映画と健康/雑談で心ほぐし

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【雑談036】日本料理「てんぷら」何故このような名前がついたの?「天」&「ぷら」って何?

どうも「映画/健康雑談」の高岡です。

私はこのブログで自分の【健康】についても書かせてもらっています。ですから、やはり「肥満」という言葉にもかなり敏感に反応してしまいます。動脈硬化も気にはしているのでコレステロールを溜め込まないようにと日頃から気をつけるようにはしています。

 

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ですが、ですが。出来るだけ控えなければいけないと分かってはいるものの、何だかんだと理由をつけては食べてしまうのが「揚げ物」なのです。

 

前にブログにも書いたのですが、お蕎麦の中に「ルチン」という成分があって、これが毛細血管を強くする作用があるということで、以前、眼底の毛細血管が破れて「眼底出血」したことがある私としては、進んで「お蕎麦」を食べるようにしています。町のお蕎麦屋さんに入るとどうしても食べたくなってしまうのが天ぷらの盛り合わせ付きの「天ざる蕎麦」なのであります。今日は【健康】に関するブログではないので摂取すべき「油」に関してはまた別途、書くことにさせて頂きます。

 

今日は、ちょっと気になった「天ぷら」という料理の名前の由来に関して書きたいと思います。

 

そもそもこの「天ぷら」という和食は「何がどうなって『てんぷら』と呼ばれるようになったのでしょう?」

 

天ぷらの名前の由来には、諸説いろいろあるのですが、室町時代に日本に持ち込まれた料理で、語源にはポルトガル語で「調理」を意味する「tempero」、スペイン語で「天上の日」を意味する「templo」があり「tempelo」➡「tempula」になったらしく「てんぷら」の「テン」は当て字として「天」が使われるようになり、「ぷら」に関しては、こじつけのようなのですが「ぷ」は「小麦粉」を表す「麩」が、「ら」については「薄い」という意味の「羅」が当てられて「てんぷら」は「天麩羅」と表現するようになったのです。でも今回ネットで検索をかけるとヒットするのは「天ぷら」と「ひらがな」が入っているものがほとんどでした。

 

「天ぷら」は日本古来からあるオリジナルの料理なのだとばかり思っていたのですが、もともとは外国から来た料理だったのですね。

 

そういえば以前見たテレビ番組「この差って何ですか?」(製作:TBS、MC : 加藤浩次、川田裕美  2018.10.23.放送分)でお寿司のことを特集していた回で「サバの押し寿司」である「ばってら寿司」がどうして「サバ押し寿司」と呼ばずに「ばってら」と呼ぶようになったのか?を解説してくれていました。

「サバ寿司」自体は江戸時代からあったのですが「サバ寿司」誕生から100年以上がたった明治24年に「バッテラ寿司」が誕生しました。しかし、この最初の「バッテラ寿司」は「サバ」を使ったお寿司ではなかったのです。この頃、ある漁師さんが「コノシロ」という魚があまりにも取れすぎてしまったので、知り合いのお寿司屋さんに「沢山獲れてしまったので是非とも『寿司ネタ』にしてほしい。」と言ってやってきました。寿司屋の店主はうまい具合にそのネタを使った寿司を作ってみたところ、お客さまから「これは美味い」との高評価をえて注文が殺到してしまいます。しかし、一つ一つ手巻きだったので時間がかなりかかっていました。店主は何とかもっと効率よく握ることは出来ないものかと思案して、割いた「コノシロ」の形の木の型を作り、この型に「寿司めし」と「コノシロ」を入れて上から押すという方法で「お寿司」を作ったわけです。ですから最初の「バッテラ寿司」は「コノシロ」という魚で作られたのです。

 

この「バッテラ」という言葉ですが、実は「小舟」を意味するポルトガル語なのだそうです。「コノシロ寿司」はその形が「小舟」に似ていたことから「バッテラ寿司」と呼ばれるようになったのだそうです。安土桃山時代(1573年~1603年)の大阪の町は貿易目的のポルトガル人が数多く来日していて、日本の町中の川などにある「小舟」をみかけては「バッテーラ」と呼んでいたのだそうです。ただ私たちは「バッテラ寿司」というと「サバ」を使っているお寿司のことだと思っているのですが、これはどうしてなのか? 

実は「コノシロ」という魚が、急に獲れなくなって値段が高騰してしまい、一年を通じて安価で量を確保出来るサバが使われるようになったのだそうです。

 

てんぷら」も「バッテラ寿司」も、日本にもともとあった料理だとばかり思っていましたが、外国から入ってきたり、外国の言葉を拝借したりして「日本料理」化してしまった食べ物って結構あるものなんですね。