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【映画138】映画「シャイロックの子供たち」主演が阿部サダヲ?、でも観終わったら拍手を送っていました!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!還暦+1です!

阿部サダヲ、上戸彩出演の「シャイロックの子供たち」を見てきましたよ~。演技も演出も全員超ブラボーでした!

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hudsoncraftedによるPixabayからの画像

池井戸潤の原作小説の映画化ですが、小説とは内容が違うそうですが、映画版の内容に私はとても満足しています。この映画の内容って、最近の世の中だと、本当にどこかで起こっていそうな出来事を題材にしていて、それを以下の俳優さんたちが、ものの見事に演じていて、とても観ていて楽しいというか、とても「見ごたえのある演技」を見させて頂きました。 

・阿部サダヲ  ・上戸 彩        ・玉森裕太   ・柳葉敏郎 

・杉本哲太  ・佐々木蔵之介  ・柄本 明   ・佐藤隆太

・橋爪 功

最近は、テレビのチャンネルをまわすとジャニーズを中心にイケメンと呼ばれている若い男子ばかりが出ていたりするのですが、世の中は色々なタイプの人たちが普通に暮らしているわけで、普通の生活の中のミステリアスな事件のストーリーにこそ、私を含めて中年以上の観客たちは演技派の役者さん達の重厚な演技にこそ惹き付けられてしまうのであります。

この映画にも確かに「玉森裕太(Kis-My-Ft2)」さんがジャニーズから参加していますが、この映画の中での彼はイケメン臭を見事に消して、その役になりきっているので、まったくジャニーズ印が邪魔していません。

その他の役者の方々も「豪華キャスト」というに相応しい演技派の方々が出演しております。橋爪さんは最近ですと山田洋次監督の「家族はつらいよ」シリーズでごく普通の家族の父親役をなさっていますが、今回は、うさん臭い社長さんの役をうまく演じておられますねぇ~~。渋い。劇中の叫び声を上げるシーンでの声の演技は正に真に迫っていますねぇ~。

映画を観ていて、今回演技で「一番大変だっただろうなぁ~」を思いながら観てしまったのが杉本哲太さんの演技ですねぇ。銀行内で大声で部下たちを叱責しているシーンが多いのですが、あれは結構なエネルギーを使っていると思いますよぉ。人は怒る時、普通、頭に血が上りますから、杉本さんもかなり血圧を上げての演技だったのではないでしょうか。杉本哲太さんは今テレビドラマ「ダカーポしませんか?」にも出演中で、命を賭けて生き残りゲームに勝ち抜いていこうとするサバイバーたちの一人を演じていますが、このテレビドラマではサラリーマンからかけ離れた「わけありのちょっとチンピラ風な男」という役どころを演じています。まったくタイプの違う役なのですが、見事に演じきっています。いい役者さんだなぁと感心することしきりです。

柄本明さんは、けっしてハンサムなタイプではありませんよね。普通だったら「役者」になろうとは思わないタイプなのかもしれません。でも、世の中は色々なタイプの方々が暮らしているわけで、イケメンばかりで成り立っていたら世の中の女性たちは大喜びかもしれませんが、実際にはそんな世界は存在せず、イケメンもいれば、かなり個性的な方々も混在しているのが実際の世界なわけです。そう考えると、柄本明さんの存在する意義に異議を唱える人はいないと思います。また柄本さんならでは「味」は柄本さんしか出せませんから。

それと上戸 彩ちゃんが、やっぱりいいですよね。彼女が出ているだけで私などは自然と劇場に足が向かってしまいました。彼女の吸引(動員)力は凄いですね。私生活ではもうママになっているのに、テレビで見る彼女は、いつも実に若々しいし、この映画の中でもおそらく独身の銀行員という役どころですが、自然でとにかく可愛いので、全てを許しちゃうみたいな安心感がとても良いですね~。彼女は映画の中のストーリーでも大事なパートを演じてくれているのですが、彼女の顔をみているとそれだけで満足してしまい、思わず映画全体のストーリーの流れを追うのを忘れてしまいそうになりましたからねぇ。恐るべし「上戸彩オーラといった感じでした~~~。

さあ、そして、主演を務めているのは、我らが阿部サダヲさんですが、彼は2019年度のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリンピック噺~」東京にオリンピックを誘致するのに活躍した田端政治という主役を演じていたわけですが、その演技は時に大袈裟であり、うるさくもあったりもして、時に鼻に着いたりしたのですが、でもなんだか全て許せてしまったのは、役者・阿部サダヲ氏が持っている「人間性・人間力」が自然と体から染み出てきていたからなのだろうなぁと思うのです。

今回の映画「シャイロック」では、声のト~ンを落として、共演している佐藤隆太さんに語りかける時の演技では、実に自然に語っているように見えるので、大河ドラマの時に見られた「あくの強さ」がうまく取りそがれているように見えました。これはもしかしたら本木監督の演出の賜物なのでしょうか。

映画の宣伝やチラシを見て「主演:阿部サダヲ」となっているのを最初に見た時は「阿部サダが銀行員?」、彼の演技が、うるさすぎて銀行員に向いていないだろうと思ったのですが、映画全部をすべて観終わった後、スクリーンに向って、おもわず「拍手」を送っておりました!

演技も演出も宣伝活動も、このプロジェクトに参加している方々全員へ!「皆さん、超ブラボーですよ~~!」

日本には世界に誇るアニメという最高のコンテンツもありますが、やっぱり日本人には「日本映画・邦画」が必要ですねぇ。素晴らしい日本の原作ものはもちろんのこと、斬新なオリジナルストーリーもどんどんと映画化していってほしいものです。

映画関係者の皆さ~ん、是非ともよろしくお願いしま~す!!