映画と健康/雑談で心ほぐし

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【雑談048】香港の水上レストランの末路 & 「三百六十五歩のマーチ」

どうも「映画/健康雑談」の高岡です

私、昨年、還暦(60歳)になった訳ですが、それまでのサラリーマン人生30年間でお金を払う立場のバイヤー歴15年」「お金を頂く立場の営業歴が15年」。ですからお金を払う立場、頂く立ち場の両方を半々経験してきたことになります。

DESALBによるPixabayからの画像

おとといの朝「牛丼屋」さんで朝の定職を食べながら店内のテレビを見ていたら一時期・香港でとても人気のあった水上・中華料理店「ジャンボ・JUMBO」がコロナ禍で大きな赤字を出してしまい2020年には全従業員を解雇して営業をストップしていたと報じていました。この水上のレストランは1976年に営業がスタートして1990年代に黄金期を迎えて、エリザベス女王やトム・クルーズも訪れたことがあるそうで、それほどの輝かしい歴史をもっていた水上の豪華中華料理店が6月20日にタグボート?に引かれて沖合に出て行ていきましたが、途中、店内(船内?)に海水が浸水し、そして水深1000メートルの南シナ海の海底に沈没してしまったとのこと。

このニュースを観ながら「そういえば、自分もこのレストランに二度行ったことがあったなぁ」と思い出しました。このレストランが正に輝いていた時代、このレストランは海上に浮かんでいたので岸から小さめのボートでお店までいくのです。こんな凝った趣向のお出迎えがあるレストランは、後にも先にも、この香港の「JUMBO」だけしか行ったことがありません。ボートがレストランに到着すると、夜などは海上なので船全体のイルミネーションがくっきりはっきりと輝いてみえて、それはそれはとてもゴージャスな雰囲気が漂い、美しかったのであります。船の中は、それこそ、映画のセットばりのゴージャスさでノスタルジ—感溢れる空間が広がっていましたねぇ。しかも注文して出てくる料理がどれもとても味も美味しかったのです。

あの日の晩、香港の海上で確かに輝いていた水上レストラン「JUMBO」がその役目を終えて海底に沈んでしまったと聞くと、お店の「全盛期」に2度訪れたことがある身の私としてはという四字熟語が頭に浮かんでしまいました

「世の中すべての人や物事には繁栄と衰退がある」

という意味のこの四字熟語ですが、その後のニュースなどを見ていると世界中の旅行者やビジネスマンだけでなく、やはり地元の香港の人たちからも「幼い日に家族で行ったことがある思い出のレストランでした」という声がいくつもあって、香港の人たちからも熱く(厚く)愛されていたのだなぁと感じました。

我々レストランを利用する側の人間からすると「ああいうレストランはあった方がいいのになぁ」と簡単に思ってしまいますが、経営者からすると「コロナ禍」のような難局が訪れてしまうと、お客様の来店がストップしてしまう訳で「レストラン維持」は難しくなってしまいますよね。

60年生きてきて思うのです、2020年あたり、つまりは「コロナ」が世界中に拡散したあたりから、それまでの「常識」「当たり前」がそうではなくなってしまったなぁ~~と。てっきり21世紀の今、すんなり人類は宇宙をめざしていくのだろうなぁと思っていたのですが、実際はそうではなく、地球上では前世紀のような「争い」が起こってしまいました。残念です。

もう50年以上前の曲になりますが、冒頭から水前寺清子さんの「ワンツーワンツー」という歌声が聞こえてくる「三百六十五歩のマーチ」という曲(1968年)があります。その曲の中に

「一日一歩 三日で三歩

 三歩進んで 二歩さがる」

という歌詞があって当時の大人たちばかりかこどもたちまでもが「人生、すべて思った通りすんなりといくものじゃないのだ、頑張っても、何かあって、2歩さがってしまう可能性はあるのだ」と思ったことがありましたよね。この曲が流行っていた頃は、まさに「昭和の時代」の真っただ中でした。あの時代から50年以上たち、時代は21世紀に突入していますが「コロナや戦争」そして「世界に広がる物価高」という事態をみていると、いつの時代も「人類」は同じようなことを繰り返しているのだなぁとため息まじりに、今日も「ニュース」を見てしまうのであります。

「三百六十五歩のマーチ」の後半には以下のような歌詞があります。

「人生はワン・ツー・パンチ

 歩みを止めずに 夢みよう

 千里の道も一歩からはじまる

 ことを 信じよう」

50年以上も前の曲の歌詞なのに心にぐっと来ませんか?