どうも「映画/健康雑談」の高岡です。
映画にはさまざまなジャンルがありますが、今日ご紹介する映画「愛は静けさの中に」(86) は、機会があれば、福祉関係の道を目指している方たちには是非観て頂きたい作品だなぁと思います。
舞台はメイン州にある聾啞学校。そこにウィリアム・ハート扮する教師であるジェームズ・リーズが赴任してきます。そして、その学校に5歳の時から通い、今はその学校で清掃などを行っていて、皆から鼻つまみもの扱いされている女性・サラ(マーリー・マトリン)に出会います。
皆から自分のクラスの生徒ではないもののジェームズはサラのことが気になり始めます。しかし、サラはジェームズに対してタバコを吸い、真剣なやりとりをしようとはしません。ジェームズは、なんとか彼女の心を開かせようとしていきます。過去には自分の姉への嫉妬心からなのか彼女の男友達と夜をともにするようなことがあったことを8年間も彼女に会っていない彼女の母親から聞かされます。
ある日、誰もいない夜のプールで一人で泳いでいるサラのところにジェームズがやってきます。そして、プールにおちてしまったジェームズは、そこで初めて体を寄せ合うことになり、彼女との距離が一挙に縮まるのでした。
※以下はYoutubeに上がっている「愛は静けさの中に」のオフィシャル予告編です!
音のない世界の住人であるサラと手話で彼女と意思疎通をはかっていくジェームズ。しかし、二人は意志疎通がうまくいかなくなってしまい、サラはジェームズのもとを去り母親のところに行ってしまいます。果たして二人の恋の結末は如何に・・・?
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この映画が公開された1986年には、まだまだスマホなどはありません。ですから、耳の不自由な人たちにとって「電話をする・受けて話す」などは手話が出来る人にそばにいてもらい通訳をしてもらわないと電話は機能しないのだということをこの映画から教わりました。少しでも考える機会があれば分かることなのに、それすら気づいていなかったということは、自分自身が「耳の不自由な方々」の生活に無関心だった事の現れなのだなぁと気づき結構ショックでした。
じっくりとこの映画を観ると、その他にもいろいろなことに気づかせてくれる映画なのであります。
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サラを演じたマーリー・マトリン自身「聾唖者」なので普通の言葉の発音が出来ません。しかしながら、彼女はこの作品の演技でアカデミー賞の主演女優賞を受賞しました。
映画を観て、彼女の顔がアップになるシーンを観ていると「なんとまあ顔立ちの整った美人さんなのだろう!」と私などは溜息まじりにただただ感嘆の声をもらしておりました!
顔立ちの整った女性に弱い私としては、この作品を観た後は、もう彼女の大ファンになってしまった事は言うまでもありません。