「映画/健康雑談」の高岡孝光です。還暦+3です。
映画「こんにちは、母さん」この映画は観てみて素直にいい映画だなぁと思った。監督・山田洋次、音楽・千住明。吉永小百合と大泉洋が東京の下町・向島で暮らす母と息子を演じている。私、高岡は、30歳で結婚するまで墨田区押上で暮らしていたので、この映画の舞台の向島は本当にご近所。今も親戚が暮らしている町だから、月一の割合で訪れている。

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また、劇中に隅田川や屋形船が出てきてくれているので、嬉しい限りだし「男はつらいよ」であれだけ江戸川の土手を撮り続けてきた山田洋次監督がどうして隅田川を舞台にした映画を撮らないのだろうとずっと思っていたので、本当にこの映画が成立・完成出来たことは、私、高岡にとっては、実に感無量なのです。
どうして吉永小百合の息子が大泉洋なのか?劇中では何度も「隔世遺伝」という言葉が出てきているから製作しているプロデューサー、監督ご自身もそう思っていたに違いありません。それにこの作品も山田洋次監督が脚本にも携わっているわけだから「配役に無理があるかなぁ~」と思いながらストーリーを書いていたのかも。
まぁ「顔の創り」だけを言ってしまうと、この二人が親子なんてありえないでしょとは思うけれど、大泉洋の演技は、観ていてとても自然で、山田洋次演出のせいなのもあってか、セリフの言い方というか、言葉の発し方がどこか少し寅さんに近い時なぁと感じてしまったのですが、違うかなぁ~?母を演じる吉永さんが営む下町の「足袋屋」に集まる人達、孫を演じる永野芽郁ちゃんが「この家はろくに鍵もかけない」と言っているのだけれども、さすがに、今の向島の人たちは、家に鍵はかけていると思うよ。俺が子供だった昭和40年代の墨田区押上は、確かに鍵なんてかけてなかったけどね。その墨田区押上だって、今や鍵をかけない家を探すことの方が難しいでしょ。
この作品にYOUさんが出演しているんだけれど、どうして彼女が配役されたんだろう?確かに「足袋屋」の居間にあがって談笑する近所の方々の一人であり、彼女の笑い声は下町のどこかで起こっていそうな笑い声ではあるんだけれども。彼女の他のテレビ番組での発言などが映画を観ている間も頭に浮かんできてしまい、どこが下町のおばさんなんだよという気持ちになって、彼女だけはなんだかずっと違和感を感じながら観ていた。この配役は本当にどうしてなんだろう?分からない。
映画の中の「分からないこと」と言えば、映画の終盤で町の通りを「お豆腐屋さん」が「お豆腐」を入れた小さな手押し車みたいのものを引きながら通るシーンがある。普通に通ってくれれば「まぁあるかもな」くらいでやり過ごしていたと思うのだけれども。そのお豆腐やさん、ラッパを吹きながら歩いていた。そのシーンを観て、今この令和の時代にラッパを吹く豆腐売りが「向島」の町を歩いているかぁ~?と思ってしまった。
映画を観てからずぅっとこのことが疑問だったので、令和のこの時代にそんなことがあるのかと思い、東向島に住んでいる叔母に電話を入れてみた。そしてすぐさま聞いてみた「その辺りには、今も豆腐屋が豆腐を売りにきている?そして、その時、ラッパなんか吹いてるの、今でも?」と。すると「これから昔の紅白歌合戦の映像の中で舟木さん(舟木一夫のこと)が歌うから電話は後にして!」と一方的に電話を切られてしまった。80歳を越えてもまだ舟木一夫さんの追っかけをしている叔母にとって町の「豆腐屋」のことなど、どうでもいいことに決まっているのだ。なんだか、この件で、叔母に連絡する気が一気に失せてしまった。よって、真相は「闇」の中。
最近、ネットを見ているとやたらとみんなが「闇」に迫っているので、私のこの程度の「闇」はそのままにしておいても誰にも迷惑はからないだろうし「まっ、いいかぁ」ということにして、叔母にこの事を聞くのはとりあえず止めておくことにします。(誰かから「どうしても聞いてほしい!」というコメントが送られてきたら、聞くことを再開することにいたしましょう!まずないでしょうが・・)