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【雑談85:映画03 】究極の独りぼっち映画「オデッセイ」生きる元気をもらえます!!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です。還暦+2です。

去年の秋口から高校生に向けてブログを発信しています。特に「高校2年生」に向けて【にほんブログ村】では、「高校生」というカテゴリーに参加していますが、3月末には「高校2年生部門」カテゴリーからは離れようと思っています!そこで今の高校生たちに観てもらいたい作品をそれまでに数多く紹介しておきたいと思います。

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今日おすすめする作品は、究極の「ひとりぼっち映画」であるマット・デイモンの主演作「オデッセイ」(原題はTHE MARTIAN)です。

【あらすじ】仲間たちとともに火星での探査ミッションを行っていたワトニー(マット・デイモン)であったが思いもよらむ大きな砂嵐が火星表面で起こってしまい、彼らの基地を吹き飛ばすであろうと警告されてしまいます。急遽、火星表面から離脱して宇宙船に乗り込んで避難せざるをえない状況になってしまいます。そして避難する途中でワトニーは吹き飛ばされて仲間たちからは命を落してしまったと思われてしまいます。それ故、仲間たちは地球を目指して帰還してしまいます。しかし彼は奇跡的に生きており火星にたった一人で取り残されてしまうのです。地球から7528万キロも離れている火星。次に地球から火星に有人の探査船がやって来ることのは4年後。それまでたった一人で火星上で暮らさざるえない状況となり食料に限りがある中、彼は地球に生還出来るのか?

主人公のワトニー(マット・デイモン)は正に彼以外誰もいない火星でたった一人の孤独の時間を過ごすことになります。まずは生きて行くための食糧をどうするのか?という問題にぶちあたります。人間は食べなければ生きていけませんから。

以下はYouTubeからの映画「オデッセイ」の予告編です!


映画『オデッセイ』予告編

この映画を観ていると「火星に一人取り残されて食料も底をついてしまう状況」を疑似体験するようなところがあるので、そんな極限の状況に比べたら、数年前まで、地球上で世界中の人達と一緒にコロナと闘っていましたが、ひとりぼっちで火星や月に放り出されることに比べたら遥かに心強いという気させられる映画です。(私は知り合い3人をコロナで亡くしているので、コロナが重症化すると恐い病気なのだとは認識しています)

 この作品の監督は「エイリアン」(79)、「ブレードランナー」(82)、「テルマ&ルイーズ」(91)「プロメテウス」(2012)などを手掛けてきた巨匠リドリー・スコットです。いつも現実的でシニカルな展開が好きな彼なのに、この作品はやたらとポジティブなストーリーになっています。彼にしては本当に珍しい作品だと思います。だからこそ私はこの作品が好きなのですが。

この作品はアメリカで2015年10月、日本で2016年の1月に劇場公開されており、第88回アカデミー賞では7部門でノミネートされました。ただし前回ご紹介した「シービスケット」同様、まったく受賞することが出来ませんでした。この年の最大のライバルは「マッドマックス 怒りのデス・ロード」でした。この作品が賞を総ナメにしてしまったからです。確かに「マッドマックス」も物凄い究極のカーアクション作品でした。10部門でノミネートされて6部門で賞を獲得したのも頷けるほど出色の出来ばえの作品でした。

映画のラスト、エンドクレジットが流れ出すとグロリア・ゲイナー(女性シンガー)の「I will survive」という曲が流れてきます。この曲が実にいいタイミングで使われているんです。映画館でこの曲を聞いた時、とても爽快な気分になりました。

ちなみに月までの距離は38万キロで1969年にアポロ11号が月に行った時は102時間(4日と6時間)で到着したのだそうです。それが火星ともなると地球から火星まで片道250日、約8ケ月も宇宙空間を旅しないと到着しないことになります。更に地球に戻ってくることを考えると往復に要する時間は3年近くになってしまいます!

あきらめなければ人は何度でも立ち上がれる!映画「オデッセイ」はこのことをとても強く教えてくれています。あなたの心にお薦めの一作です。是非、時間を取ってじっくりとご覧になってください!