映画と健康/雑談で心ほぐし

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【人生ほど重いパンチはない:005-3 再掲出】大谷翔平選手「疲れ」が溜まっていない訳ないじゃないですか!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です。還暦+2です。

自分の別ブログ(休止中)から若い人に読んで頂きたい【人生ほど重いパンチはない】というブログを【再掲出中】です。本日は先月8月24日にアップしたばかりの大谷選手についてのブログを再度あげたいと思います。前回、偶然、彼が怪我をした時期にこのブログを再掲出することになりましたが・・・。

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上記フォトはPixabayからの画像になります。

体だけでなく、傷ついてしまった「心」を抱えている人にとって「理解し合える人・友」はとても重要な存在です。 自分は孤独な存在だ」と思うのと「理解してくれる人・友」がいるという状況とでは弱った心に与える影響はまったく違います。他の人が自分の状況を理解してくれている、気にかけてくれている、言葉をかけてくれる人がいるんだということ、それがどれだけ苦しんでいる立場の人に「勇気と元気」を与えてくれることか!!

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Murray RuddによるPixabayからの画像

人はその歩んでいる道の中で、人生を左右する病気になってしまうかもしれないし、スポーツ選手だったら選手生命に関わる大きな怪我をしてしまうかもしれない。あるいはビジネスマンも事業で大失敗をして大きな借金を抱えることになってしまうかもしれません。人は、まさに人生における強い逆風が吹きつけるような状況に襲われてしまう可能性はあるのです。

その苦しい状況を「理解してくれる人・友」がいてくれることは本当に大切なことです。

しかしながら、その苦しい状況、時に「挫折」「逆境」と呼ばれるものに対峙・対面して乗り越えなければならないのは当事者である本人であるあなたであって誰も代わることは出来ないのです。

 

ここでちょっと2021年秋に流れていた中井貴一さんと瀧本美織さんが出演している「ミキプルーン」のCMのお話しをします。コミカルな内容が続いていた同社のCMですが2021年度版は(コロナ禍で)苦しい状況にいるであろう方々に向けての応援CMになっていました。以下がそのCMの中でお二人が言っている台詞です。

 

誰でもつまずいてしゃがみ込むことはある

でも深くしゃがみ込むからこそ 大きくジャンプできる

どんなに悪い天気が続いても 必ず晴れる日が来る

そして いつか 必ず実を結ぶ きっとうまくいく 

 

前回、このブログでは水泳の池江璃花子選手の闘病生活のことを書きました。病気との闘いは時に長く辛いものになります。私も身近に「白血病」になり、この世を去った甥っ子がいるので、その闘いがどれほど辛く苦しいものなのかを知っているとお伝えしました。

もう40年も前の事になりますが、私の母が大腸がんになり8時間に渡る手術を2度も受けることになりました。そこから普通の生活に母が戻ることが出来るのにどれだけ時間がかかったことか。その当時の母の望みは「ラーメンが食べたい」というものでした。回復して「ラーメンが食べられる」のに何年もかかってしまいました。

 

ものごと、壊れてしまったもの、特に人間の体は故障してしまうと、一朝一夕に元の状態にポンと戻ることは出来ません。「大きな病気になった」「重症状態に陥っている」「足を挫いた」「事故・手術を受けてリハビリをしている」「どこどこが炎症した」「資格試験に落ちた」。でも焦ったからといって

「治すべきものはじっくりと時間をかけて治すしかないのです」

 

「治るのには『時間がかかるのです』」

 

「炎症を鎮めるには湿布を張り続けるし

 あるいは時に抗生物質も飲むでしょう」

 

「資格試験に落ちて再挑戦するにも『次の試験日』はすぐにはやってこないケースがほとんどです。『時間がかかるのです』」

 

「『時間がかかる』からといってやけになったとしても時計の針は決して早くは進んでくれません!」

 

2022年、2023年と大活躍しているメジャーリーガーの大谷翔平選手ただ、過去の活躍ぶりはどうだったのかが気になり、ちょっと調べてみました。彼は2017年まで日本ハムでプレイしていました。そして、2018年から今のエンジェルスに在籍しています。

 

2018年 投手で4勝、ホームラン22本

18年10月1日 右肘内側側副靱帯(じんたい)の再建術(トミー・ジョン手術)を受けています。

 

2019年 ホームラン18本 投手での登板はなし

19年3月08日 術後初のキャッチボール、

19年5月07日 打者で公式戦復帰

19年6月26日 手術後初めてのブルペン入り

19年9月13日 左膝蓋(しつがい)骨を手術

19年10月上旬 キャッチボール再開

 

2020年 投手で0勝、ホームラン 7本

コロナ禍ということで開幕が7月からになってしまった!この年の登板は2試合のみ。2試合ともに負け投手となり、勝利はなく終わってしまった。

 

2021年 投手で   9勝、ホームラン46本の大活躍

2022年 投手で15勝、ホームラン34本の大活躍

※投手として二桁勝利、打者として二桁本塁打のダブルで達成した選手としてはベーブ・ルース以来104年ぶりの快挙となりました! 

 

2023年は、8月25日の段階でホームラン44本で投手としても二桁勝利をあげているといった素晴らしい成績となっています。

上の記録をみていただくとお分かりのように、大谷選手は大リーグに移籍した最初の年の終わりに「手術」を受けています。「手術」の影響もあり2年目と3年目での「投手」としての活躍は出来ず終いという結果になっています。                     

彼の投手としての成績を見ているととても学ぶことが多いですね。

 

2018年、2019年、2020年の成績をみてみると彼は「宇宙人」ではなく、故障者という「痛みの世界」にどっぷりと浸かり、復活するのだと自分に言い聞かせて、必死にもがき、努力し続けてきたのです。

 

2023年の今、テレビ放送で「大谷選手の特集」を見ていると解説者やコメンテイターが「走塁はしないでほしい。ケガが心配だから。」というコメントを発しています。「故障者の『枠』に入る」のがどういうことなのか、大谷選手自身、過去にその辛さをすでに味わってきているのです。他の人に言われずとも、怪我をするとどういう生活が待っているのか、どれだけ嫌な気持ちになるのか、彼はもう過去に経験済なのです。だからこそ、彼はしっかりと睡眠をとって体調に万全を期して、自分自身が納得のいく野球というものを貫き通しているのです。

 

「人間、新たに飛び上がる為、しゃがみ込んでいる間に我慢して力を溜め込むことに時間を使うことは大切なことなのです」

 

車・列車・船などエンジンで動いているものは、限界以上のスピードで走りつづけていると、所謂「オーバーヒート」をしてエンジンから煙りが出て、遂には動きを止めてしまうことになってしまいます。機械によく使う言葉に「メンテナンス」というワードがありますが、人間も動き続けていたら、どこかに疲労が溜まってきてしまいます。クールダウンさせて休ませることも、やはり大切なのです。

 

優秀な人ほど「俺は走り続けられる」という思いをストップさせることが難しいようです。

 

他の人の期待を裏切ったとしても自分自身を「クールダウン」させる時間・期間をしっかりとスケジュールの中に盛り込むことも大切なのですよ、きっと!!