どうも「映画/健康雑談」の高岡です。還暦+V3です。
今、Netflixで配信しているゆりやん・レトリィバァが女子プロレスの悪役ダンプ松本を演じて大きな話題になっている「極悪女王」を一気観してみました。
主演のダンプ松本=ゆりやん・レトリィバァの演技もさることながら、彼女とその周りにいる当時の女子プロレスラーを演じている面々唐田えりか、剛力彩芽、みんなの演技がまじ凄く良かったです!

Sabine Langeによるpixabayからの画像
私は、女子プロレスのファンではありません。それでも過去60数年、日本で生きてきたので、ビューティ・ペアであるジャッキー佐藤、マキ上田、クラッシュ・ギャルズであるライオネル明日香、長与千種。ジャガー横田、ブル中野といった女子プロレスラーの名前は記憶にあります。
ダンプ松本さんが素直で本来は凄く優しい人だということは引退後に知りました。リングでヒールをしていた頃、私は、ダンプ松本のことをリングを降りたプライベートでの生活も性格の悪い嫌な女性なのだろうなぁとずっと思っていました。そういうイメージを作ってリングに登っていたから仕方がないといえ、まんまとそのイメージ作りにはまったままにダンプ松本という人を見てしまっていました。
私自身が「母子家庭」育ちなのでダンプ松本という女性の育ってきた幼い日々の生活環境の描写にはかなり共感してしまいました。ああいう貧しい状況というのは、経験していない人は、想像することは出来るでしょうが、実際に心が同期出来るレベルにまではいけないと思います。
本当に幼い日の生活の中で貧困という状況を体験している人たちは少数派だとは思います。ですが、みんなほぼ一様に年齢とともに、それを克服してきていると思います。あの頃の「松本香」を演じているゆりあんの演技、とても好きですね。
ただ、プロレスラーになった練習生からヒール役ダンプ松本になるまでの演技にはちょっと不満があります。演出だとしたら、なんか「甘い」というか、簡単な演出を選んでいるんじゃないのかと。何が言いたいのかというと、私としては、彼女の性格の変化をもっと微小に描いてほしかったですね~~。2話~4話までは、松本香は優しくて、どこか弱弱しいところのある女の子として描かれていますよね。どうしようもない父親と別れようとしない母へ怒りをぶつける辺りから漸く松本香に「魂からの怒り」が現れてきたように思います。
このテレビシリーズの監督さんは「極悪」「日本で一番悪い奴ら」などのヒット作を持つ白石和彌(しらいしかずや)監督。
内に秘めた心の奥底から湧き上がる男の魂の雄叫び。それを描かせたら右に出る監督はいないかもしれない。今回はその白石さんにしてやられたなぁと思ったのはラストのエピソード5の物語の進め方。演出とその編集。主人公の「松本香」が「ダンプ松本」と化していくくだり、そして、ダンプ松本が最後のリングで暴れる中でフラッシュバックされる彼女が「優しい素顔の香」から「ヒールダンプ松本としてリングに君臨するまでの「香の変化」。
ダンプよ!あなたは本当によく頑張った!そして、ぼくら日本人を十分に楽しませてくれた!!本当にありがとう!!
そんな思いで、エピソード5でリングで暴れまわるダンプ松本(=ゆりあん)の姿とその演出を見ていると、彼女の演技がぐいぐい胸に刺さってくる!
エピソード1~4で描かれてきたすべての伏線がすべて「エピソード5」で結実した上で、クライマックスである「エピソード5」ならではの演出、この方法は実に功を奏しており、演出の妙であることは分かってはいるのだけれど、涙が急に出てきてしまった!!久しぶりに嗚咽寸前までいってしまった!!ダンプよ!本当によく頑張った!本当にありがとう!!
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こんな素晴らしいドラマを作ってくれた白石和彌(しらいしかずや)監督の次なる新作である映画が「十一人の賊軍」である。 11月1日より全国の映画館で公開となります。
※以下はYouTubeにあがっている公式な映画予告編になります!!
日本が幕末から明治へと移行する時代の狭間で起こっていた戊辰戦争!その中で映画に登場してくる11人の男たちがどういう状況に置かれ、そして、何の為にその命を賭けて挑んだのか、11月1日に公開される映画を観て、その時代の日本男児の生き様を感じてみたいと思っています!