どうも「映画/健康雑談」の高岡です!
最近、コロナで公開が延期になっていた映画が続々と公開されてきて、自分の心の中で「待ちに待った」というフレーズがちょいちょいリフレインされる今日この頃なのであります。
Sabine Langeによるpixabayからの画像
「シン・ゴジラ」を観に行った時も、いいおっさんがワクワクしながら映画館に行ってしまったのですが、今回はそれに更に輪をかけるほど、気分アゲアゲの状態で「シン・ウルトラマン」を観に行ってきました。 公開初日、地元さいたま県内の某映画館の昼間上映2回目の回に行ってきたのですが、私の予想よりも多くの人が劇場に来ていました。客層は20代から70代までと幅広く、やはり86%位が男性のお客さんでしたね。
製作:庵野秀明、監督:樋口真嗣という「シン・ゴジラ」の製作陣が新たに取り組んだ日本のヒーローのリブート作品な訳ですが、本編を観てきた今の私の感想は「もう満足・満足・大満足!!」なのであります。満点ではありませんが高得点をつけている理由は、色々あるのですが、その大きな要因としては斎藤工さん、西島秀俊さんといった日本を代表する役者陣が本物の演技でこの「空想特撮映画」に挑んでくれているところなのであります。中でも長澤まさみさんは画面いっぱいに大活躍してくれているのであります。観た方々には私が言いたいことが分かって頂けていると思います!!
「シン・ウルトラマン」のウルトラマンには今まで普通に胸にあった「カラータイマー」がありません。「カラータイマー」は3分間しか地球上で活躍出来ないという「最初のテレビ放送時の基本設定」であったものですから「3分間しか活躍出来ない」という「基本設定」を取っ払ってしまうには「カラータイマー」を失くしてしまえば良いと考えたのだとしたら、その「目のつけどころ」は流石だと思います。そもそもこの「カラータイマー」は「一話30分」の番組を製作する上で、その製作予算額を抑えるために設けられたものなわけです。30分というテレビ番組の中で毎回必ずウルトラマンと怪獣が戦うシーンがあるわけで、破壊されることになる「町」はミニチュアで造ることになるわけですが、仮にウルトラマンが怪獣を倒すのに時間無制限で丸一日(24時間)中、闘うことがあったとしたら、その破壊される町・ビルといったミニチュアを24時間分用意しなければならなくなります。それを創るお金のことを考えると幾ら製作費があっても足りないという事になってしまいます。ですから一話の製作費を抑えるという考えから「ウルトラマン」の活動出来る時間を「3分間」と決めてしまえば、ミニチュアの作る範囲を限定することが出来てしまうわけです。今、考えると、この節約に関する「着想」が「カラータイマー」に繋がっていき物語の中に組み入れられたわけですからクリエイターたちの「真剣な着想・アイデア」が「貴重な副産物」を生み出すのだという「素晴らしい例」として記憶しておきたいところであります!!
以下はYouTubeにある「シン・ウルトラマン」の公式予告編の映像になります!
今回の本編の出来には満足なのですが、もっと欲を言えば、というよりも自分の好みの話しになってしまうのですが、「ストーリー」の大すじや映像は「大満足」で本当に製作に関わっているスタッフ・役者陣には「大きな拍手」をお送りしてしまうのですが、満点でない=減点分は、ただ単に私の好きなレギュラー怪獣・宇宙人が出ていないという事だけなので本当は「満点」だったりするのです。
2時間という「映画本編」枠内にテレビ版の全ての要素を組み入れることは不可能なことは分かってはいるのですが、おそらくこれが「3部作」であり、その最初の一作目だとしたら「満点」なのですが、これ一作で終了ということでしょうから自分の好みの要素をもっと取り入れて欲しかったなぁ~というところなのです。ですから、私の感想は、先ほども言いましたが、
「満足・満足・大満足!!」
なのであります!
====================================
本編を観ながら考えてしまったのですが、もしも本当に日本のどこかに狂暴な巨大生物が出現したとしたら、日本はその巨大生物にどう対応していくのでしょうか?
私と同世代の60歳より若い世代の人たちはみんな「ウルトラマン」「ウルトラセブン」から続いている「ウルトラ兄弟」から「ティガ、ダイナ、ガイア」世代がいて、最近のウルトラマンのニュージェネレーションへと続いてきているわけですが、私が今、心配しているのは
「ウルトラマンへの依存心が当たり前になってしまっているということはないだろうか?」ということなんです。
「怪獣が出現したらウルトラマンが助けに来てくれる!そうに違いない!」
そう思い続けて「現実の世界には存在しないウルトラマンを待ち続けて」気づいたらその怪獣はもう目の前まで来ている、そんなことになってしまうんじゃないのか。我々日本人男子は「ウルトラマン」は現実にはおらず自分の町に巨大生物が現れたら、どうするのか?どうすべきなのか?どう闘うべきなのか?
2022年の今、自分の中でよく考えておくべき時なのではないでしょうか?
====================================
昨日の初日は普通の映画スクリーンで「シン・ウルトラマン」を観てきたのですが、次回はリピーターとして出来るものならばIMAXの劇場に出かけていきたいのでありま~す!!