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【映画140】クロード・ルルーシュ監督の「男と女」という映画をご存知ですか?

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!

皆さんは、映画史上に輝く恋愛映画の傑作:クロード・ルルーシュ監督の「男と女」という作品をご存知ですか?出演は主演女優:アヌーク・エーメと主演男優:ジャン=ルイ・トランティニャンで日本では1966年の秋に劇場公開されました。もう今から57年も前のことです。

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                                     Sabine Langeによるpixabayからの画像

還暦を越えている私もまだ小学校一年になったか幼稚園の年長組だったので、劇場公開日に劇場にいることはありませんでした。

DVDのパッケージの裏側の冒頭には「あまりにも美しい、愛の物語。」とあります。

リアルタイムでこの映画を劇場で鑑賞することはありませんでしたが、小学生の時代から大人になるまでの間、フランシス・レイが作曲した、この映画のテーマ曲を、どれだけ多く耳にしてきたことでしょう。どんな曲だったかって?「ダーバダ、ダバダバダ、ダバダバダ。ウフ~ウ、ダバダバダ、ダバダバダ。」というフレーズだけで分かる人には分かっちゃうかな!

物語は、レーシングドライバーの男性、ジャン・ルイと映画の撮影時のタイムレコーダーの仕事をしている女性、アンヌが子供が通う学校が一緒だったことがきっかけで出会い、恋に落ちていく。そして・・・。

いつも思うことですが、名作と呼ばれる作品は、いい演出、俳優・女優による傑出した演技、そして、素晴らしい楽曲とメロディーが全編を通して流れているということですね。クロード・ルルーシュ監督の「男と女」はそういった意味で正に名作の条件をすべてクリアしていますね。そして、この映画の主演女優のアヌーク・エーメですが、大袈裟に聞こえるかもしれませんが、彼女は美女中の美女なのではないでしょうか?彼女の顔がアップになっているだけでヨーロッパ全土のファッションシーンのすべてを感じてしまう私です!

 

以下は、配給会社のDOMAさんとHappinetさんが共同で2016年にこの作品を再度、劇場公開なさった際の予告編がYouTubeに上がっていますので、ご紹介させて頂きます。

 


www.youtube.com

 

この作品が、フランスで公開されたのは1966年でクロード・ルルーシュ監督が30歳になる手前であり、カンヌ映画祭の最高の賞にあたる「パルムドール賞」とアメリカでは「アカデミー賞外国語映画賞」を受賞しました。この作品の成功により経済的にも潤うことが出来たクロード・ルルーシュ監督は、以後の作品に於いて、撮影資金を提供してもらう為にプロデューサーや大手映画会社におもねる必要がなくなり、自らが取組みたい企画を自分のペースで進めていける立場を手に入れることが出来たのです。

クロード・ルルーシュ監督は「男と女」にはやはり特別な思いがあるようで、

「男と女」1966年  

・「男と女Ⅱ」1986年 

・「男と女」リメイク・アメリカ版

「男と女 人生最良の日々」2019

この作品をシリーズ化して描いています。2019年度の 

「男と女 人生最良の日々」という作品はオリジナル版からかなり時を経てからの主人公ふたりの再会の物語であり、しかも、時を隔てて二人が再会する舞台が老人ホームであり、記憶を無くしかけたジャン・ルイの息子が、アンヌを探しあてて「どうか父に会いに行ってもらえませんか?」と懇願されたがゆえの訪問からのスタートです。

再びアンヌを演じているアヌーク・エーメは、撮影当時の年齢はおそらく86歳だと思われます。確かに、若き日々の輝くばかり美しさはないかもしれないけれど、彼女のファンであれば、彼女の気品のある女性として美しさを保ち続けてくれている姿に納得、頷くこと出来るのではないでしょうか。これは老年になってからの二人の物語なのですが、二人がかつて深く熱く愛しあった日々があったからこそ、二人の恋人時代を知るかつての観客たちは、二人の間にあった「愛」を知っていますから、その後の姿をさまざまな思いをもって見守ることが出来るのだと思います。

この二人の再会をどう観るかは、観客それぞれにより違うとは思いますが、私は、この二人の老年になって再会した姿から以下のようなことを学びました。

「人間、折角、この世に生まれてきたからには、胸が締め付けられる「恋焦がれる」というレベルの恋心という感情を味わえるように、自らが、自分自身が、心がけて、若かろうが、中年期であろうが、異性(同性という人もいるでしょう)に『恋』するように、自分自身の気持ちを持っていくということはとても大切なことなのだ!!」 

 

世の中には、恋愛期間を経て「恋愛結婚」をして、そして、数年後に「離婚」してしまうカップルが多くいると思います。その恋愛期間に感じることが出来た「相手」への「恋心」、離婚してしまうと忘れてしまいがちですが、私が離婚した時、叔母から「自分の好きな人と結婚することが出来ただけでも幸せなことじゃないの」と言われたことがあります。叔母は、生涯、独身です。