どうも「映画/健康雑談」の高岡です。
今夜見てしまった「キングオブコント2021」のことを書かせてください。私はお笑いは好きですが、あまりブログにお笑いのことを書いてきませんでした。ただ今日見た「キングオブコント2021」はかなりレベルの高い闘いでありHITOSHI MATSUMOTO Presents の「ドキュメンタル」(Amazon prime video) で「笑いの格闘技」を存分に見てきているつもりなっていた私の先入観を見事に打ち破ってくれました。私の私見で恐縮ですが、今夜の「キングオブコント2021」は、お笑い番組を見ていてこんなにも充実感を感じたことは今までありませんでした。そんな訳で思わずブログを書いてしまっております。
以下の10組が今日果敢にコントというお笑いの勝負に挑んだ訳なのですが、何度も同じ事を言って申し訳ありませんが、見ていてこんなにも「面白いコント」が次から次へと展開されていく番組なんて今まで見たことがありませんでした。
以下が「キングオブコント2021」の本放送に参加したお笑いコンビ・トリオです。
1.蛙亭 6.そいつどいつ
2.ジェラードン 7.ザ・マミィ
3.うるとらブギーズ 8. ニューヨーク
4.男性ブランコ 9. 空気階段
5. ニッポンの社長 10. マヂカルラブリー
この10組がコント(1回目)を行い、その中から点数の高かった上位3組が選出されてその3組が今日2回目のコントを披露して1回目の得点と2回目の得点とを合算してその総得点数で「優勝者」が決定されました。
1度目のコントを終えた時点で上位3位以内に入ったコンビのコントは全部面白かったのです。1回目の出し物の内容は以下になります。
男性ブランコ:472(1回目の得点)
マッチングアプリで知り合ったカップルが初めて出会うという設定。その独特の外見とシャガれた声で語りかけてくる女性が見るものを恐怖のどん底に落とすかのようなブスであるにも関わらず男性の方がそのブスな女性を異常に気に入るという斬新な設定!
ザ・マミィ :476(1回目の得点)
一見ホームレスかのような男性。彼は自分自身、自己否定感満載の男性なのだが、彼に持ち物や財布などを預けてしまうもう一人の男性とのやり取りが抜群に面白かった。 二人が意気投合したところで、二人の会話がミュージカルになっていったシーンはもう最高でした!!
空気階段 :486(1回目の得点)
舞台がSMサロンで二人ともほぼ全裸で縛られた姿で登場。一人が椅子に縛りつけられている中、店内に火災が発生してしまうという設定。この設定づくりはもう映画チックですらあった。しかも椅子に縛られている男性を救おうとするもう一人がほぼ全裸ではあるが実は消防士という設定も凄い。二人はその姿で他の階の逃げ遅れている人たちを救助しようとする。その段階で縛られていた男性が実は警察官であることが発覚。その設定が分かってからのほぼ裸の二人の正義の男性二人の会話にぐいぐい引き込まれて笑ってしまいました。
男性ブランコとザ・マミィは2回目のコントが終了した後の合計点が935点となり、なんと暫定1位が2組になる事態が発生。
3組ともに2度目の演目は全く違う内容のもので挑んできました。私は「キングオブコント」の演目の規定については全く知らないのですが、もしも2回目も1回目と同じシチュエーションの演目が演じられて1回目の続きというか、続編的な内容で勝負していたとしたら「男性ブランコ」か「ザ・マミィ」が「優勝者」になっていたかもしれないと思いました。
ただ3組とも1回目とは全く違う内容のコントで勝負してきた中ではやはり「空気階段」が繰り出してきた独特の世界観の喫茶店という設定と口をもぐもぐと言わせて話す「もぐら」の異様な感じを漂わせたマスターの存在。自分が小学校5年生の時に描いていたというまんが「メガトンパンチマン」のコンセプトカフェの中で繰り広げられた会話が実にシュール(くだらねぇ)がかなり面白くて、もっと長く見ていたいと思ってしまいました。
結果的には
最終演者であった空気階段が960点を獲得し優勝を決めました。
番組の中で小峠さんが「伝説の回になる」と言っていましたが、まさに今回は見て本当に良かったなぁと思いました。
空気階段、優勝おめでとうございます!今までの苦労が実って本当に良かったですね!