておきます。でもこの「カサブランカ」という映画におけるハンフリー・ボガードのダンディさは若い青年諸氏には観ておいてもらいたいなぁ！！
Sabine Langeによるpixabayからの画像
「カサブランカ」を観たのは確か高校1年生の時だったと思います。この映画を初めてみたときに「イングリッド・バーグマン」という女優さんに恋してしまいましたねぇ。なんて可愛らしくもあり、美しく整った顔だちをしている女性なのだろうと思いました。れっきとした成人した女性なのに何だか幼い少女のような可愛らしさが残っているそのふっくらとした頬に「私の心」は完全に奪われてしまいましたね！
「カサブランカ」を観た後は、彼女が出演している他の映画が映画館にかかるのを心待ちにして上映があれば東京中の映画館を今日は東に明日は西というような勢いで映画を観に行くようになってしまいました（お恥ずかしい限りでございますが・・！）当時の新聞には確か東京やその近郊の映画館で上映される映画のタイムテーブルが載っているコーナーなんていうのがあったんですよ。よ～くその映画上演予定欄を調べていたものでございます。そうこうしているうちにバーグマンが出演していない映画でも、面白そうな映画を見つけては２番館、３番館の映画館に行くようになってしまい、どんどん映画の世界に入りこんでいくようになっていってしまいましたねぇ。
「カサブランカ」の次に観たバーグマン映画は「凱旋門」という作品でした。私の場合、彼女の顔を観に行っているので、正直、ストーリーは二の次で、彼女の作品は数多く（回数多く）見ることになるのですが、ストーリーを全然覚えていないなんて映画もあります。「カサブランカ」を観てからというもの、とにかく、彼女のいろいろな作品を観たい（本当はただ”顔”が見たい）と思っていたわけですが、そんなところに何とも言いようのない妖艶な雰囲気漂う「凱旋門」のポスターと映画の予告編を見る機会がありました。
「俺、絶対にこの『映画』観る！！」
次の週末にはこの映画を観るために新宿だったか有楽町に勇んで出かけていったのを覚えています。いや～～、なんであんなまっすぐに熱かったんだろう。あれが「青春」ってやつだったんだろうなぁ、きっと？！
あの頃の中学・高校生って「ハリウッド女優だと、誰れのファンなの？」という質問された場合、支持する女優さんが全然違っていたりした時期・時代だったかもしれません。「エリザベス・テーラー」がいいという友人もいれば「オードリー・ヘップバーン」がいいという女子の友達もいましたし。確かに「オードリー・ヘップバーン」のファンは、結構、女性が多かったかもしれません。中には「ジュリー・アンドリュース」がいいという輩もおりましたなぁ。
※「イングリッド・バーグマン」のドキュメンタリー作品の紹介映像がYouTubeに上がっていました。
あの頃、つまりは１９７０年代のことですが、世の中にまだVHSビデオテープなるものが登場してくる前の時代ですなわけです。つまりが「レンタルビデオ」なるものなど、この世の中にまだ存在しなかった時代ですから、映画を観たければ映画館に行くしかなかったのですよ。今にして思うと、それが何とも「心地よかった」のであります！！
変な例えですが、中学生・高校生の頃って好きな人・子がいたとしても「彼女」の話しをずっと見ていたかったとしても、そんなことしたら「かなり変な奴」だと思われるのでしたくても出来ないわけですが、でも相手が銀幕のスクリーンの女優であれば、時間とお金さえあれば、いつでも映画館に行って、ずぅっと「ごひいき」の女優さんの「顔」を見ていられるので、これはこれで結構楽しいものだったのでございます！！
まあ、今、還暦なわけですが、１０代の頃に夢中になって彼女の顔を観たさに、休みの度に「新宿」だ、「有楽町」だ、「浅草」だ、「上野」などの古い映画館に出かけていっては、ぎぃぎぃいう固めのイスに座り、冷たいコーラなんか飲みながら、映画館のスクリーンでお目当ての映画作品を観ることが出来たことは、とても良い思い出です。
今日は、自分の思い出をこうやって書く事が出来て、何だか、また「心の中の昔の風景」の「断捨離」が出来ました。どうも、ありがとうございます！！
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