「映画/健康/雑談」の高岡孝光です!還暦+2です!
昨年の12月8日に公開してから結構日にちが経ってしまいましたが「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」をようやく鑑賞することが出来ました。この高岡還暦+2もやっぱり泣いてしまいました!
Sabine Langeによるpixabayからの画像
【物語】父親を不慮の事故で亡くした母と娘。母はスーパーマーケットで鮮魚をさばく仕事をしながら女子高生の娘、百合を育てている。百合は日々の生活に不満を持っており卒業後の進路は進学せずに働こうとしている。母親は、なんとか百合に大学に行ってほしいと思っている。ある日の夕方、進路に関して口論になり、百合は家を飛び出してしまう。そして、近所の防空壕跡にいき、そこで眠り込んでしまう。その時、稲妻が山に落ちる。そして、百合が目が覚めすと、そこは戦争中の1945年の6月の日本だった。そして、百合は特攻隊に所属している3つ年上の「佐久間彰(あきら)」と出会い恋に落ちてしまう。
「タイムスリップした女子高生と特攻機で敵国の巨大戦艦に突っ込んでいく運命の青年との悲恋のお話」なんだかストーリー予想出来ちゃうよなぁ~~。
そんな想いから、この映画に興味はありつつも、なかなか映画館に足が向きませんでした。それに還暦+2の高岡としては、若い男女カップルの悲恋の話と思うとさらに気が退けておりました。
主演のタイムスリップしてしまう加納百合役を演じているのは福原遥さんで、彼女が恋する特攻員を演じているのは水上恒司(みずかみこうし)さんです。水上恒司さん(以前の芸名は岡田健史さん)って最近、よくテレビドラマでも見かけますよね。
彼は2021年の大河ドラマ「青天を衝け」で主人公渋沢栄一のいとこの平九郎という役で出演していました。私は一年を通して大河を見ていたので、彼の顔には親しみを持っていたのですが、恥ずかしながら、彼が芸名を本名の水上恒司に変えていたのを知らなかったので、今回のこの映画を観るまでは同一人物だと気が付きませんでした。 (水上さん及び水上さんのファンの方々申し訳ありませ~~ん!)
この作品では女子高校生が戦争中の日本にタイムスリップしてしまいますが、去年公開された「ゴジラ:マイナス1」の舞台も第二次世界大戦で敗戦となったばかりの荒れ果てた大地が剥き出しになった日本であり・東京でした。どうして令和のこの時代に「戦争があった時代の日本」が舞台の映画が製作されているのでしょうか?
※以下はYouTubeに上がっている本映画の公式予告編です。
実際にこの映画を観てみて、私は一人の日本人として過去の事実に目を背けることが出来ませんでした。今までに何度か見てきたような「日本の戦争関係の映画やドラマ」ではありますが、やはり我々は忘れてはいけない事実であり、後世にも語り継いでいかなければならないのだと強く感じました。
今、現実の世界の情勢を伝えるニュースを見ていると武力行使によって人の命がいとも簡単に奪われていて、それによって傷ついた子供たちの泣き顔がテレビ画面いっぱいに映し出されていることも関係しているのかもしれません。
平和ぼけになっているという声も聞こえてくる日本ですが、だからと言って「武力」には「武力」で対抗するという考えに走ることでは、過去の負の教訓がまったく活かせないことになります。「世界平和」という言葉は書けば簡単な単語ではありますが、そうそう実現させることは難しいことです。
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「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」を見て思ったこと。それは「私は日本人であり、実際にあった戦争で、若き戦闘員たちの諸先輩の方々が命をかけて闘ってくれた過去があるからこそ、私は、今、普通にこの令和の時代で社会生活を送っていられるのだ。」という事でした。
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昭和の時代、私が生まれたのは、第二次世界大戦が終了した年から16年後でしたから、まだまだ人の心の中に戦争の記憶が色濃く残っていました。だからなのか、軍人・兵隊さんたちが多く集まっていた基地周辺の村の人たちからは「夜になると、いるはずのない兵隊さんたちが夜の街を列をなして行進している姿を見た、行進する音が聞こえた」だとか「子どもが夏に川で泳いでいたら軍服姿の兵士に引きづりこまれそうになった」とか、昭和30年代、40年代初頭には、軍人・兵隊さんたちの無念さを現したかのような話しが、まことしやかにされていたことも思い出しました。
私はお金持ちでもないし、権力者でもありません、極々普通の生活を送っている一平凡な日本人です。ただ、今は、色々な事に感謝する心を忘れないように心がけつつ日々の生活を過ごしている次第なのであります!