どうも「映画/健康雑談」の高岡孝光です。還暦+V3!。
映画「JAWS」が日本で公開されたのは1975年のこと。公開から50年。リバイバル公開されたバージョンをIMAXで観たわけですが、今回はディズニ―チャンネル・ナショナルジオグラフィックで7月11日から配信が開始された「JAWS 50周年ドキュメンタリー スピルバーグが語る伝説の裏側」を観た感想をお送りします。

Sabine Langeによるpixabayからの画像
今から50年も前の作品のドキュメンタリーだから画面に出て演出しているスピルバーグ監督の若いこと、若いこと。撮影中の彼の年は27歳ですから、若くて当然ですよね。今やあご髭があって映画界の巨匠という威厳漂う風格のスピルバーグですが、このドキュメンタリーの中での彼は何だか「ワイルドさ」が体全体から感じられたりするのです。これはちょっとした発見です!!(時々、シソンヌのじろうさんなのかなぁと思うのは私だけでしょうか?)
この「JAWS」という映画はピーター・ベンチリーが書いた小説が原作になっています。劇中に登場してくる巨大ザメの種類が「グレートホワイト(ホオジロ)」シャーク(鮫)なので一時期の仮の題名は「グレートホワイト」となっていた時期があるようです。彼自身もテレビレポーター役で映画に出演しています。
「JAWS」。「JAW」という単語は、そもそもの意味は「サメ」ではなく「あご」なわけですから、原作である小説のタイトルを「JAWS」にしたという出版社の編集者の方のセンスはもう超世界級です。このタイトルを付けた編集者はまったく無名のままなのはなんだか可哀そうですね~。この「JAWS」という映画は、スピルバーグの前に候補になっていた監督がいたそうですが、その人物はこの作品を断ったとのこと。そして、次に白羽の矢の当たったのがスピルバーグというわけなのです。
スピルバーグ自身、この作品の企画タイトルである「JAWS」というタイトルを初めて観た時に「JAWSあご」というタイトルだったので「年老いた歯医者さんの物語」だと思ったのだそうです!!
スピルバーグは「JAWS」の前にテレビ映画で「激突!」という作品を撮っているんです。これは巨大トラックが一台の車の後を執拗に追い回すという作品なのです。しかもその巨大トラックの運転手の顔がまったく出てこないのです。それがまたすんごく恐さを助長していたのですが、これは正に「JAWS」の原形のような映画だったのです。スピルバーグもこのドキュメンタリーの中で「JAWS」は「激突」と同類の映画であると認めていたりします。「激突」をご覧になっていない方には是非ともご覧になって頂きたい一作です。
この映画のロケ地はボストン郊外のハイアニス港から高速船で約1時間のマーサズ・ヴィニヤードなる所なのですが、今ではもうすっかりと観光地の一つになってしまっているようです。映画の中に登場している海岸で海水浴を楽しんでいるシーンの人たちはこの地域の人たちがボランディアで出演していたことがこのドキュメンタリーの中で語られています。
それと映画に登場してくる機械じかけの「鮫くん」が撮影中に動かなくなってしまうことが間々あったようで、その度にキャストやスタッフは待たされてしまい現場の雰囲気がどんよりと静まりかえってしまうことが本当に多かったようです。またそんなわけで予算も枠を越えてしまい、プロジェクト自体、休止になるのではないかと心配されていたようです。
1970年代の作品ですから、今のようにコンピューターグラフィックスに頼るということが出来ない時代ですから鮫のシーンは、実録と機械じかけの鮫くんの演技に頼らざるをえなかったわけです。
このドキュメンタリーは、本編を愛してやまない私からしても、今から50年も前の撮影現場の模様、俳優たちの当時の息遣いまでがはっきりと聞こえてくるかのようで、シニア世代になっている私には郷愁とともに何だか自分までもが若返っているかのような錯覚を覚えてしまう記録映画となっていました。映画「JAWS」の撮影の裏側に興味のある方であれば観て頂いて損はない作品だと思いますよ!
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「JAWS」を観る度に疑問に思っていたことがあるんです。それは黄色い樽を3つもどうやって沈めたのか?そこの裏側は説明されていなかったので、私の疑問は、これからもきっと解消されることはないのだろうと覚悟を決めたのであります!!