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【映画048】「ダイ・ハード」にみる製作者・監督・撮影監督・作曲家の大切さ!!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!

「ダイ・ハード」という作品は今まで5本製作されています。「パート1」(88)が日本で公開された時、物語の設定と展開がものすごく面白くて「なんて脚本が良く書けているのだろう!」ととても感心してしまいました。

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Sabine Langeによるpixabayからの画像

観終わった後、あまりの面白さにしばし映画館の席を立てなかったのを覚えています。主人公の「ジョン・マクレーン刑事」を演じたブルース・ウィリスはそれまではテレビで活躍していた役者であって日本での知名度はほとんどなかったと思います。 

※以下はファンの間で割と評価が高い「ダイ・ハード4.0」のアメリカ公開時の予告編になります!


www.youtube.com

これまでに公開された5本の映画の「製作者」「監督」「撮影監督」「作曲家」といった主要スタッフがどうなっていたか、ちょっと見てみましょう。

 

「ダイ・ハード」(1988)

製作者:ローレンス・ゴードン

    ジョエル・シルバー

監督:ジョン・マクティアナン

撮影監督:ヤン・デ・ボン

作曲家:マイケル・ケイメン

「パート1」の凄さは「脚本の面白さ」をそのカメラワークの切れの良さ・スピードを緊迫感のあるシーンを的確に見事なまでに映像として観客に届けていることだと思います。そういった意味で撮影監督の「ヤン・デ・ボン」の功績は大きいと思うんです。「ヤン・デ・ボン」はこの後に「監督」になりキアヌ・リーブス主演の「スピード」を手がけており、やはりスピード感・緊迫感のある素晴らしい作品を作り上げています。

 

 

 

「ダイ・ハード2」(1990)

製作者:ローレンス・ゴードン

    ジョエル・シルバー

監督:レニー・ハーリン

撮影監督:オリバー・ウッド

作曲家:マイケル・ケイメン

「パート2」の「脚本」「物語」の大きさはさらにスケールアップしていますよね。監督がこんな大きな作品は初めて手掛けることになる「レニー・ハーリン」が大抜擢されました。彼が監督した「プリズン」、「エルム街の悪夢4」というホラー映画は面白い作品ではありましたが「ダイハード」級のメジャー作品を彼に任せて本当に大丈夫なのだろうかと思いました。結果としては「大正解」でした。今や「レニー・ハーリン」の代表作の一つになっていると思います。1作目に引き続き「音楽」を担当したマイケル・ケイメンの音楽も一作目を凌ぐ素晴らしいスコアが付けられていますね。「サントラ」アルバムとしては「ダイハード」シリーズの中で一番の出来ばえだと思います!

 

 

 

「ダイ・ハード3」(1995)

製作者:アンドリュー・G・ヴァイナ

      ジョン・マクティアナン

監督:ジョン・マクティアナン

撮影監督:ピーター・メンジース・ジュニア

作曲家:マイケル・ケイメン

「パート3」の「脚本」の出来はあまり良くなかったのでないでしょうか?それが故にラストの部分をあとから新しく取り直していますから・・。映画の監督自体は「パート1」の監督だった「ジョン・マクティアナン」が再登板になっていますが、撮影監督は「ピーター・メンジース・ジュニア」に代わっています。監督が「パート1」と同じ監督なわけですが、作品の出来ばえとしては、やはり「第一作目」に比べると「映像」というよりも「画面」の構図自体に「しまりがない」というか「カッコよさがない」というか、これはやはり「撮影監督」の「腕」なのではないかと思ってしまうんです。作品はサミュエル・L・ジャクソンが相棒役で盛り上げてくれたから面白い物にはなりましたが、やはり「一作目」には及ばないと思います。

 

 

 

「ダイハード4.0」(2007)

製作者:ジョン・マクティアナン

    マイケル・フォトレル

監督:レン・ワイズマン

撮影監督:サイモン・ダガン

作曲家:マルコ・ベルトラミ

撮影監督のサイモン・ダガン、作曲家:マルコ・ベルトラミは、共にこの作品の前に担当した作品「アンダーワールド:エボリューション」(06)でも監督のレン・ワイズマンと一緒に仕事をしているので、2作品連続で一緒に作品に関っていることになります。そういったチームの安定感からなのか、スケールの大きさは結構感じられる作品となっていて、この作品が一番好きだという映画ファンも多かったりするのであります。マルコ・ベルトラミの音楽も、悪くはないのですが、前3作品を手がけてきたマイケル・ケイメンの音楽がまさに「ダイ・ハード」の音楽として耳に馴染んでいたので、もっとスタカートを効かせた音楽を多用して欲しかったなぁ~と思ってしまうんです。

 

 

「ダイハード (5)/ ラスト・デイ」(2013年)

製作者: アレックス・ヤング

監督:  ジョン・ムーア

撮影監督:ジョナサン・セラ

作曲家:マルコ・ベルトラミ

ネットでファンの方々からは「これはもはや『ダイ・ハード』ではない」と言われていますが、私もそう思います。ただ「アクション映画」としてみれば「まあ楽しめるかなぁ」といったところであり、何も「ダイハード」と言わなくてもいいように思います。製作者としてブルース・ウィリスの名前もありますが、彼は本当にこのシリーズを愛しているのか?と首を傾げたくなります。

 

「ダイハード6」の製作が「4.0」を監督しレン・ワイズマンで動きだしたと聞いて楽しみしていたのですが20世紀フォックス社がディズニーに買収されてディズニーからの反対があったのか、ここにきて「製作がストップ」してしまったようです。う~ん、残念!!もう続編を観ることは出来ないのでしょうか?!