どうも「映画/健康雑談」の高岡です。還暦+2です。
「ビバリ―ヒルズ・コップ / アクセル・フォーリー」が7月3日からNETFLIXで独占配信されるそうですよ~。「ビバリーヒルズ・コップ」好きの私としては待ちに待った新作・第4作目が登場ですので「トップガン」や「インデ・ジョーンズ」の新作同様にもうワクワクが止まらないのでございます!!
「ビバリーヒルズ・コップ3」が日本で公開されたのが 1994年だったので、私などはもう30年もこの新作を待ち続けていることになります。
30年も新作がなかったわけですから30歳以下の映画ファンには当然ほとんど馴染み・親しみがないシリーズなので「イキなりの新作公開ですときたもんだ状態」になっていますよね~。
30年間も新作がなかったのは「3」の出来が良くなく、主役のアクセル・フォーリーを演じたエディ・マーフィが「パート4」は納得のいく脚本と製作陣が揃わなければ出演しないと言い続けていたようで、今回ようやくエディの納得出来る製作環境が整ったということなのでょう。漸く、待ちに待った製作がGOになったということなのでブルース・ウィリスを知らない今の高校生や大学生からするとエディ・マーフィも「誰それ?」ということになるのでしょうね、きっと!!
ただよくよく考えれば、いくらハリウッドスターだとは言え、自分達が生まれる前に活躍していたスターだとしたら「誰?それ」と言われても「知らないで当然だ」と思うべきであって「なんで知らないの?」思う方が傲慢なんですよ、きっと。だって「エディ・マーフィ」の全盛期って、1980~90年代なわけですから。彼が活躍していた時代を知らない若者たちに「なんで知らないの?」と強く言いすぎるのはやっぱり違いますよね。トム・クルーズのように絶えず様々な時代で大ヒット作に出演しつづけていれば話は違うでしょうが・・・。
ただ、エディ・マーフィのことを知らないのは仕方がないとしても、折角、この夏に「第4作目」が登場するので、少しでも興味のある人は、是非とも「1」と「2」の2本を観てしまうことをお薦めします。
「ビバリーヒルズコップ1~3」を劇場公開時に映画館で観てきた私らシニア世代・準シニア世代の人たちには「エディ・マーフィ」の鼻息笑い?、高笑いなんかは、思い出すだけで、気持ちが軽く明るくなったりするわけですよ。特に「ビバリーヒルズコップ」の「パート1」「パート2」ではアクションの要素がかなり強いとはいうもののエディの演技のおかげでコメディの要素が倍化されて観ていてとても楽しいのであります。
映画・映像関係の仕事を定年まで行ってきた経験から思うのですが映画を作る上でスタッフの陣容というのはとても重要。誰が製作総指揮を担うのか?作品を演出・まとめあげる監督は誰なのか?音楽はどのような曲にするのか?編集作業は?宣伝は誰がどう取り組んでいくのか?などなど。映画を世に送り出して、ヒットさせるには、ある種のセンスが必要です!!
「ビバリーヒルズコップ」は、日本での「パート1」の興行成績は17億円。「パート2」は24億円で、まずまずのヒット感のある作品となっています。でも「パート3」はまったくもってパっとしなかったですね~~。作品自体、前2作にあったノリノリ・ワクワク感が空回りしていたというか、伝わってこなかったというか。撮影された映画の画質クォリティも前2作よりも落ちていたように思えるし。見ていて気持ちが弾まなかったのは事実。監督はジョン・ランディス。彼は決してダメダメな監督ではありませんよ。マイケル・ジャクソンの有名な「スリラー」のミュージックビデオを手掛けていますし「ブルース・ブラザース」も彼の監督作品です。エディ・マーフィ主演の「星の王子 ニューヨークへ行く」は映画としては成功したと言っていいでしょう。ただ撮影中にエディ・マーフィと大喧嘩をして、一時、撮影が中断したりして、決してこの二人の仲は良好ではなかったようです。「星の王子 ニューヨークへ行く」で衝突していた二人なのに、どうして、また「ビバリーヒルズコップ3」でタッグを組んだのでしょうかね~~?
また製作がらみで「パート1」「パート2」と「パート3」には大きな違いがあるのですが、どういった点だかお分かりになりますか?
一番大きく違う点は、製作者・プロデューサーが誰なのか?という点です。「パート1」「パート2」はともに「フラッシュダンス」「トップガン」に携わったジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーとして参加していました。音楽はハロルド・フォルターメイヤーが担当していました。最高の音楽をつけてくれています。
しかし、それが「パート3」になると「星の王子ニューヨークへ行く」のメイス・ニューフェルドがプロデューサーになり、音楽も「星の王子ニューヨークへ行く」のナイル・ロジャースに変わっています。このメイス・ニューフェルドは決してプロデューサーとして力のない人ではありませんよ。「オーメン」、ハリソン・フォード主演の「パトリオット・ゲーム」「今そこにある危機」、それに「イコライザー」などをプロデュースしていますから。でもこうやってメイス・ニューフェルドが手掛けたヒット作品を並べてみるとどれもこれも硬派というか、シリアスタッチの作品が多いですよね。
【パート3】が残念でならないのは、前2作には軽快でノリのいいリズミカルな楽曲が幾つもあって、それらが映画を盛りあげてくれていたのですが【パート3】では気持ちを高揚させるような音楽の使い方がされておらず、観ていて、私は映画の世界に気持ちが入り込むことが出来ませんでした。
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【パート1】のサントラに入っている曲はどれもみんな良い曲ばかりなのです。「ニュートロン・ダンス」(ポインターシスターズ), 「ヒート・イズ・オン」(グレン・フライ), 「スター・イット・アップ」(パティ・ラベル)などはもう最高です!「スター・イット・アップ」が流れてくるとエディ・マーフィがビバリーヒルズのロデオドライブ通りをぼろい車で走りながら笑っているシーンを自然と思い出しちゃいます!この映画の主題歌とも言える「アクセルF」もいいですよね~~!
【パート2】なんといってもボブ・シーガーの「シェイク・ダウン」最高です!!この映画が正に続編であることの象徴のような曲!「クロス・マイ・ブロークン・ハート」(ジェッツ)などは六本木のディスコでもかかっていましたよ~~!
別のブログでも書いたことがあるんですが、私は3年半、ロサンゼルスで暮らしていたことがあるのですが「プリティ・ウーマン」でも有名なロデオドライブを、この「ニュートロン・ダンス」(ポインターシスターズ)「スター・イット・アップ」(パティ・ラベル)、ボブ・シーガーの「シェイク・ダウン」をかけながら車で走りぬけた時は映画の中に入りこんだようで「もう最高!」な気分でした!!
来週7月3日からNETFLIXで独占配信される新作ではジェリー・ブラッカイマーがプロデューサーに復帰していますし、エディはもちろんのこと主要キャスタがほぼ戻ってきています。あとは軽快な音楽がどうなってくるのかという点はありますが「パート3」よりは楽しめる作品になっていて欲しいなぁと思ってしまうのであります。いずれにしても、新作を観るのが楽しみなのであります。本当に待ちきれません!!!
以下はYouTubeに上がっている公式の予告編になります!
この予告編に使われている音楽にポインターシスターズのニュートロンダンスのアレンジされた曲があったので「こいつは期待大だぜ~~!!」と思っちゃいました!!
あと幾つ寝るとこの映画を観ることが出来るんだ~~!?