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【映画123】父となる男たちよ、結婚を意識したら映画「自転車泥棒」をじっくり見てみて欲しい!!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!還暦です!

今日は古いイタリアの白黒映画の名作「自転車泥棒」について書いてみたいと思います。若い読者の方からは「えっ、また高岡のおっさんが何か言ってるよ」と思って頂いても結構です。大きなおせっかいだと言われれば「はい、そうです」としかいいようがないのも事実ですからねぇ。

                                     Sabine Langeによるpixabayからの画像

この映画は1948年度のヴィットーリオ・デ・シーカの監督作品です。同じ時代の作品と言えば「チャップリンの殺人狂時代」やヒッチコックの「ロープ」といった作品が公開されています。この「自転車泥棒」は1949年のアカデミー賞外国映画賞を受賞しています。今からもう半世紀も前の作品ですが、映画の主題は今の時代を生きる我々にも十分伝わります。

簡単にストーリーを説明すると、戦後、2年間も仕事を探し続けている妻も子もあるローマの男性が主人公。彼の名前はアントニオ・リッツィ。ようやくポスター張りの仕事を得ることが出来ます。その条件は自転車を持っているということ。アントニオの妻は家中の新旧さまざまなシーツを集めて質屋に行き、質に入れてしまった「自転車」を取り戻します。そして、アントニオはポスター張りの仕事を始めます。しかし、折角取り戻した自転車をポスターを張っている最中に目の前で盗まれてしまいます。そして、息子とともにその自転車を探すことになります。結局、盗まれた自転車は出てきません。そこでアントニオは、父として、男としてやってはいけないことをしてしまうのです・・・。

貴方が男性で、結婚を意識していて、愛する人と将来の自分の子供たちのことを考えだしているとしたら、是非一度この映画「自転車泥棒」をじっくり見てみてみて欲しいのです!子供たちの前では「威厳ある父」であることがベストではありますが、仮に威厳のある父ではなかったとしても、子供たちから見て「人間として恥ずかしいと思われるような男」にはなってほしくはありません。

 

仮に、あなたがこの映画「自転車泥棒」を観たとして、このラストからエンディングまでのストーリーをどう思われるでしょう?

 

下記の私の意見は、とても上から目線の発言のように聞こえるかもしれませんが、一応・還暦までサラリーマンとして働いていたということ、熟年離婚を経験しているということ、年齢が少しばかり上の経験者として20代~40代の男性諸氏へ真面目にアドバイスを送りたいと思い、少し上から目線の発言になっているかもしれませんが、どうかお許し下さい!

 

①「この映画、重くて、なんだか、ヘビーな気持ちにさせられる映画だなぁ~~」と思ったとしたら、貴方は、りっぱに成長した青年だと言っていいでしょう。素敵な恋をして良き時期にご結婚なさって、子供たちと素敵な家庭を築いてください。

 

②「別に何とも思わない。つまらないし時間の無駄。」と思ったとしたら、結婚はしない方がいいのでは・・。あるいは、結婚したとしても、こどもは持たない方がいいような気がします。

 

③「この主人公に腹が立った。子どもの前では凛とした『父親』であるべきだし。結婚前にしっかりと定職についておくべきだろう。またどういう時代であれ資格のようなものだってあるだろう。」と思ったとしたら、貴方は、二度とこの映画を観る必要はありませんし、あなたが描いた人生の設計図に従って、しっかりと貴方の人生を歩んでいってください。あとは〇○〇〇感次第ですね、きっと!

 

③という考えの男性にも思いもしない事が起こってしまうかもしれません。それが人生であり、人生の重要な要素のうちのひとつ「恋」がそこに絡んできたりするから人生はままならなかったりします。「恋」が人生設計を壊してしまうならば、やはり「恋」なんてしない方がいいと思うかもしれません。でも、この感情はなかなかうまいようには扱えないものであり、おそらく「男」と「女」の間の重要なテーマであり続けていくのですよ、きっと。

しっかりと「腕に職をつける」「頑張って一生食っていける資格を取る」。これらを手に入れるまでは絶対に「恋」なんてしない。この考えを貫ける人は、そうした方がいいと俺は思います。

「人生は(仮に)長い」のであれば、自分の納得のいく力量を得ることを「恋」よりも優先させた方がいいと思います。その修行中に注意しておいてほしいことがあるとすると、自分自身の「伴侶」になってくれる「女性のタイプ・条件」をじっくりと考えておくこと。器量が良いかどうかは外面だから、自分の好みかどうかはすぐに分かるでしょう。外面に左右されずに「内面=価値感・性格・趣味・家族感(相手の両親に対する)など」をしっかりと観て、伴侶とする人は決めて行ってほしいです!

 

年齢に惑わされる必要はありません。仮にあなたが40代、50代で初婚であろうと、あなたが考える、あなたの条件に沿っている女性であれば、それが「ベスト」なわけですから。他人や親から「まだ結婚しないの?」と言われようと気にしない方がいいのです。それで仮に貴方が生涯独身を貫くことになったとしても、自分のベストな相手がいなかっただけの話しです。でも世の中には、男性が70代、女性が90代のご夫婦がいたりもするのですよ。

 

逆に「あなたはお金がないから」「育ちが悪いから」「だから結婚が遅くなっても仕方がないわね。」と言われても反発する気を起こす必要などありませんよ。あなたが考える、あなたの条件に沿っている女性が「ベスト」わけですから「心の中に他人・友人たちへの『見栄』」から結婚を急ごうなどということはしないでください。

 

私は「若くして結婚しない方がいい」といいたい訳ではありません。経済的に妻と子供を養っていけて「楽しく・穏やかな」家庭を築ける基盤をもっているという男性は自分の条件に合っている女性が目の前にいるのであれば、躊躇なく、お付き合いを申し込むべきでしょう。

 

前にもいいましたが、私は4歳で「母子家庭」になりました。自分の「父親」は、私からすると「酷い男」です。おそらく映画「自転車泥棒」の主人公に近いタイプの男性なのか、もっと無責任な男性なのだろうと思います。

 

男として「家庭を築ける基盤」がないのであれば「結婚」は急ぐべきではありません。片親育ちの家庭の子供たちは仕方なく寂しさをこらえているのですから。