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【映画111】「ジュラシック・ワールド 新たなる支配者」が「拡散」:驚きましたし楽しみました!そして名残り惜しいです!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!

昨日、公開日初日に「ジュラシックワールド 新たなる支配者」を鑑賞をすることが出来ました。いや~~、冒頭から驚きましたし、十分過ぎるほど全編見どころ満載で楽しめます。30年間観続けてきただけに、やっぱりこれが最後だと思うと名残り惜しいのであります。この作品、おそらく世界中で大ヒットすること間違いないでしょう。そう思う理由をあとでお話しします。

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Peter FisherによるPixabayからの画像

記念すべき「ジュラシックパーク」の第1作目からおよそ30年。サム・ニール(74)、ローダ・ダーン(55)、ジェフ・ゴールドブラム(69)、「新作」にはシリーズの前半の3作で活躍したこの3人が揃っているからこそのアンサンブルが楽しめます。一人でもかけていたら観ていた時に、きっと寂しさを感じてしまったに違いありません。このお三方、みなさん、お若いので余計なことを考えることなく以前の役のままの彼らとしてすぐに受け入れることが出来ました。この3人は新作でも大活躍してくれていますよ。欠けているとすると第1作目と2作目に出演していた「ジュラシックパーク」の発案者・創設者の一人、ジョン・ハモンドを演じたリチャード・アッテンボロー氏ですかね。彼は2014年に90歳で亡くなっているので出演していません。

リチャード・アッテンボロー氏は、役者としても活躍していたようですが、私たちの世代としては彼は名監督として認知されていました。彼が1982年に監督した「ガンジー」で彼はアカデミー賞の「監督賞」を受賞しています。イギリス・インド合作の映画「ガンジー」は第55回のアカデミー賞で11部門でノミネートされて「作品賞」「主演男優賞」などを含む8部門で受賞しています。その他に「コーラスライン」、ロバート・ダウニー・JRが主演をした「チャーリー」なども彼の監督作品です。

ちょっと横道にそれますが、この第55回のアカデミー賞で「作品賞」は「ガンジー」が受賞したわけですが、他のノミネート作品をみていると「評決」「トッツィー」「ミッシング」そして、なんとスピルバーグの「E.T.」がライバルだったのです。「E.T.」自体は9部門でノミネートされて4部門受賞しています。この4部門の中にジョン・ウィリアムズの「作曲賞」が含まれていますが、これは誰もが頷ける受賞と言えるでしょう。

「ジュラシックパーク」のテーマ曲は、もちろん、スピルバーグの作品にはなくてはならないジョン・ウィリアムズ氏が「作曲」を手がけていて、世界中の人たちがこの映画の「テーマ曲」を聞くとすぐに「首が長くて大きな恐竜」の姿を想像してしまうのではないでしょうか?でも、この「ジュラシックパーク」の音楽はアカデミー賞でノミネートすらされていないのですよ。「ええ?」と思っていたのですが、その年に受賞したのがジョン・ウィリアムズの「シンドラーのリスト」だったので、これはこれで納得してしまいました! 

ちなみに過去6作の中、ジョン・ウィリアムズは第1作目と2作目のみを担当しています。3作目は、ドン・デイビスが引き継ぎました。そして「ジュラシックワールド」3部作はマイケル・ジアッチーノが担当しています。私はオーケストラの楽器のことは素人なのでよく分からないのですが、ジョン・ウィリアムズはこのパート1ではホルンをうまく使っていたように思います。でもジアッチーノは恐竜とのスピーディーなアクションが多いからなのか、あまりホルンの音が聞こえてこないような気がしています。

 

マイケル・ジアッチーノ は「Mr.インクレディブル」、「レミーのおいしいレストラン」といったピクサー作品を担当して「カールじいさんの空飛ぶ家」ではアカデミー賞とグラミー賞を受賞しています。

 

過去5年間の実績をみても素晴らしいものがあります。2017年「スパイダーマン:ホームカミング」、2018年「インクレディブル・ファミリー」、2019年「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」、2021年「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」、2022年「ザ・バットマン」 

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さてさて今日観てきた「新たなる支配者」の話しをしましょう。本作品は冒頭から度肝を抜かれてしまいますヨ~。ここからは、ネタバレにならないように気をつけながら「新作」のお話しをしたいと思いますが、勘のイイ人にはもしかすると「おおよそラスト」が読めてしまうかもしれないので「勘のイイ方」は、ここで読むのを止めて頂き「新たなる支配者」鑑賞後にこのブログへ戻って来て頂いた方がいいかと思います。

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新作の冒頭に、前作の「炎の王国」の後、世界がどういう状態になっているのかをうま~く紹介してくれているので仮に前作を見ていなくても、あるいは忘れていたとしても、ある程度、状況を認識して、あるいは思い出して、新作を楽しむことが出来ます。昨晩、日本テレビで「炎の王国」が放送されていましたが、新作をより楽しむためにはやはり「炎の王国」はもちろんのこと、過去の作品を観てから劇場に足を運んだ方がより「新作」を楽しむことが出来ますねぇ。

先程、このブログの最初に、この「新作」は世界中で「大ヒット」になるだろうと書きましたが、その理由は、映画が始まり、前作の後の「世界の状況」を語る冒頭の説明の中で「恐竜が世界中に拡散している」という内容の表現があるのです。(「拡散」という単語が使用されていたかどうか、記憶があいまいなのですが・)「うん?」、過去数年間、日本人ばかりでなく世界中の人々が、耳にタコが出来るほど、この「拡散」というワードを聞いてきました。そうです「新型コロナ」のウィルスが「世界中に拡散」してしまい世界中の人々がマスクをする・しないで騒然となった時期もあったわけです。

その「拡散」なのですが、今回この新作映画では「恐竜たちが世界に放たれてしまい、拡散している」ところから映画がスタートしていきます。「新型コロナ」のウィルスが完全に収束していない中、この映画が公開されました。スピルバーグという人はたえず世の中、社会全体に対して、人類の歩んでいく未来への提言として映画製作をしているところがありますよね。主題は「宇宙人・円盤」「鮫」「戦争」「争いと愛」「恐竜」「A.I.」「VR」などなど様々ではありますが・・・。

今回も地球の陸上で暮らす人類全体が興味を持たざるをえない、また現実世界でもしばし起こってしまっている「野生生物」たちとの垣根のない生活。先日、日本でも「サル」が地域住民を襲うという事件がありました。そして、その人に危害を加えた「サル」は殺傷処分という事になったという報道がありましたね。「熊」の出没も多くなってきています。

この地続きの世界に「拡散されてしまい生命を危機に追い込むかもしれない未知の生物・病気・マシーン」。

 

この地続きの世界に暮らす人類にとって、そのどれもが共通の恐怖であり、それこそ協力して立ち向かっていかなければならない事象であったりします。だからこそ「人類共通の関心ごと」は今まで以上に世界中の人々の「関心というアンテナ」にひっかかってくることになるでしょう。そういった理由から、この映画は世界中の人々の関心を引いて、どの国に於いても「大ヒット」することになると思います。

しかしながら、一方で、この現実の世界で「未知のもの」でない、我々の旧知の仲間の筈である人類が「争いごと」をしています。21世紀を迎えているというのに。

 

この映画は、21世紀の「新型コロナ」が蔓延している今だからこそ「人類共通の難題」に立ち向かう人類全体の姿勢を考えるに相応しい教材のような気がします。

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私は、子供の頃、よくイナゴの佃煮を食べていました。でもこの「新たなる支配者」を観てしまった今、美味しいことは分かっていても、しばしの間、遠慮してしまうことになると思います。映画をご覧頂いた方々には頷いて頂けることでしょう!