映画と健康/雑談で心ほぐし

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【映画127】 映画「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!還暦+1です!

私はこの「映画と健康雑談で心ほぐし」とは別に、過去にロサンゼルスで駐在していた生活の模様を書き記したブログも書いていたりするのですが、そちらのブログでも時々「映画」に関することを書かせてもらったりしています。

最近あちらでアップしたブログの中に「そうだ『映画/健康雑談』の方でも、この映画もご紹介しておこうかなぁ」と思ったものがあったので、今日と次回はそのブログに少し加筆したものを転記させて頂きます。

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今日ご紹介するのは「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」という映画です。

これまでの様々な戦争・紛争で、米軍はウィンチェスター製の銃を多用してきました。西部劇でもよく見受けられるウィンチェスター社製の銃なのですが、それ故、これらの銃のせいで命を落とした人々の怨念がウィンチェスター家に集まってきたと言われるようになりました。

銃器は戦争や争い時に人を殺傷する際に使用されるものであり、サラ・ウィンチェスターは夫と娘が早くしてこの世を去ったのは、自分の家の稼業が銃製造であり、人の命を奪う銃を売ることによって得た利益で自分は裕福な生活を送っていることに対する罰なのだと思い込みます。そして、傷ついた心をどうすることも出来ず、ある霊媒師の元を訪れます。すると彼女に降りかかる不幸はすべてウィンチェスター銃により命を落した亡霊たちの怨念がそうさせており、

「彼らの恨みを晴らすためには西方面に引っ越しをして、そこの家を増築をし続けていきなさい。」

との助言があり、彼女はその通りにして霊たちの怒りを鎮めるために家の増築を重ねていくことになります。それがその後38年間も絶え間なく増築していくことになっていく訳です。 

私はこのお屋敷を観光で訪れた際、詳しい事情を知らなかったわけですが、どうしてこんなお屋敷が作られたのだろうか?その内容を描いてくれる「映画」があってもおかしくないのではないかとずっと思っていました。そして、ついにその映画「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」が製作されて、2016年に公開されました。

家の主であるサラ・ウィンチェスターをヘレン・ミレンが演じています。ヘレン・ミレンは「キャル」(84)と「英国万歳!」(94)で二度ほどカンヌ映画祭で主演女優賞を獲得、「クイーン」(07)ではアカデミー主演女優賞を受賞しています。娯楽アクション大作にも出演していてブルース・ウィリスらと共演している「RED レッド」シリーズやヴィン・ディーゼル主演の「ワイルド・スピード」シリーズでも圧倒的な存在感を示している。サラ・ウィンチェスターの精神鑑定をするためにお屋敷に遣ってくる精神科医の役を「ターミネーター:新起動ジェネシス」のジェイソン・クラークが、マイケル・スピエリッグ(「ジグソウ:ソウ・レガシー」)が監督を務めています。この映画はミステリーというよりも「ホラー色」強めの作品になっていますが、どうして彼女がこのお屋敷を作ることになったのかは十分に理解出来る内容になっています。

もしも皆さんの働いている会社の商品が数多くの人の命を奪うようなことになっていて、その商品が売れれば売れるほど、あなたのお給料やボーナスがどんどん上がっていくのだとしたら、最初のうちは嬉しいかもしれませんが、そのような状況をあなたは定年になるまで耐えることが出来るでしょうか?あなたの会社に浴びせられる誹謗中傷に対してあなたは、あなたの心は何の痛みも感じずに平々凡々と過ごしていられるでしょうか?私にはサラ・ウィンチェスターがどういう気持ちで「ミステリー・ハウス」の増築をし続けていたのかその真意を推し測ることは出来ませんが「せめてもの罪滅ぼし」になればという気持ち(?)から、その作業をし続けていたのだと信じてみたいです。

我々は出来ればお金持ちになりたいと願います。確かにお金はありすぎて困るということはないでしょう。でも、人の恨みや他人を犠牲にして得る富だとしたら、巨万の富を持つような身分になったとしても、心の安らぎを失い、平穏な日々を送ることが出来なくなってしまうのではないかと思います。

お時間とご興味のある方は、この映画「ウィンチェスターハウス アメリカで最も呪われた屋敷」をご覧になってみてください。しかしながら、ホラー映画が苦手な方にはお薦めはしません。