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懐かしのウルトラマン「最終回」ゾフィの登場 & ダブルライダーの協闘【加齢015】

どうも「映画/健康雑談」の高岡です。還暦+2です。

私の場合、ブログを書くのは自分の記憶を一つ一つブログとして残し、記憶自体の断捨離をしているという意味もあります。実際のところ、本やら所持品の断捨離はストップしがちなので早く進めなければと思っている今日このなのであります。

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           aalmeidahによるPixabayからの画像

断捨離の精神の下、本などを減らしてはみたものの、またBOOK OFFで新しく購入してきてしまうのです。やはりこれが生きている証なのかなぁと思って、自分を正当化してしまっていたりして・・。

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子供の頃、物凄く熱中していたテレビ番組がありました。一つは「仮面ライダー」で、もう一つは「ウルトラマン」でした。もう50年以上も前の話しにはなりますが・・。そう考えてみると、今の時代の子供たちとたいして変わらない子供時代を過ごしていたのかもしれませんね。ただ「仮面ライダー」にしろ「ウルトラマン」にしろそれぞれの本当の初回放送を見ていたわけで、そういった意味では我々の世代が今の日本の子供、特に男の子達のライフスタイルの「ハシリ」になるのかもしれません。「アンパンマン」「ポケモン」はありませんでしたが・・・。

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「仮面ライダー」ですが、最初の原作コミックに「仮面ライダー2号」は出てきていたので「2号」がいることに疑問は抱いていませんでしたが、私の記憶では最初にコミックされた漫画の中で二人が一緒に戦う、所謂、ダブルライダーの姿は描かれていなかったと思います。確か本郷猛は脳みそだけになってしまって、一文字にその脳から話しかけていたように思います。今、そのコミックが手元にないので、ちょっと確かめられないのですが・・。

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日本のテレビ・映画・アニメの世界に於いて、こども向け番組が放送され始めてあまたのヒーローたちが誕生しています。すべてではありませんが、以下にそんな子供達を熱狂させたヒーロー番組のタイトルを一部ご紹介しておきます。

〇月光仮面    〇エイトマン    〇鉄人28号 

〇遊星少年パピー 〇ジャイアントロボ 〇怪傑ハリマオ

〇宇宙エース   〇宇宙少年ソラン  〇鉄腕アトム 

〇アイアンキング 〇ジャンボーグA   〇サスケ

〇シルバー仮面       〇スーパージェッター〇高速エスパー

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子供達を熱狂させたヒーローたちの中でもやはり「ウルトラマン」「仮面ライダー」は抜きん出たヒーローであったと思います。

 

初回放送日

「ウルトラマン」:1966年7月16日から1967年4月9日まで39話放送

 

「仮面ライダー」:1971年4月から1973年2月まで52話放送

 

それぞれの初回放送日を観てみると「ウルトラマン」の方が5年早く日本の子供たちのヒーローになったわけですが、後から登場してきた「仮面ライダー」「ウルトラマン」と並び立つ大ヒーローなった理由が実は偶発的な理由からでした。

 

「仮面ライダー」の主人公・本郷猛を演じた藤岡弘がバイクの事故で撮影することが出来なくなり、ドラマの撮影がストップしてしまいました。そこで番組の制作スタッフ陣はドラマの中で本郷猛はショッカーを追って外国へ行ったことにして佐々木剛演じる一文字隼人を「2号ライダー」として登場させることにしました。更に、製作陣は嫌がる佐々木氏にその後大ブームとなる「へんしん(変身)」のポーズをしてもらい、そのシーンを番組内に盛り込むやいなや、この「変身ポース」は大反響を呼び、日本中の男の子たちのみんなが真似をして日本中の至るところで「仮面ライダー」ごっこをする子供たちから「へんしん」のかけ声が聞かれるようになったのです。

更に怪我が治った藤岡弘が主役の戻り、今度は「2号ライダー」が海外へ行ったという設定にしてドラマは新たな展開を迎えていきます。これが功を奏します。「ライダー1号」がピンチになると海外から「ライダー2号」が駆けつけて1号と2号が協力して敵であるショッカーと闘うという構図が生まれたのです。それまでのドラマでは「ヒーローは一人で闘う」という暗黙の決まりがあったのですが、二人の仮面ライダー、所謂「ダブルライダー」が協力して悪に立ち向かうという勇姿に日本中の子供たちが熱狂していったのです。

それと同時に「仮面ライダーベルト」のおもちゃが売れに売れ、「仮面ライダー・カード」がおまけについた「仮面ライダー・スナック」が販売されるや、子供たちがそのおまけのカード欲しさに買いに買いまくって、スナックを食べないで捨ててしまうということが起こり社会問題にまでなってしまったんです!

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結果論になってしまいますが「仮面ライダー」よりも子供達を先に熱狂させていた「ウルトラマン」にもヒーローが二人で闘うというシーン創出のチャンスはありました。

でも、それまで番組のヒーローは一人でなければならないという暗黙の了解のようなものがあり(?)悪や怪獣と相対するのはたった一人という枠から飛び出すことはなかったのです。

 

ウルトラマン」の最終回、宇宙恐竜ゼットンの前に我らがウルトラマンが倒されてしまい、命を落とす寸前にまでいってしまいます。すると「ウルトラマン」の故郷・光の国からもう一人の「ウルトラマン・ゾフィ」が空から現れて「ウルトラマン」を丸い赤い球体で包み込みます。その球体の中でゾフィは地球に残りたいというウルトラマンに「地球の平和は人間がつかみとることに価値がある。」と諭して、M78星雲にある光の国に帰ることになります。ゾフィが赤い球体を下から支える格好で空に飛び立って、一気に宇宙空間にまでその赤い球体を運びます。暫くするとその球体はウルトラマンの体に戻ります。そして、宇宙空間を二人のウルトラマンが光の国を目指して飛んでいきます。この時は正に「ダブルウルトラマン」が画面に映し出されているわけですが、あくまでもウルトラマンが二人いるというだけであって、共同して戦うシーンは皆無なわけです。

 

二人のヒーローが力を合わせて伴に戦うという姿はやはり「ダブルライダー」が最初であり、藤岡弘のバイク事故による不測の事態を切り抜けるために登場させた「ライダー2号」の偶発的な存在があとになってドラマの展開に深みを与えて子供たちを夢中にさせていき、それが更に後に登場してくる「V3」への物語にまで繋がっていくわけですから、ドラマの展開とは分からないものです。

このように子ども達を心底夢中にさせる展開はどんなに「超」がつくほどの「AI」が出てきたとしても創出する事は難しいのではないでしょうか?