どうも「映画/健康雑談」の高岡です!還暦です。
今日は、なんとなく意味もなく1960年代にヒットしたアメリカ映画を振り返ってみようかと思います。
私自身は、4歳の時、1966年に初めて映画館で大映作品の「ガメラ対バルゴン」という映画を観たことを記憶しています。昭和41年、その頃はまだ外国映画というものを知らずにおりました。
Sabine Langeによるpixabayからの画像
小学生もだんだんと上級生になっていくと、友だちから「ジェームズ・ボンド」とか「007」とかいうスパイが活躍する外国映画が面白いという情報が入って来て、外国映画への興味が湧いてきたのが8歳か9歳の頃だったと思います。その頃は西暦でいうと1968年、69年辺りです。
その頃、日本では、以下のようなアメリカ映画が公開されておりました!
1960年 アパートの鍵貸します
監督:ビリー・ワイルダー
男優:ジャック・レモン
女優:シャーリー・マクレーン
1960年 サイコ
監督:アルフレッド・ヒッチコック
男優:アンソニー・パーキンズ
女優:ジャネット・リー
1960年 荒野の七人
監督:ジョン・スタージス
男優:スティーブ・マクウィーン
男優:ユル・ブリンナー
1961年 ウエスト・サイド物語
監督:ロバート・ワイズ
男優:ジョージ・チャキリス
1962年 奇跡の人
監督:アーサー・ペン
女優:アン・バンクロフト
女優:パティ・デューク
1964年 マイ・フェア・レディ
監督:ジョージ・キューカー
女優:オードリー・ヘップバーン
1965年 サウンド・オブ・ミュージック
監督:ロバート・ワイズ
女優:ジュリー・アンドリュース
1967年 俺たちに明日はない
監督:アーサー・ペン
男優:ウォーレン・ビーティ
女優:フェイ・ダナウェイ
1967年 卒業
監督:マイク・ニコルズ
男優:ダスティン・ホフマン
女優:キャサリン・ロス
1968年 猿の惑星
監督:フランクリン・J・シャフナー
男優:チャールトン・ヘストン
1969年 イージー・ライダー
監督:デニス・ホッパー
男優:ピーター・フォンダ
1969年 明日に向って撃て!
監督:ジョージ・ロイ・ヒル
男優:ポール・ニューマン
男優:ロバート・レッドフォード
こうやってみると名作ばかりなのですが、小学生高学年だった私は、まだまだ「東宝チャンピオンまつり」でゴジラ映画やペロという長靴をはいた猫が活躍する東映のアニメ作品に熱中していた頃なので、これらの外国映画作品のこと、内容、大人たちの間でどれだけヒットして話題になっている作品なのかなどはまったくもって分かっていませんでした。
上の60年代のヒット作品に作品に出演した俳優・女優さん達はもちろん「ハリウッド」では大スターなわけでして監督も「人気と実力を兼ね備えた映画監督」たちが名前を連ねていますよねぇ。
当時、小学生だった私の耳にも60年代に活躍していた俳優・女優・監督さんたちの名前だけはなんとなくではありますが、届いてはおりました。
例えば「ユル・ブリンナー」は確かコマーシャルに出ていたという記憶があるのと、当時ではまだ珍しかったスキンヘッドと「ユル」「ブリンナー」という名前の響きがとてもインパクトがあり、当時から「名前」からすぐに「顔」が浮かぶ外国人スターの一人でした。
当時の小学生にとって、ジャック・レモンにしても、シャーリー・マクレーンにしても、なんだか、どこか突っ込んでしまいたくなる「名前の響き」でした。だって「レモン」ですし「シャクレーン」ですよ。それに「ダスティン・ホフマン」は、血気盛んな小学生からすると大好物すぎる「名前の響き」だったりしていたわけです。監督の「ヒッチコック」という名前の響きも小学生からすると、「ヒッチ」と言えば「ヒッチハイク」な訳です。「コック」は「料理人」な訳ですねぇ。ですので「ヒッチコック」はなぜだか「ヒッチハイクする料理人」として覚えていました。これって英単語の覚え方じゃないっすか。また「ポール・ニューマン」にしても「ポールが新しい男」ってどういう男性なの?なんて思ったりして、友達たちとケラケラと声を出して笑いたいところを、声を殺して「抑え笑い」なんかしていたりしていましたねぇ。
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ロバート・ワイズという監督は「サウンド・オブ・ミュージック」と「ウエスト・サイド物語」という映画史に残るミュージカル映画を2本も創りだしています。そういった意味で、彼はやはり名匠・巨匠ですよね。
私が意外だなぁと思ったのが三重苦を背負った少女ヘレン・ケラーとその先生にして恩人とも言えるサリヴァン先生の関係を描いた「奇跡の人」を撮った監督:アーサー・ペンがまったくジャンルの違うギャング映画?「俺たちに明日はない」という作品を監督してアカデミー賞で9部門ものノミネーションを受けるヒット作にしているということです。
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物心がついた1960年代、自然と耳に入ってきていたハリウッドで活躍していた映画スターたちと言えば、まずは男優から列記してみますね。
①ジョン・ウェイン ②ヘンリー・フォンダ
③ウィリアム・ホールデン ④クラーク・ゲーブル
⑤チャーリー・チャップリン⑥ハンフリー・ボガード
⑦アラン・ラッド ⑧マーロン・ブランドゥ
⑨グレゴリー・ペック ➉ジェームズ・ディーン
う~~ん、懐かしい名前のオンパレードですねぇ~。続いて女優編もみてみましょうか。
①ジュディ・ガーランド ②ナタリー・ウッド
③グレイス・ケリー ④イングリッド・バーグマン
⑤バティ・デイヴィス ⑥ヴィヴィアン・リー
⑦マリリン・モンロー ⑧エリザベス・テイラー
こうやって見てみると小学生の私の耳にはハリウッド女優よりも男優の方の名前の方が耳に届いていたように思います。それと当時は意外にも「ナタリー・ウッド」という女優さんの人気度が高かったようにも思います。でも、今の若い映画ファンの方々に尋ねてみると、おそらく「ナタリー・ウッド」のことを知っている方は皆無に近いのではないでしょうか。
上に列記している男優・女優はあくまでも私個人の記憶の中のデータですから、皆さんは皆さんなりの往年のスターたちのリストがあるのではないでしょうか?
2000年以降の誕生日の若者達にとっては、もう本当に「バック・トゥ・ザ・パスト(過去)」の世界なのでまったく興味がもてないかもしれませんよね~~。でも、最近思うんですけれど、我々って「未来へはいけない」けれど「映画」のおかげで、過去の映画を観ることによって、当時撮影されたその時代の町の様子や空気感のようなものを垣間見ることだけは出来るので、ちょっとした「過去」へのタイムトリップを味わうことが出来ているなって!そういった意味では「映画発明」以前の江戸時代に生まれた人たちよりも何だか恵まれているように思ったりするんです。
※私のブログでも結構読んで頂いている映画「奇跡の人」に関する過去のブログが以下になります。