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【映画062】「ピンクパンサー」「チャンス」に主演したピーター・セラーズに私は一時期、嫉妬していました!!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!

今の若い人で、彼ピーター・セラーズのことを知っている人がいるとするとかなり映画好きな方だと思います。彼はイギリス出身のコメディアンでして1963年に「ピンクの豹」の中で演じた「ジャック・クルーゾー警部」が当たり役になり、以後はハリウッドスターとして名声を得ていきます。しかし、心臓発作で1980年に急逝してしまいました。54歳という若さでした。

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Sabine Langeによるpixabayからの画像

つまるところ、彼がスターとして活動していたのはおよそ17年間だったわけです。今の10代、20代の若い人たちからすると生まれるかなり前に活躍していた俳優ということになり、あまり親しみは感じないですよね、きっと。

 

ただ1970年代から「映画」を見続けている私としては、彼が、当たり役である「ジャック・クルーゾー警部」として出演していた「ピンクパンサー・シリーズ」

大」の字が3つ付くくらい「大好き」なのであります。ピーター・セラーズが出演しているシリーズは彼の死後の「X」という作品まで含めると全部で6本ほど製作されています。中でも「ピンクパンサー3」が一番笑える作品だと思います。

 

このシリーズ、分かりづらいところがあるので、ちょっと整理しておきますね。

①1963年「ピンクの豹」この作品に於いて「クルーゾー警部」は主役ではないのです。あまりに受けがよかったので、翌年に彼を主役にした作品が製作されることになったのです。

 

②1964年「暗闇でドッキリ」ピーター・セラーズが「クルーゾー警部」を演じる2作目の作品。「クルーゾー警部」が主役となっている。

 

③1975年「ピンクパンサー2」ピーター・セラーズが「クルーゾー警部」を演じる3作目の作品。

 

④1976年「ピンクパンサー3」ピーター・セラーズが「クルーゾー警部」を演じる4作目の作品。私はこの作品がシリーズで一番面白いではないかと思っています。「007」のパロディー色が強いので、その分、かなり予算もかけているなぁとの印象がありましたねぇ!

※以下はYoutubeに上がっていた「ピンクパンサー3」オフィシャル予告編です!


www.youtube.com

⑤1978年「ピンクパンサー4」ピーター・セラーズが「クルーゾー警部」を演じる5作目の作品。

 

⑥1982年「ピンクパンサーX」ピーター・セラーズが亡くなってしまった後の作品。ピーター・セラーズが亡くなる前の生前に撮った映像を繋ぎ合わせた作品。

 

⑦1983年「ピンクパンサー5」クルーゾー警部は行方不明になっているという設定。

 

⑧1993年「ピンクパンサーの息子」

 

上の①~⑧の8本すべてをブレイク・エドワーズが監督しています。

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後年になって監督ショーン・レヴィ、主演スティーブ・マーティンで2006年と2009年に2本のリメイクが作られています。

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「ピンクパンサー」シリーズの中では「お決まりのお笑い」シチュエーションがあって、私はそのお決まりのお笑いパターンが大好きで、毎回、毎回、そのワンパターンを心待ちにしていました。例えば「クルーゾー警部」にいつも付き人のようについている召使いのケイトというアジア人がいるのですが、彼は「クルーゾー警部」から自分に隙があると思ったらカンフーで襲ってきて構わないと言われているので、クルーゾーが帰宅すると、いつもどこからともなくケイトが襲ってきて家の中で二人による「らんちきカンフー対決」が始まるのですが、この意味もなく家の中を破壊する「カンフー対決」がもう可笑しくて可笑しくて!!

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「クルーゾー警部」の元上司である「ドレフュス署長(ハーバード・ロム)」が、部下のクルーゾーが次々ととても信じられない出来事を巻き起こすので、いつも迷惑ばかりこうむっていて、それがついに彼の精神を病むレベルにまで達してしまうのです。ハーバード・ロムという役者さんがこのドレフュス署長を演じているのですが「クルーゾー」への憎しみが増していく様が実に面白いのであります!!その憎しみが募りに募ってしまい「パート3」では

「ドレフュス」は精神病院から抜け出して「クルーゾー警部」をつけ狙うようになってしまいます。

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あと、笑いが起こるように「人」や「くるま」の動きを実に軽妙に見せる演出技術は天下一品だと思います。以前「ピンクパンサー4」のメイキング映像を観たことがあるのですが、変装したクルーゾー警部たちが乗るカートカーが海に落ちるその「落ち方」が絶妙で、それを撮影しているクルーがみんな撮影後に大爆笑していたので、撮影している自分たちが大笑いしているのだから観客が「可笑しくない筈はない」という自信をもって撮影しているのはプロだなぁと思いましたねぇ。

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それと私は一時期、ピーター・セラーズに嫉妬していました。このピーター・セラーズは4度も結婚しているのですが、まぁハリウッドスターであれば、4度結婚するのもありなのかなぁとは思いますが、4度目の結婚相手が「さすらいの航海」に出演していた愛らしすぎる「リン・フレデリック」だったこと。当時、彼女の大ファンだったのでもの凄くピーター・セラーズに嫉妬したのであります。ピーター・セラーズ51歳、リン・フレデリック22歳という約30歳という「歳の差婚」だったのです。う~~ん、羨ましい限りでございます。この時ばかりは私もハリウッドスターになりた~いと思いましたねぇ!(うん?あれ?そう思っていた当時の俺って16歳だったんじゃないの?)