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【映画024】1993年に公開された「ジュラシック・パーク」の思い出! 

おはようございます!「映画/健康雑談」の高岡です!

仕事の関係で1992年からおよそ3年半の間、ロサンゼルスで暮らしていたことがあるのですが、1992年の秋の夜「ユニバーサルスタジオ・ハリウッド」ハロウィンナイトに行ったことがあります。その晩の夜8時過ぎ、スタジオ内の敷地内を巡るライドに乗っている時、ガイドさんが「この奥の大きなスタジオの中でピルバーグが皆を『あっ』と言わせる「恐竜」の映画を創っているそうですよ~。」という話しをしていました。そして、その翌年1993年に「ジュラシック・パーク/ワールド」シリーズの正に第1弾「ジュラシック・パーク」が公開されたのでした。 今からおよそ30年も前のことなのですねぇ~。

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Peter FisherによるPixabayからの画像

大好きなスピルバーグの新作である「ジュラシック・パーク」なる新作を、折角、ロサンゼルスで観るチャンスなのだから、普通のシネコンではなくて、やはりハリウッド通りにある映画館で観た~いと思い、はやる気持ちを抑えつつ公開劇場に出かけて行ったら、さすがはスピルバーグの新作だなぁと思いました。チケットを買って席が決まっているはずなのに、なぜかもう列が出来ていたのでありますよ。なんだか、家族付れも多くのカップルや男の友達5,6人で一緒に見に来ているグループなど、みんな、ワクワク、キャッキャ言いながら待っているのが分かりました。

その時期のロサンゼルスは町を車で走っていると町のあらゆるところに「ジュラシックパーク」のポスターやどデカイ看板が掲出されていました。町の本屋にいくと「ジュラシック・パーク」関係の書籍や「恐竜」に関する書籍が数多く陳列されていて、おもちゃ屋には恐竜グッズが溢れていましたし、テレビのCMでも結構、恐竜が使われていました。

実際、映画を観てみると、最初の上映だったからなのかどうかは分かりませんが、映像が物凄くクリアで綺麗だったのですが、音がデカくて私には心臓によくありませんでした。恐竜が出てくるシーンでのアメリカ人の反応は日本人の比ではないので物凄い盛り上がり方で恐いシーンでは館内のあちらこちらで悲鳴が上がっていました。

スピルバーグという人は観客を喜ばすことが本当に好きなのでしょう。この「ジュラシックパーク」の製作が進み出したばかりの頃のスピルバーグのアイデアは、登場してくる恐竜たちのそのほとんどを「アニマトロニクス」という実物大の恐竜の模型を空気圧を利用して動かす技術をメインに映画を創り上げていく予定にしていました。おそらくスピルバーグは映画「E.T.」の撮影の中で結構この技術を使用していたに違いありません。E.T. の顔の表情であるとか、E.T. の首が伸びるところなどのシーンでこの技術を使用して、実績もあったので、スピルバーグは「ET」を「恐竜」に置き換えれば「恐竜パニック映画も活けるでぇ!」と思ったに違いありません。(関西弁ではなかったとは思いますが・・)

ですが・ですが。そこに、あるCGのチームがスピルバーグのところにやってきて、自分達のCG=コンピューターグラフィック技術を使って恐竜を描けばより時間を短縮出来るし、よりリアルな恐竜を映画の中に出現させることが出来ると言ってきたのです。すでにある程度、アニマトロニクスでの撮影が始まった段階だったのですが、スピルバーグは彼らが見せてきたコンピューターグラフィックスによって描いた「恐竜」の映像を見た途端、これは自分が描きたいものに近いものだとすぐに察知したようで「アニマトロニクス」だけでなく「コンピューターグラフィックス」によるリアル感のある恐竜の映像をより多く取り入れることにしたのであります。その時点でのスピルバーグといえば「ジョーズ」「未知との遭遇」「レイダーズ」「E.T.」と大ヒットを連発してヒットメーカーとしての地位は確立していましたから、人によっては「プライド」が邪魔をし出して自分の予定に固執する人もいたりするのですが、スピルバーグという人は「予定」というものに囚われずに、常に「観客は『何』を求めているのか?」「観客が喜ぶものは何なのか?」という目線で見ているので「新しくて実績がなくても、その中身・内容物が”本物”だ」と見抜けば、それを取り入れることが出来るのです。実際「アニマトロニクス」と「パペット技術」「静止画の連続撮影」などで対応しようと考えていたシーンの多くがCGに切り替わっていったのだそうです。

その頃、CGを用いた作品として1991年に「ターミーネーター2」が公開されていてロバート・パトリック演じる未来からやってきたT-1000というロボットがドロっとした銀色の水銀のような物質から人間の姿/警官へ変形していくというCG=コンピューターグラフィックスで描かれたシーンの登場は、当時「衝撃」以外の何者でもありませんでした。そして、この作品は次の年のアカデミー賞では最優秀視覚効果賞を受賞しました。

そういったCGを取り囲む時代の潮流もありスピルバーグ自身も自分の新作映画の中でCGを多用していくことを決めていったです。

次回の【映画025】はこのブログの続きになります!!

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