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チョコレートが食べられない子供たち【雑談002】

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!

以下の記載内容は、私の別ブログに掲載していた記事に新たに加筆したものになります。以前、読まれている方もいらっしゃるかと思いますが、どうぞご容赦下さい。

チョコは美味い!60年近く生きてきて幼い頃から食べていて、もちろん今でも食べている。だけれども新しいチョコとの出会いはまったく新しい「ウマ甘」との出会いなのであります! 

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Glenis AymaraによるPixabayからの画像

はじめてチョコを食べたのはいくつの時だったかは定かではないのだが、昭和30年代末期から40年代にかけてだと思います。家にお客さんがやってきてお菓子の詰め合わせギフトを頂きました。中にはいろいろな味のキャンディーと小さな3センチほどの大きさで青と赤の綺麗なセロファンで包まれたお菓子が入っていました。おばあちゃんから「どれでも好きなものをたべなさい」と言われて、気になっていた凄い綺麗な青色のセロファンに包まれたお菓子を包みから出してみると茶色くて長細いて少し硬いお菓子が入っていました。一口噛んでみました。すると口中に少しネットリ感のあると甘い汁のようなものが口の中いっぱいに広がって、初めて味わう甘くてなんとも魅惑的な味にすぐに虜になってしまいました。まだ口の中に最初のチョコがあるにも関わらず「赤い包み」の方はどうなっているのでだろうか?おもむろに手に取って包み紙を取ってカジってみました。口の中でザクジャリという音がしました。「うん、さっきと違う!」そうです、こちらの方には小さく砕けたナッツが練り込んでありました。「うわ~~、こっちも美味い!!」と一人心の中で叫んでいた記憶があります。

今や「バレンタインデー」の時期になるとスーパーマーケットやデパートに行くと「チョコレート」の大きな特設コーナーができていて、創意工夫をこらした様々なチョコレートのオンパレードとなっていて「どれにしようか?」とかなり迷ってしまう状況となってますよね。

また最近はチョコレートの修行をしたシェフならぬパテシエという方が出している六本木あたりのお店に出かけていっては、丹精込めて作られたチョコレートを選んでは食べていたりします。

バレンタインデーだから「オイラにチョコを与えてくれ!」とのオーラを出しているつもりはなく、食べたいと思うチョコレートを見つけたら私は自主的に買って食べるタイプなのでバレンタインデーだからと言って「他力本願」で女性頼みにしていたら「食べたいチョコ」をゲット出来ずに終えてしまいます。私はそんなことにならないように食べたいチョコをゲットする「自助努力(購入)」タイプなのです。(本当は悲しいかなチョコをくれる女性がいないだけなのですがね!!)

子供の頃からチョコに魅せられて生きてきたわけですが、数年前にテレビであるドキュメンタリー番組を見てから「チョコレート」に対する考え方がガラっと変わってしまいました。

そのドキュメンタリーは「チョコレート」の原料になる「カカオ豆の生産」に従事する赤道付近の国の農業従事者を取材した番組でした。その農家では大量のカカオを育てては収穫して、それを海外などに輸出して生計を立てている様子をカメラが追っていました。その農家の家にこどもが3人(?)いて父親をカカオの収穫を手伝っている様子も映していたので、日本人の私はてっきり「この子供たちはさぞや美味しいチョコレートを飽きるほど食べて居るんだろうなぁ、これだけカカオが取れるんだから。」と思いました。でもです、次のナレーションを聞いてびっくりしました。

「貧しいこの農家のこどもたちは恐らく一生涯チョコレートというものを口にすることはないでしょう。彼らにとってチョコレートは『超高級品』なのですから・・。」と言っているではありませんか!? こんなにもカカオ豆が目の前にあるのに、あの子供たちは「チョコレート」の味を知らないでいるとは!!この衝撃的な事実にとにかく愕然としてしまいました。

我々日本人は、スーパーやコンビニに行けば、いつでもどこでも「チョコレート」がすんなり買えていつでも食べることが出来るのに。世界の他の国では「チョコレート」の原材料となる「カカオ」を生産して輸出しているのにも、その国の子供たちはチョコレートのあの甘くて美味しい味を知らないままの人生を歩んでいるなんて・・・!

いろいろと「チョコレートとカカオ」の生産のことを調べてみると、世界では「児童労働」ということが問題になっているのだということを知りました。そして、この問題を無くそうと懸命に活動している団体があることも知りました。

バレンタインデーに「いくつチョコをもらった?」と数を競ってたりする男子学生たちがいるけれど、一つも無駄にせずにしっかりとそのチョコを味わって食べて欲しいものです!世界には「チョコレート」の原料の豆を収穫する仕事を強いられているのにその味を知らないまま一生を終える子供たちがいるのですから!!