映画と健康/雑談で心ほぐし

「映画」の話題をメインに「健康」「雑談」に関するブログをお届けします!もし気に入って頂けましたら右と下にあります「読者になる」のどちらかのボタンを押して頂けると嬉しいです!よろしくお願いします!

【映画162】ピーター・セラーズの「ピンクパンサー3」最高に笑いました!【ネタバレ注意!】

お題「私の好きなコメディ映画」

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!還暦+2です!

今の高校生にピーター・セラーズのことをハリウッドの有名コメディアンと紹介したとしても、まったくピンとこないでしょうね。

オードリー・ヘップバーンが主演した「ティファニーで朝食を」を監督したブレイク・エドワーズのライフワークとなったピンク・パンサーのシリーズの第1弾が「ピンクの豹」(1963年)という作品なんですが、私が大笑いをしたのは、このシリーズの一本である「ピンク・パンサー3」なのであります!

                                     Sabine Langeによるpixabayからの画像

シリーズの第一作目となる「ピンクの豹」のメインのストーリーは、ある国の王女が所有する「ピンクの豹」という宝石を怪盗ファントムが狙っていることが分かりクルーゾー警部がそれを阻止しようとするというもので、主役はファントムを演じていデビッド・ニーブンの方なのですが、脇役として登場したピーター・セラーズが演じるクルーゾー警部の間の抜けた素行は計算されたものなのか、それとも彼はただの間抜けなのか?ということでクルーゾー警部の方が話題になってしまい、その後の作品からはクルーゾー警部が主人公のドタバタコメディ・シリーズとして製作されていくことになります。

 

       ピンクの豹(1963年)

 

   暗闇でドッキリ(1964年)

 

   ピンク・パンサー2(1975年)

   ピンク・パンサー3(1976年)

   ピンク・パンサー4(1978年)

      ピンク・パンサーX (1982年)

   ピンク・パンサー5(1983年)

   ピンク・パンサーの息子  (1993年)

 

分かりづらいのが「暗闇でドッキリ」という作品が「ピンク・パンサー2」の前にあるということ。第1作の「ピンクの豹」にサブキャラとして登場したクルーゾー警部だったのですが好評だったことから彼を主役にしてスピンオフとして製作されたのが「暗闇でドッキリ」。クルーゾー警部が主役になった最初の作品ということもあり彼を取り巻くキャラクターたちが初めて登場してきます。クルーゾーの上司になったばかりに終いには自分の精神までおかしくなってしまうドレフュス署長(ハーバート・ロム)。クルーゾーに雇われており、家の中でクルーゾーから「自分に隙があればいつでも挑んできてよろしい」と言われている家の使用人・召使いであるケイトー(バート・クウォーク)。彼はクルーゾーの空手の弟子でもある。そして、クルーゾーの部下として登場するエルキュール刑事。ドレフュス署長の部下・フランソワ刑事など。

 

「暗闇でドッキリ(64年)」では、本当は無能(?)なのにクルーゾー警部は世間からは優秀な警部として評価されていく。本当は正常なのにクルーゾーのせいで段々と精神に異常をきたしてしまうドレフュス署長。以後、ドレフュスは一方的にクルーゾーの命を狙いはじめていく。この二人の間の確執から生まれてくるドタバタぶりに加えて、クルーゾーが家に帰宅して彼の自宅内で行われることになる「クルーゾーとケイトーとの意味の分からない二人のお決まりの空手対決」という笑いのシークエンス。シリーズが進むにつれて、これぞナンセンス映画の「軽薄の信じられない極致」という路線を完全に確立していくのであります!!

 

ピンク・パンサー2(75年)」では「ピンクの豹」で登場してきたピンク・パンサーと呼ばれるダイヤがルガシュという国の博物館から盗まれてしまう。失態続きでドレフュス署長から降格を言い渡されたクルーゾーであったがフランスの友好国ルガシュからの依頼を受けて警部に復帰して、怪盗ファントムとのたたかいの為にルガシュに向かうのであるが・・・。

シリーズとしてはなんと11年ぶりとなる1975年に「パート2」が公開されて世界的大ヒットになり、翌年には更に内容をスケールアップさせた「パート3」が公開されたのであります。

 

この1976年に公開された「ピンク・パンサー3」は軽薄の信じられないほどの極致路線全開で抱腹絶倒映画の金字塔!なのであります!!

 

私は後半にクルーゾーが歯医者になりすまして、ドレフュスが潜むお城のようなお屋敷に忍び込む前と中に入ってからのドレフュスとの会話をするあたりからのシーンが大好きでして。ここのシーンから、暫くの間は、もう笑いが止まらなくなってしまい、このシチュエーションを創り出した監督・脚本・ハーバート・ロム、ピーター・セラーズは天才だなぁと思いながら、正にお腹を抱えながら笑ってしまい、お腹が痛くて痛くて・・。

その全てをお話ししたいのですが・・・。観る方のために黙っておきます!

 

レンタルビデオ全盛期の1990年からしばらくの間、レンタルビデオ店に行けば「ピンクパンサーシリーズ」は容易に借りられたのですが、時代がDVDレンタルの時代に切り替わった辺りから、このシリーズの作品はなかなかお目にかかることが出来なくなってしまいました。

 

しかしながらです。時は2024年。時代はデジタルビデオストリーミング時代となっており、ここにきてようやく、このシリーズが配信という形で観ることが出来るようになりました。最近はamazon プライムで観ることが出来るので、私は嬉しくてしかたがありません。2024年1月現在、観ることが出来ない作品(パート2)もありますが・・。

ドタバタコメディがお好きという方々は、是非とも、製作年度の順番に観ていってください。その方がドレフュス署長の精神が病んでいくさまが分かりますので・・・・。

みなさんにこの映画シリーズが如何に面白いのかを力説して、みなさんにもこの映画でお腹を抱えて笑って頂きたい。

※これはあくまでのハチャメチャコメディ映画のお話しでございますので!あしからず!!