どうも「映画/健康雑談」の高岡です!還暦+4です。
映画「ナイトフラワー」を観てきました。この映画は北川景子さんが演じる二人の子供がいるシングルマザー、永島夏希がどうしてもお金が必要というシチュエーションの中、仕方なく違法ドラッグの売人になってしまう過程を描いていく作品です。彼女の相棒になるのが森田望智さん演じる女格闘家の芳井多摩恵であり二人はお金のためにパートナーになるのだけれど・・・。
Sabine Langeによるpixabayからの画像
北川景子がドラッグの売人の役なの?何だか彼女のイメージじゃない、ドラッグの売人の役なんて合う筈がないと思っていたので、この作品をなかなか鑑賞する気になれませんでした。それがどうしてこの作品を急に見たくなったのかというと報知映画賞の助演女優賞を森田望智(みさと)さんが獲得したからなのです。私はてっきり「TOKYOタクシー」の蒼井優さんが取るに違いないと信じ切っていました。蓋を開けてみると助演女優賞は森田望智さんが受賞していました。それでなんだか居ても立ってもいられずに映画館に足を運びました。
観おわった時、森田望智さんが助演女優賞を受賞したことを素直に納得してしまいました。素晴らしい演技でした。映画の宣伝のインタビューに答えている森田さんはひとりの普通の女性らしい声で話す弱弱しいタイプの女性なのに、映画の中の彼女はまるで別人。格闘家になりきっていた。これが「本当の演技」というものなのだろうと感心してしまうことしきり。
違法ドラッグの密売組織の元締め役サトウを演じているロックバンドSUPER BEAVERの渋谷龍太さんの演技も素晴らしかった。この作品が映画初出演とは思えないほど、完成度の高いものだった。
そして、もう一人、娘役の小春を演じている渡瀬結美ちゃん。彼女の演技には涙腺がやられっぱなしでした。小春がいじめにあうシーンがあるのですが、家に帰ってからの彼女のシーンが、もう可哀そうで可哀そうで、本当にいじめた奴らをぶん殴ってやりたくなった。観ている観客をそういう気持ちにさせるほど彼女の演技は自然で説得力があった。彼女はバイオリンが出来るということでこの役に抜擢されたようだ。演技はほぼ初めてなのだそうだが、いやいや、素晴らしい!!
個人的なことですが私は結婚歴はあるけれど子供はいません。北川景子さん扮する主人公には二人のこどもがいます。お姉ちゃんと弟。この弟、なんだかどうしようもなくやんちゃなのです。観ていて腹が立つほどです。一般的に「こどもはよく泣きます」。すぐに駄々をこねますし、またすぐに走り出したりもします。この弟は、そのやんちゃさで、いつもお母さんを困らせています。この弟の行動をみていたら「本当にこどもを育てるのは大変だ、俺はこどもがいなくて良かったのかもしれない」などとも思いました。これってすべての演者さんに対する内田英治監督の演出が的確だということだと思います。
ただ一つ不満があるとすると森田さん演じる多摩恵の幼馴染である池田海の役をSnow manの佐久間大介さんが演じているのだけれど、多摩恵への秘めたる愛をもっともっと激しく表現するように内田監督には演出して欲しかったかなぁ。最後の方で彼が多摩恵のために死ぬ気になっていることは伝わってきました。だからこそもっともっと怒りを爆発させる場面を作ってほしかった!
この作品、突っ込みたいポイントは、いくつかあるのだけれども役者たちの熱演に見とれているうちに細かいことは言いたくなくなり、知らず知らずのうちに目から涙が落ちてしまう、そんな作品です。私高岡、お薦めします!
この作品で、私はもう森田望智(みさと)さんと渡瀬結美ちゃんの大ファンになってしまいました。
