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映画「ラストマイル」を見て「踊る大捜査線」「室井慎次」新作に思いを馳せる!そして!!【ネタバレ注意!】【映画171】

どうも「映画/健康雑談」の高岡です還暦+V3です。

映画「ラストマイル」を公開後、すぐに観たのですが、なかなかブログを書くことを何故か躊躇してきました。まず思ったのは今の時代だからこその映画だなぁということ。

           Sabine Langeによるpixabayからの画像

戦後の昭和に生まれて、平成・令和と生きてきて手紙や物を届ける為の手段として「郵便配達」しかなかった昭和の時代、郵便局員によるバイクか自転車で配達してもらうしかつての日本にはなかったのです。

その後、世の中に「〇〇急便」「宅配便」のような民間の業者が物流・配達業務を行うようになり、物流というものが大きく発展していき、今我々の生きる21世紀では欲しい商品をネットや電話で注文して、それを受け取る手段として「宅配」というサービスが「あるのが当たり前」という世の中になってしまっていますものね。若い方々、これって作り上げられたものなのですよ。私の若かりし時代にはなかったものですから。

このサービスは、やはり時代が要望しているからこそ短期間に急成長してビジネスが成り立ってしまったわけで、amazonという企業の成長ばかりでなく、日本の民放などのテレビでの通販番組で商品を購入して、それを宅配で家で受け取るという構図がしっかりと出来上がっている、それが2024年の日本の今なわけです。

 

「物品を安全に運ぶ」という前提でこの業務・サービスは成り立っています。「物品を安全に運ぶ」という基本中の基本が崩壊してしまったら、どうなってしまうのか? その{IF}の世界を描いているのがまさしく映画「ラストマイル」なのです。

 

※以下はYouTubeに上がっている映画の公式な予告編になります!


www.youtube.com

 

この予告とそれに続いているこれを観た人のコメントを読むと「この映画が観たい!」という気にさせられる。凄くよく出来たお手本のような映画の予告編だと思います!

 

この映画を観た人たちの本当の声は、どうなのだろうか?映画はヒットして、興行的にかなり良い数字になっている。日本版アベンジャーズのようだという人もいるが、ドラマを観ていない人にとって、この映画はその魅力が半減してしまっているということなのだろうか。

 

「予告編内の米津さんの主題歌がいいので早く映画を観にいきたい!」というコメントを読んだ。

 

確かに米津玄師さんが歌う主題歌「がらくた」には惹き付けられる。でも本編すべてを観終わった人にお尋ねしたいのは、観てから一週間が経ったとしても米津さんの歌声が心にリルレインされ続けているでしょうか?という点なのです。

 

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昭和の時代、歌謡曲のことを「流行歌」と呼んでいた時期があった。その時代に活躍する歌手が、その時代に活躍している作曲家なり、作詞家が創り出した曲に、その時代の歌い手が、歌声とともに魂を吹き込む。音とミックスされた歌声・魂が、ラジオやテレビ番組、有線放送で流れに流れて、ヒットに繋がる曲が生まれていく、そんな時代。それが「歌謡曲=流行歌」だった。

 

私は思う。映画にも似たような傾向があったと。「テレビドラマ/その時代ならではテーマ=流行映画」。その時代だからこそ大ヒットに繋がった映画、それが「流行映画」!

 

「流行歌」とは言うけれど「流行映画」なんていう言葉はないかもしれない、だけれども「ラストマイル」は、私にとっては「流行映画」だと思うのです。この映画、20年後に観直して、本当にその時も面白いと言えるのだろうか?

 

ここまで今回の私のブログを読んだ人は「高岡孝光、あんたはこの映画が面白くなかったのか?それならそういえばいいじゃないか。」と思っているかもしれない。私は、この映画を楽しく鑑賞することが出来ました。でも、映画を観た気がしなかった。何だか、どうしてもお金のかかったテレビ局製作のスペシャル番組を映画館のスクリーンで見せられたかのような感じがしてしまって・・。だからなのか、観終わった後に爽快感は感じられなかった、私には。もちろん、感動で涙が頬をつたうという事もなかった。面白い作品だとは思います!!

 

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21世紀の今、フジテレビは「踊る大捜査線」をフィーチャーしている。テレビ放送の方ではテレビドラマを再放送して、映画の方では、柳葉敏郎が当時の当たり役である室井慎次を再演している。

 

「踊る大捜査線」という作品・シリーズは、まさしくあの時代の時流の最先端を走っていた作品だった。映画版は興行的にも申し分のないほどの大成功という結果となった。これぞまさに「流行映画」の頂点とも言える作品だった!

 

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テレビドラマ「踊る大捜査線」からスピンオフした作品にはなるがこの2024年の秋に「室井慎次 敗れざる者」「室井慎次 生き続ける者」の2本の長編映画が公開となる。

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本日・10月11日。「室井慎次 敗れざる者」を劇場で観てきました。柳葉氏の思いのこもった重厚な演技と子役たちの演技のうまさ、そして、最後に畳みかけるように出てくる昔観た「踊る大捜査線」ドラマのシーンの数々に思わず気持ちが高まり涙が出てしまった。早く後半である「室井慎次 生き続ける者」が観たい!!