どうも「映画/健康雑談」の高岡です!
前回、このブログでライアン・ゴズリング主演の「グレイマン」(スパイアクション映画)をご紹介しました。彼が主演した映画「ブレードランナー2049」のことを自分の別ブログに書いていたので、今回はその別ブログの内容を、こちら「映画/健康雑談」の方に転記させていただきます。
Sabine Langeによるpixabayからの画像
ハリソン・フォードが主演をした「ブレードランナー」でリドリー・スコット監督は人間とレプリカント(人造人間)との「争い」と「恋愛」について描きました。2017年に公開された「ブレードランナー 2049」ではリドリー・スコットは製作総指揮となりドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が新型レプリカントがブレードランナーとなり旧型レプリカントの捜索を行うという新たな展開とその新型レプリカント(人造人間)の恋愛とはどういったものなのかといった物語を創りだしてくれました。
私は基本、自分のことを二流人間(最近は三流以下かもしれないけれど・)だと思っているのですが、基本的に単純なので「ブレードランナー」も「ブレードランナー2049」も高額の製作費を投じて未来の世界を映像として具現化して見せてくれているものなので、とてもありがたいと思っています。
※以下は「ブレードランナー2049」の劇場公開時の予告編です。Youtubeより。
この2作品ともに映画だから空想の世界だと割り切ってしまえば腹のたちようもないのですが、舞台が私の大好きなロサンゼルスの近未来だと思うと、どうも納得がいかないところがあったりするのです。
新型コロナが世界中に拡散した2020年カリフォルニアでは、市民の生活は大変な状況になってしまいました。人々の気持ちはどんより曇りっぱなしだったかもしれません。でも実際の空は曇り続けていたわけではなかったでしょう。
「ブレードランナー」の時代は2019年。その続編は30年後の未来の「2049」年。「スピナー」と呼ばれる空飛ぶ車が同様に曇ったLAの上空を滑空しています。続編の方に出てくる主人公が乗る「スピナー」は田島光二さんという日本人の新鋭デザイナーが描いていて、そのデザインがとても良いのです。
でもです、インターネットが世の中に登場してから物凄いスピードで世界中に広まっていきました。その速度は、我々人類が今まで経験してきたどの時代の技術伝播のそれよりも速いものだったと言っていいでしょう。
「ビッグデータ」と呼ばれている情報量の多さは「ビッグ」というワードではもはや収まり切れないほどの天文学的な量・大きさに膨らんでいっています。そんな時代に「コロナが席捲している」のも奇妙な話しではありますが・・。何が言いたいのかというと、そんな技術の進歩が進む速度が速いにも関わらず「ブレードランナー」の続編はなぜオリジナルと同じ設定の空飛ぶ「スピーナー」しか登場させていないのでしょうか?LAの町中の広告もオリジナル版よりは進化していましたが、2049年のマーチャンダイジングはまだあのレベルなのでしょうか?映画の中で2019年から30年たってもあまり技術的な進歩がない世界としてロサンゼルスの町が描かれているところが納得出来ないのです。
「ブレードランナー2049」の主人公の恋愛はバーチャルリアリティーの恋愛です。家に帰ると実際の人間ではないけれど自分にとって理想の女性(映像)が出迎えてくれるのです。生身の人間と同様にすべてを記憶しちゃんと会話してくれる理想の異性(でもバーチャルリアリティ&AI)という存在。
2020年の時代、ゴーグルをつけるとそれに似た疑似体験が出来る世界への扉はすでに出来上がってきています。
ゴーグルなしで自分の理想の女性(実は映像)が出迎えてくれて、他の料理用の電気機器と連結させておけば料理も作ってくれて、食後はリビングで一緒にテレビを見てくれて会話し笑いあえる。添い寝もしてくれる。でもスィッチを切ると消えてしまう存在。そんな存在、いてほしいような、それならいらないような。でも一番魅かれるポイントは、それが男性であれ、女性であれ、自分の理想とする異性の姿を見せてくれるというところではないでしょうか?そうなるとやっぱり一度は試してみたいかな!どうかな?
もしかしたら亡くなった家族を復元したいと願う人も出てきてしまうかもしれませんね!