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【映画105】エルビス・プレスリーって映画にも出ているんですよ!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!

7月1日になると往年の大スター・エルヴィス・プレスリーの人生を描いた新作映画「エルヴィス」が公開になりますね。出演者にトム・ハンクスがいて、監督がバズ・ラーマンということなので、その出来栄えに期待が高まってしまいます。う~~ん、公開が待ち遠しい!!

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Sabine Langeによるpixabayからの画像

バズ・ラーマンは「ロメオとジュリエット」「ムーラン・ルージュ」「華麗なるギャツビー」といった作品にみられるように男女の間に巻き起こる強烈な恋愛模様を描くのがとても得意な監督さんで、どの映画も独特の美しさを醸し出していますよね。それもその筈、監督の奥様であるキャサリン・マーティンさん「ムーラン・ルージュ」「華麗なるギャツビー」で美術と衣装を担当しており、以下のようにアカデミー賞を受賞しております!!

アカデミー賞、以下を受賞!!

美術賞     2001年 「ムーラン・ルージュ」

        2013年 「華麗なるギャツビー」

衣装デザイン賞 2001年 「ムーラン・ルージュ」

        2013年 「華麗なるギャツビー」

遅まきながら私は「華麗なるギャツビー」を観てレオナルド・ディカプリオのファンになってしまいました。もちろんキャサリン・マーティンさんは「エルヴィス」にも参加しているのでかなりレベルの高い美しい映像を見せてくれるに違いありません。

※以下はYouTubeにある映画「ELVIS」のWB公式予告編になります! 


www.youtube.com

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エルヴィス・プレスリーは「超」が3つくらいは簡単についてしまう偉大なシンガーなわけですが、2本のドキュメンタリー映画を含めて42歳で亡くなるまでに34本もの映画に出演しています。彼にとって最初の長編映画は21歳の時に出演した「やさしく愛して(Love Me Tender)」(1956年度作品)でした。

この「やさしく愛して(Love Me Tender)」ですが、ご覧になられた方は、もちろんどういう内容かはご存知だとおもいます。ご覧になったことがない方は、この題名から1950年代の若者たちの恋愛映画を想像なされるかもしれません。でも、この作品は恋愛模様は描かれていますが、時代は南北戦争時代で、男たちが馬に乗っていた時代のお話しです。映画の中でエルヴィスが歌を唄っているのですが、どうもこれは映画のプロデューサーが「やはりエルヴィスが唄うシーンがあった方が観客受けがいいに違いない!」ということで歌うシーンが入っているのです。

※以下はYouTubeに「明日のショー」さんという方が上げている「やさしく愛して」の予告編になります!


www.youtube.com

この作品のDVDを持っているのですが、そのパッケージの裏に「STORY」が書かれいます。以下にその文章をそのまま転記させていただきますね・・・。

「南北戦争終結直後。戦死したと思われていた兄が帰還した。しかし、恋人は自分の弟とすでに結婚していたー。兄への愛と葛藤に苦しむ弟をエルヴィスが情感豊かに演じる映画デビュー作。」

この作品、最初の15,16分はまったくエルヴィスは出てきません。南北戦争が終結して馬に乗って駆け抜けるエルヴィスの兄・ヴァンスを演じているリチャード・イーガンがずっと画面に映っているので、彼が主人公の「西部劇?」と思ってしまいました。この兄ヴァンス:リチャード・イーガンの恋人で弟フランク:エルヴィスと結婚してしまうキャシーをデブラ・パジェットという身目麗しくセクシーな女優さんが演じています。彼女は1933年生まれで現在88歳。芸能活動は1948年~65年、17年間。その17年間に出演した映画の本数は「十戒」などを含む28本。

彼女のウィキペディアを読んでいると、この方、プライベートでの結婚歴からして、もしかするとかなり我儘な女性だったのだろうか?と思えてしまうのであります。

エルヴィスや映画界の大物ハワード・ヒューズと噂になったり、1958年に俳優で歌手のデビッド・ストリートと結婚するのですが「3ケ月後に離婚」。1960年には西部劇の監督として有名なバッド・ベティカーと2度目の結婚をしますが「22日後に別居し一年後に離婚」。1965年には中国系アメリカ人で石油会社幹部、ルイス・C・クンと3度目の結婚、一児をもうけるも1980年に離婚。現在はテキサス州で暮らしているとのこと。

この「やさしく愛して(Love Me Tender)」という映画、「面白いのか?面白くないのか?」で言えば、私は一人の美しい女性をめぐる兄と弟の三角関係の「恋模様を描いた面白い映画」だと思います!またエルヴィスが唄う「やさしく愛して・Love Me Tender」を世の中に広く知らせるという意味合いではそれこそ「意味」のあった作品だったと思います。ですがエルヴィスが出演したことで歌の要素を無理やり詰め込んだいるところがあり、映画作品としては、焦点がぼやけてしまった感は否めません。このことは当のエルヴィスも分かっていたようでプロデューサーに歌を唄わされたと不平をもらしていたとも聞こえてきています。確かにこの「映画」でも彼独特の足を振るわせて歌うスタイルは見受けられます。

 

私自身、過去にロサンゼルス・ハリウッドで3年半暮らしたことがあり、その時、知り合った映画プロデューサーから以下のようなことを言われたことがありました。

 

「この町で『いい監督』とはどういう監督のことだと思う?」

 

私は「いい作品、つまり観客を感動させ感銘を与えて長く語り繋がれるような名作を創りあげられる名手のことじゃないのかなぁ?」と答えました。

 

すると彼から以下の回答がありました。

「違うんだよ!この町で『いい監督』とは『稼げる映画』が撮れるかどうかなんだよ!!」

 

映画の都ハリウッドで生き残るには、まずは「あいつは稼げる奴だ!」というだという印象を残し続けること。それによって仕事が舞い込み続けるわけです。

プロデューサーの仕事は「映画をヒットさせ稼ぐことな訳です!」。ですからエルヴィスが出演するのだから映画の質よりも「観客が来る要素を加える」ということを優先して取り入れる、プロデューサーの基本中の基本をみんな実践しているだけということなのでしょう、きっと!!

まあ、私の知り合いのプロデューサーの言葉ももはや30年も前のものです。

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2022年のこの時を生きている私としては映画「エルヴィス」観るのが、今、楽しみで楽しみで仕方ありません!!