映画と健康/雑談で心ほぐし

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今週のお題「ゾッとした話」

今週のお題「ゾッとした話」

どうも「映画/健康雑談」の高岡です。還暦+1です。

最近、あまり「今週のお題」を書いていなかったのですが「ゾッとした話」がお題ならば、色々と書きたいことがあるのですが、今日はそのうちの2つのお話しを書かせて頂きます。

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Jill WellingtionによるPixabayからの画像

若い頃、夏の暑い日に、錦糸町から総武線に乗って、船橋方面に向かっていました。時間帯が2時頃だったので、社内はそれほど混在していませんでした。席も空いていたので座ろうと思えば座れたのですが、ドアに寄りかかりながら、何をするでもなくぼぉ~っとして流れていく車窓の景色を見ていました。すると向かいのドアのところに私と同年代でカジュアルな服装で眼鏡をかけて身長は160センチ位で、肩からショルダーバックをかけた極々普通のタイプの男性が視線がどこを見ているのか分からない状態で立っていました。見た目はごくごく普通の青年だったので最初は何も意識していなかったのですが、ドアがしまり、電車が動き出すと、その彼の方からなにやら言葉のようなものが聞こえてきました。「何か」をぼそぼそと言っているようなのです。私は何を言っているのだろうと、彼に気づかれないように視線を車窓の外に向けながら、意識を集中して彼の言葉を聞き取ってみることにしました。すると「なんともゾッとする言葉」を囁いていることに気づいてしまったのです。彼は以下の言葉を繰り返し繰り返し囁いているのです。

「レーザー光線であいつの頭を狙え!レーザー光線であいつの頭を狙え!レーザー光線であいつの頭を狙え!・・」

彼の無表情で抑揚のないロボットのような囁く声でこの言葉が発せられていることを知った時「ああ、これは本当にヤバイ方のやつだ」と思いました。そして、次の駅でドアが開いたら、彼に気づかれないように、すぐにその車両から降りようと思いました。降りたのが平井だったか、市川だったか、覚えていませんが、兎に角、思い出すと今でもゾッとする若き日の夏の思い出です。

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次のお話しは「自分がその男だったらゾッとする。」というお話しです。

これは東京の地下鉄の中での出来事なのですが・・。その出来事から結構時間は経っているのですが、今の時代の方がより頻繁にそういう事象が増えている?のかもしれない?と思うのであります。

その日、私は地下鉄に乗り、一番左側の席に座って本を読んでいました。するとある駅で、当時の自分より少し年下の若いおにいちゃんが、頭に野球帽をかぶり、ヒップホップ系のあんちゃんたちがよく来ているジャンパーを着て、耳にイヤホンをして、電車に乗り込んできました。当時のイヤホンはまだまだ性能が悪くて、彼が聞いているヒップホップ系のドカスカというケタタマシイ音が駄々漏れ状態で電車の他の乗客たちに聞こえていました。でも、その本人はそんなことに気づいているのかいないのか。漏れている音で人に迷惑をかけていることなどさらさら眼中にないという感じでした。

その彼は、席に座らないで、私の横のドア前の空間に立ち止まり、音楽に合わせて、体を小刻みに揺らせていました。

私自身もソウルミュージックが好きなので、彼の気持ちは分からないではないので、最初は何も意識していなかったのですが、それから数分後に起こった出来事で一気に不快感と彼への静かな憎悪間がマックスに達してしまうことになってしまいます。

一番左端の席に座り本を読んでいる私。丁度、私の顔の高さに、その男のジーパンの腰・お尻の部分が顔の横にきていました。その男は、完全にイヤホンから聞こえてきている音楽の世界の住人になっているようでした。そして、次の瞬間です。私を一気に不快ゾーンに落としめる出来事が起きてしまったのは。そうです、そいつは放ってしまったのです!!

私の顔のすぐ左横から「プ~」というおならの音が聞こえ、かすかに「フン臭」が漂ったのです。そんな事態が起こっており、きっと「おならをしてしまったこと」に気づいている筈なのに、その男は何事もなかったかように、依然として音楽に合わせて、少し格好をつけながらリズムを刻んでいるのです。

「この野郎!」と思いました。だからと言って、すっと立ち上がって、そいつの胸ぐらを掴んで文句を言う気にもなりませんでした。

もしも、彼が音楽に合わせて体を揺らしながら、でも心の中では「やべぇ~~、おならしちまったよ。ここに座っている人に悪い事したな~~」と少しでも思っているようなら、彼はまだ救われる人間であると思うのです。

でも、本当にイヤホンで聞いている音楽のせいにして他人に迷惑をかけていることを「ごまかそう」としているのだとしたら、そういう心根のやつが、町を闊歩していて、家で大きな音で音楽をかけて隣の住民を困らせているのかと思うと「ゾッと」してしまうわけです。自分の「屁・おなら」は家で放って自分だけで嗅いでほしいものです。 完