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【映画068】「メリー・ポピンズ」「サウンド・オブ・ミュージック」「チキチキバンバン」明るい気分にしてくるミュージカル映画は最高だなぁ!【 後編 】

どうも「映画/健康雑談」の高岡です

今日は大好きなミュージカル映画「チキチキ バンバン」(68)をご紹介します!「メリー・ポピンズ」「サウンド・オブ・ミュージック」と並びミュージカル映画の名作と言われている作品ですが、これらの作品に関わった出演者やスタッフが「チキチキバンバン」にも多数関わっています。だからでしょうか、とても「夢のある作品」になっていて、ご家族全員でゆったりと楽しむことが出来る素晴らしい作品に仕上がっています!!お薦めです!!

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Sabine Langeによるpixabayからの画像

《物語のあらすじ》ディック・バンダイクが演じるカラクタス・ボッツはしがない発明家でジェレミージェマイマという二人の子供がいます。子供たちはポンコツ自動車チキチキバンバンが解体されて溶鉱炉に投げ込まれてということを知り、父になんとかしてほしいと頼みます。ボッツはそのポンコツ車を買い取り、手を加えて、しっかりと走れるようにします。ある日、親子はチキチキバンバンに乗って海辺に出かけていきます。途中で美しい女性トゥールリーに出会って一緒に楽しい時を過ごします。そして、ボッツの空想の中で4人は海を走ったり、空を飛んだりと大冒険を繰り広げます。

そして、この4人の冒険を盛り上げてくれるのが「メリー・ポピンズ」にもスコアを提供していたシャーマン兄弟の曲なのです。だからなのか、曲の一部分が、ちょっと「メリー・ポピンズ」に似ているところがあったりするのですが「メリー・ポピンズ」好きの私としては全く気になりませんでした。ただほんの一部が「ウルトラマンタロウ」の音楽に似ているフレーズがあったようには思えましたが・・・。

 

この作品には様々な文学・映画関係者が関わっていますので、その中の何名かの主要スタッフの方をご紹介させて下さい。まずは、この方「アルバート・R・ブロッコリ」氏です。

「アルバート・R・ブロッコリ」という名前に「ピン」とくる方はアクション映画の最高峰「007」の大ファンの方ではないでしょうか?そうです、アルバート・R・ブロッコリ氏は映画「007」シリーズの名プロデューサーで最初の作品「ドクター・ノー」(62)から第13作の「オクトパシー」までメインプロデューサーを務めた方なんです。「007」自体はイアン・フレミング氏の冒険スパイアクション小説が映画の基になっているわけですが、今回ご紹介する「チキチキバンバン」はこのイアン・フレミング氏が書いた唯一の児童文学であってアルバート・R・ブロッコリ氏はこの児童文学作品を「007は二度死ぬ」(67) の後に「映画化」したんです。

さてさて「007は二度死ぬ」(67)ですが、この作品の脚本は「ロアルド・ダール」という人が担当しました。この名前をご存知の方は「児童文学」もお好きだったりするのではないでしょうか?この方はイギリス人で映画の脚本も書いたりしていますが、児童文学も書く作家さんなのですが、実は、この「ダール」氏、以前このブログでご紹介した「夢のチョコレート」という児童文学作品の原作者でもあるのです!彼とイアン・フレミングが友人であったこともあり「007は二度死ぬ」と「チキチキバンバン」の脚本を手掛けることになったのです。

 

※以下は、以前、私が「夢のチョコレート工場」に関して書いた時のブログになりますので、お時間がある方は、こちらもお読みになってみて下さい。

takamitsu3.hatenadiary.jp

 

この作品は明るいミュージカル映画でありコメディの要素が盛り込まれていますが、よ~く見ているとその後の日本のコメディアンのコントにも影響を与えていると思われるシーンが随所に見受けられるんですよ。「うん、これって『ドリフターズ』でもみたし『俺たちひょうきん族』の中でもみた」といったシーンもあったりするので、そういった視点で見直してみるのも楽しいかもしれませんよ!!

 

影響を与えているという意味では、もしかしたら「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のロバート・ゼメギス監督(脚本も担当)にも影響を与えているのではないかと私は思っています。「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に出てくる「ドク」ことエメット・ブラウン博士と彼の家の中の実験室の風景がよく似ているように思えることや、彼が飼っている犬が「アインシュタイン」という毛がふさふさとしていて可愛い、所謂「ムク犬」なのですが、ボッツ一家が飼っている犬も同様に「ムク犬」で名前が「エジソン」なのです!(犬種はピカルディ・シープドッグというのが濃厚だそうですが、製作側は明らかにしていないそう)

それと何といっても「チキチキバンバン」号ですが、デロリアン号が空を飛んでいるシーンと空から地上に降りてくる時の様子がよく似ているように思うんです!!

 

この作品のDVDには心憎い演出があります。映画の途中で「INTERMISSION・休憩」表示があるのです。今はほとんどないと思うんですが、映画館がシネコンになる以前は「上映時間」が長い映画の場合、中間辺りによく「休憩」の時間があったんです。本当ですよ、懐かしいなぁ!!

これからも「夢のある新しい映画」がどんどん作られることを望んでいますが、時間がある時には古き良き素晴らしい作品を観なおしてみるというのも、心が豊かになるキッカケになったりすると思うので、是非とも昔の名作・名作ミュージカルもご覧になってみてくださいね!!