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【映画100】「スーパーマン:マン・オブ・スティール」の中の「入植」という言葉にとても考えさせられます!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!

私は60年前にこの世に生まれてきたわけですが、もう生まれてきた時にはDCコミックの漫画として「スーパーマン」が1930年代に発行されており、そのキャラクターはしっかりと確立されていて、アメリカでは1950年代にはもうテレビドラマがスタートしていました。確か白黒の番組だったと記憶しています。

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hudsoncraftedによるPixabayからの画像

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そして、高校生の時にクリストファー・リーブ主演、リチャード・ドナーが監督した「スーパーマン」(78)が劇場公開されて勇んで映画館に出かけていきジョン・ウィリアムズが作曲したテーマ曲に乗って大画面に映し出されたオーニングのフライングロゴに物凄く興奮したことを昨日のことのように覚えています。

現実の世界では存在しえない赤いマントをひるがえし「空を飛ぶ男:スーパーマン」。その姿に完全に心を奪われていた時期がありましたね。青春時代に観たクリストファー・リーブが演じたスーパーマンこそが真の「スーパーマンなのだ」という思い入れは強かったかもしれません。

コンピューター・グラフィックスの技術が用いられ製作された2013年版のスーパーマン映画は主演がヘンリー・カヴィル、監督がザック・スナイダー。

「マン・オブ・スティール」は、スーパーマンの空を飛ぶスピードや敵キャラのゾッド将軍たちとの闘いのシーンの速度があまりにも早すぎたので、それが返って興ざめしてしまい、現実味を感じることが出来なかったりで、私は当時、正直、素直に作品を楽しむことが出来ませんでした。

でも、今回、この2022年に、この作品を見直してみると、あらゆる面でスーパーマンやゾッド将軍らが発するセリフのその一つ一つに色々と考えさせられてしまいました。

「スーパーマン=カル・エル=クラーク・ケント」は、もともとは宇宙の彼方にある「クリプトン」という惑星からやってきた宇宙人です。クリプトンは惑星自体の寿命が尽きて滅んでしまいます。スーパーマンの実の親であるジョー・エルとララのクリプトン星人の両親は、生まれて間もない自分たちの子供を宇宙艇に乗せて、進路を地球に向けて発進させます。時を同じくしてゾッド将軍とその一味は元老院への反逆罪でファントムゾーンに幽閉されることになります。ゾッド将軍とジョー・エルはもともとは友人だったのですが、ゾッド将軍のやり方に納得出来なかったジョー・エルは反目しあうことになり、それが原因となりゾッド将軍によって命を奪われることになってしまいます。

この「クリプトン」という惑星は近く滅びるという運命だということが分かっていたからこそクリプトン星の人達は自分たちが入植して移り住める新たなる星を探し求めていました。ですが、移り住むに適した星を見つけ出す前にクリプトンは滅んでしまったのです。

クリプトンが滅ぶとともにファントム・ゾーンに幽閉されていたゾッド将軍と彼の一味もその空間から解放され、スーパーマン=カル・エルのいる地球へとやってきます。彼らの目的は、クリプトン星の住民10億人分の生命データが格納された筈の「コーデック」なるものを探し出すことにありました。ゾッド将軍と彼の一味はその「コーデック」なるものを手にいれて地球の環境のすべてを「クリプトン化」して、そして、コーデックの中にある10億人分ものクリプトン人の生命データを解放し地球を新たなるクリプトン人の星にしようと目論んでいたのです。そのコーデックの中の10億人分ものクリプトン人の生命データがどこにあるのかが物語の一つの鍵になっているのですが、それは映画を観てのお楽しみということにして・・。

中盤から後半にかけては皆さんのご想像通り「スーパーマン VS ゾッド将軍の一団」の闘いとなっていくわけですが、気になったセリフのあれこれを以下に抜粋してみたいと思います。

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映画の冒頭、後数週間で滅びようとしている惑星クリプトンでのスーパーマンの本当の父ジョー・エルがかつての友人だが、もはやクリプトンの元老院のメンバーたちの粛清をし始めたゾッド将軍に向けて言い放った言葉。

「おまえは同胞に剣を向けた。もはや (お前は)友ではない。ただの怪物だ!」

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ゾッド将軍たちを乗せた宇宙艇が地球にやってきて地球規模で電波ジャックを行い、地球人に対してただちに地球人の中に紛れて暮らしている「カル・エル」というクリプトン人の引き渡しを要求してきます。その翌朝「カル・エル=クラーク・ケント」は自ら投降すべきかどうか迷い教会の神父さんのところを訪ねて以下の発言をします。

「夕べの宇宙船が捜しているのは僕なんです。あのゾッド将軍は僕が降伏しても立ち去るとは限らない。だが地球を救える可能性に賭けるべきでしょうか?ゾッドは信頼できない。問題は地球人も信頼できないことです。」

この映画が公開された2013年当時、このセリフに何も感じることはなかったのですが、2022年の今このセリフを聞くと、特に最後の問題は地球人も信頼できないことです。」の所はただただ「絶句」もので彼に返す言葉がありません。

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ゾッド将軍たちを乗せて地球にやってきた宇宙艇は地球の内部に特殊な波動を発生させて地球の内部から微粒子・大気・環境その全てにおける「クリプトン化」を開始します。この「クリプトン化」の作業が完了してしまうと、もはや地球人は地球上の新しい環境に対応出来ずに滅びてしまうことになります。

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ゾッド将軍の女性部下がスーパーマンとの戦闘中に投げつけた言葉。

「お前が一人救えば、我々は100万滅ぼす」

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スーパーマンと地球人・軍人部隊の協闘により地球の「クリプトン化」を阻止することになり「地球のクリプトン化という目論見」を断たれて成す術を失ったゾッド将軍はスーパーマンに向かって以下のように言い放ちます。

「お前は同胞よりも地球人を選んだ」

「私はクリプトンを守るために存在する。生まれた理由はただそれだけだ。」

「いかに暴力的で残酷に振る舞おうとー、それはすべて同胞のためだった」

「だがもはや守るべき民はいない。わが魂、それをお前は私から奪ったのだ。お前が大好きな人類を1人ずつ奪ってやる。」

 

そう言うゾッド将軍に対してスーパーマンが怒りの一言「怪物め」

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2013年度公開の「マン・オブ・スティール」でゾッド将軍から地球と地球人を守ってくれたスーパーマン。

しかしながら、その続編となる「バッドマン対スーパーマン」(2016)ではスーパーマンの持つ強大なる力が人類の存在を脅かす存在と考えられてしまうのです。なんとも皮肉なものです!