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【映画134】「ブルース・ブラザース」【ネタバレ注意】これってハチャメチャ映画のNO.1かもしれない!!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!還暦+1です!

2023年の年始のこの時期は、笑えて最高にイカす映画を観なおしてみたいと思います。まず、その第一作目の映画として今日は「ブルース・ブラザース」を取り上げてみます。ただ以下の作品紹介では、かなり内容について書いており、所謂【ネタバレ】になってしまっているので、まったく前知識なくこの作品をこれからご覧になるという方は、このブログを読むのをストップしてください。

「ブルース・ブラザース」のことなら何でもござれという方は、是非とも以下をお読みになっていただき、出来ればコメントをお寄せいただけると楽しいなぁなどと思ったりしております!

「映画を観て、こんなに笑ったのは、この映画が一番かもしれない」

と思う一本が1981年に公開された「ブルース・ブラザース」だったりするわけです。

【物語】は孤児院で育った刑務所帰りのジェイク(ジョン・ベルーシ)とその弟のエルウッド(ダン・エイクロイド)は自分たちが育った孤児院が経営難に陥っていることを知り、何とかしなくてはという気になります。そして、以前やっていたバンドのメンバーに召集をかけて、バンド活動で一儲けをして、その稼いだお金で孤児院を救おうと奮闘するさまを描いています。

後半からラストまでのハチャメチャぶりは、初めて観る人にとってはかなり想定外かもしれません。

「昔、見たけれど、もう一度見てみようかな?」と思っている貴方の為に、存分に楽しんで頂きたいので観る際のポイントを勝手に以下に列記させて頂きます。

①ジェイクを狙う謎の女 

映画の中盤あたりに幾度となく現れてはジェイクの命を執拗に付け狙う女性が出ます。この役を「スターウォーズ」でレイア姫を演じたキャリー・フィッシャーが演じているのですが、若くて可愛い!彼女がやることはすべてテロリスト並みの凄いことばかりなのです。おそらく彼女のジェイクを狙う幾つかの仕掛けによる巻き添えで大怪我を負ってしまう人がいるはずなのに、その「描き方」がうまくて、まるでそこだけ「ギャグ漫画の世界」にすっぽりと入ってしまっているかのようで、そのあり得ない光景はただただ「笑う」しかないのであります。「なんだよ、これ」という世界を創り出している事は、本当に凄いなぁと思います。おそらくこの「謎の女」は「元カノ」なのですが、あんな凄い「元カノ」だったら命が幾つあっても足りません!!

②カーチェイスのパトカーの数が多すぎ!映画のストーリー上「ブルース・ブルザース」の二人は色々な人達から追われる立ち場になってしまい車で町を走り抜けていくのですが、その二人を捕獲せんとパトカーが後を追うのですが、その数がどんどん増えていき、物凄い数のパトカーが彼らを追ってきます。おそらく映画史上、最高数のパトカーが出てくる映画なのではないでしょうか。その数と言ったら、現実の世界では絶対にありえないほどの凄まじさなのであります。ここでも「おいおい、なんだよ、これは」という世界を創り出しており、よくもまぁこれだけの数のパトカーを用意したものだと感心してしまいます。今の時代であればCGで簡単に書き足していけばいいかもしれませんが、この作品は40年も前の1980年代初頭の作品なので「よくぞ作ってくれました」と心底感心しつつ大笑いしてしまいます。

③前後のシーンのつじつまが合わない!!

怒涛のごとくもの凄い数のパトカーに追われるシーンで映画を観ている方の感覚も、その可笑しさに、感覚自体がやられてしまっているのか、DVDなどでよくよく見直してみると「これって前後のシーンが絶対繋がってないじゃん!」と思うシーンが幾つか出てきます。映画を観直す方のために詳述は避けますが、車の向きであったり、車が落ちる時の高さであったり、映画館で見ていると「あれ、これって少し前のシチュエーションと違うじゃん」というそのハチャメチャぶりは映画史に残るおそらく計算された「加減の良い曖昧さ!」であり、それこそがこの映画を最高に笑える作品にしてくれているところなのであります!!

④追手達の無駄なレベルアップぶり!

ラストが近づくにつれて二人を追う追手たちの数が増えてくるとともに、そのレベルも無駄にアップしていきます。いかれた二人組を追い詰めるだけのことなのに、SWATチームが来るは軍の兵士たちは到着するは、果てはヘリが数機、彼らが支払いのために訪れたビルの上を滑空するし、これこそ「ナンセンスギャグのるつぼ!」!!

⑤静と動の絶妙な対比!

支払いのために訪れたビルの11階のフロアにお目当ての部屋はあります。二人はエレベーターで11階に向かいます。ビルの外は先程、お話ししたように、警官やらSWATやら軍の兵士といった物凄い数の追手達が到着して、二人の後を追ってきます。その時のエレベーターの上がっていく速度が異常に遅いのです。これも「加減の良い曖昧さ!」であって、追われている立場である二人は、ドアに長椅子やロッカーでバリケートを作る時は慌てて作るのですが、それ以外の時は、まったくもって慌てていないのです。いたって「静」を装っています。片や追手たちはエレベーターでなく階段で二人の後を追うのですが、物凄い数の人たちがビルの階段を上っていきます。もうここもナンセンスの何物でもありません。ちなみに二人の支払いを受け取る事務所の職員をスティーブン・スピルバーグが演じています。

やはりジョン・ベルーシダン・エイクロイドという二人が演じる「ブルース・ブラザース」と、当時乗りに乗っていたジョン・ランディス監督の演出が冴えに冴えまくっていたからこそ最高に笑えるハチャメチャ映画が出来上がったわけで、そう簡単に「大傑作」は出来るものじゃないんだなぁと、この作品を見直してみて心底感じてしまうのであります!

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ジョン・ランディス様、ダン・エイクロイド様。こんなにも笑えて異空間を味あわせてくれて本当にありがとうございます!!

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そういえば、ジョン・ランディス監督とは1993年だったかロサンゼルスにあるビバリ―コネクションのビバリーセンター側の通りですれ違ったことがあるんですよ。どうしてあの時、握手をしてもらわなかったのだろう!後悔するくらいなら、思い切って、話しかければよかったなぁ~、悔しい~~~!!ジョン・ランディス監督ってマイケル・ジャクソンの「スリラー」も演出しているんですよね~~!!