映画と健康/雑談で心ほぐし

「映画」の話題をメインに「健康」「雑談」に関するブログをお届けします!もし気に入って頂けましたら右と下にあります「読者になる」のどちらかのボタンを押して頂けると嬉しいです!よろしくお願いします!

映画「グランツーリスモ」映画館で見逃してしまったことは日本人として痛すぎる!!【ネタバレ注意】【映画165】

どうも「映画/健康雑談」の高岡です。還暦+2です。

遅ればせながら南アフリカ共和国出身のニール・ブロムカンプが監督した映画「グランツーリスモ」を鑑賞しました。ヒャッホー!最高でした~~!!映画の中になんども日本で撮影されたと思われるシーンが登場してくるのですが、どれもこれも、どのシーンを観ても、日本もついにここまで来たかと思えるほど自然に映画の中に東京の風景が溶け込んでいてとても感慨深かったのであります!!

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/T/TakTakaoka/20210114/20210114011158.jpg

主人公と彼の恋人が日本を訪れて東京のナイトライフを楽しんでいるシーンもとても自然・リアルだったので、これを見た外国の人たちも、きっと映画に出てきた街を闊歩したいと思うだろうし、主人公たちが食べている料理を自分も食べたいと思うだろうなぁと思いました。こういった映画って結構インバウンドに影響を与えているんじゃないでしょうか。

 

この作品は、実話を基にして創られていますが、実話の主人公が、関わりをもったゲーム名や実際に所属することになるレーシングチーム、それこそ日産=NISSANという会社名がくっきりはっきりと出てくるのは日本人として何だかとても誇らしいし、映画の中の世界が実にリアルで、その世界の一員になれたかのような立ち位置で映画を観続けることが出来たのはありがたいことだし、とても新鮮でした。

 

この映画の配給はソニーピクチャーズさんです。今やハリウッドで唯一の日本資本のアメリカ映画のメジャー会社です。

 

ちなみにニール・ブロムカンプが監督した作品には「第9地区」「エリジウム」などがあり「エイリアン」や「ロボコップ」の新作の監督の候補にもなっていたのでSF映画の監督としての烙印が押されようとしていたが、この「グランツーリスモ」を監督したことによって彼はSF以外の作品でも十分に勝負出来る監督であるとその実力が広く認められることになったように思います!

 

【荒すぎなあらすじ】

元サッカー選手のスティーブを父に持つイギリス人青年ヤン・マーデンボローは、アルバイトの給料のすべてをテレビゲームの『グランツーリスモ』につぎ込んでプロのレーサーになるという夢を追っている。

そんな時、日産のマーケティングの仕事をしているオーランド・ブルーム扮するダニー・ムーアがグランツーリスモのプレイヤーにコンテストを行い、プロのレーサーに育てあげて実際のレースに臨んでいくという構想を練っていた。日産からGOの返答をもらえたダニー・ムーアはチーフ・エンジニアであるジャック・ソルターを雇い入れた。

 

ヤンは、何とかダニーが進めているグランツーリスモアカデミーの候補生を決める最終予選の選抜レースを勝ち抜き最終候補生10名の中に入ることが出来た。

 

そして、ジャック・ソルターによるアカデミーでの厳しい訓練が開始されるのであるが、ゲームしか経験していない候補生たちが実際のレース場でリアルに車に乗ってプロのレーサーたちと互角に闘えるようにするという奇想天外な訓練なわけで、想像通り、脱落していくものが出てくる。

 

しかし、ヤンはアカデミーでの訓練をやりのけ、日産と契約をするために国際レースに挑戦する。ライセンス取得するためには、そのレースで4位以上にならなければならない。ところがニコラスとの競り合いに勝ちぬくことが出来ずに27位という結果に終わる。だがレースは最終戦ドバイにまでもつれ込んでしまいこれが最後のチャンスになるのだが、ライバルのフレデリック・シューリンを抑え込みレースで4位に入賞。念願のライセンスを獲得し、日産との契約にこぎつける。

日産との契約を果たし、プロレーサーとしての人生が始まり順風満帆な人生が待っていると思われたヤンだったが!

==========================================

この映画が凄いのは、実話がベースになっているということなんです!!

※以下はYouTubeに上がっている本映画の予告編です!


www.youtube.com

 

映画そのものを観て頂いた方にはご理解頂けると思うのですが、よくぞここまで臨場感溢れる映像を作れたものだと心底感心してしまいます。

 

ゲームソフトグランツーリスモシリーズ」のプロデューサーである山内 一典(やまうち かずのり)氏の役を平岳  大(ひら たけひろ)氏が演じています。平氏は父親が平幹二郎さん、母親は佐久間良子さんといった日本人芸能一家の一員なのですが、若くしてアメリカに渡り、アメリカの教育を受けて育っているので英語での演技は難なくこなされているように思えました。平岳大(ひら たけひろ)さんの今後の活躍が楽しみなのであります!!

「レース映画は好きじゃない」という理由でこの作品を観逃していたとしたら、それは実に勿体ないことです。あなたが日本文化、アニメ・ゲームが好きで、もしもクリエーターになりたいという若者であるとしたのなら、これは日本人が創りだしたゲームが世界に認知されて、そのゲームをやりこなした一青年が、実際のレースの世界、しかも日産と実際に契約を結び、レースに挑んでいくといった日本人・日本文化がらみの映画なわけですから、あなたがどういった分野のクリエイターに将来なっていったとしても、この映画は若き日に観ておいて、絶対に損のない作品だと思います。

「そうだよ、あの時、俺/私は『グランツーリスモ』という映画を観たことがあったんだよ!」30年後、40年後に思い出す日がきっと来るはずです!!

============================================================

この映画の音楽を担当しているのは、ローン・バルフ(Lorne Balfe)というスコットランド出身の作曲家さん。ピンとこないなぁという人達も彼の直近の過去作に以下の作品があると言ったら「この映画観たよ」ということになるかもしれませんね!

 

「トップガン / マーヴェリック」

「チケット・トゥ・パラダイス」

「ミッション:インポッシブル / フォールアウト」

ミッション:インポッシブル / デッドレコニング」 

「バッドボーイズ Ride or Die 」

 

そう彼は今やハリウッドの超売れっ子作曲家なのでありますぞ!!!そう、彼の名は ローン・バルフ !