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【映画142】評価の余り高くないジョン・トラボルタ主演の映画「ステイン・アライブ」ですが、私は大好きです!!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!還暦+1です!

世の中、普通に暮らしていると、時にどこからか聞こえてくる「一発当ててやるぞ!」という勇ましい声!私はそういう前向きに挑んでいく姿勢を持っている人を応援したい気持ちは強い方だと思います。でも「一発当てる」にしても「努力」「データ」「戦略」がないと「当たるもの」も当たらないとも思っています。そして「時の運」も!

                                   Sabine Langeによるpixabayからの画像

以下は昨年、私の別ブログに上げた記事ですが、内容が「映画」にまつわる記事なので、こちらのブログにも転載させて頂きます。

シルヴェスター・スタローン出演の「ロッキー」が公開されたのが1976年でした。この「ロッキー」が公開された翌年に映画「サタデー・ナイト・フィーバー」が公開になっています。そういったこともあり、映画の中のトラボルタ演じるトニーという青年の部屋には「ロッキー」の映画のポスターがあったりしましたね。主人公トニーは「俺は一発当ててやるぞ!俺の場合は、ダンスだ!!」といった感じでした、確かに。

映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のサウンドトラック・アルバムですが、以下はWikipediaに記載されていた情報を引用させて頂きますと、このアルバムは1977年11月にリリースされました。

「『ビルボート200』では24週連続1位という驚異的な成功を収め、カナダでは22週連続1位、イギリスでは18週連続1位、オーストラリアでは14週連続1位を獲得するというメガヒットを遂げ、全世界でサウンドトラックとして販売枚数は過去最高の4000万枚という数字を叩きだしました。」

「1984年のマイケル・ジャクソン「スリラー」に抜かれるまではこのアルバムが『世界で最も売れたアルバム』となっていたのです。」

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映画「サタデー・ナイト・フィーバー」のサウンドトラックを聞いてみるとどの曲も「素晴らしい曲」ばかりです。しかも何度聞いても飽きがこない。

中でもビージーズの「ステイン・アライブ」「恋のナイトフィーバー」「愛はきらめきの中に」は”珠玉の名曲”と呼んでいいと思います。一緒に音楽を担当したデヴィッド・シャイアの「マンハッタン・スカイライン」「禿山の一夜」「サルセイション」といった曲も素晴らしいは素晴らしいのですが、やはり代表曲となると、先のビージーズの3曲になってしまうでしょう!

この「サタデー・ナイト・フィーバー」「ジョン・トラボルタ」は、大スターになりました。きっと彼自身、この作品の「前」と「後」とでは、がらっと人生が変わってしまったと思います。「ロッキー」の出演によってスタローンが大スターになったようにジョン・トラボルタもこの「サタデー・ナイト・フィーバー」への出演によって大スターになったわけです。そして、この映画は「サタデー・ナイト・フィーバー」はサントラのアルバムが大ヒットし、世界中で「ディスコ」ブームが巻き起こりました。世界中の至るところで「ビージーズ」の曲が流れ、至るところでトラボルタの右手を上につき上げたポーズのポスターを目にしました。

「世界は俺が動かしているのかも!?」と彼が思い、鼻が天狗のように長くなっていったとしても、それは無理のないことだったかもしれません。

ジョン・トラボルタは「サタデー・ナイト・フィーバー」の勢いをもって、その翌年、当時の有名人気女性シンガーのオリビア・ニュートンジョンと共演します。それが「グリース」(78)です。この映画も大ヒットし、映画のサントラアルバムも「サタデー・ナイト・フィーバー」に次ぐ大ヒットを飛ばします。今の若い映画ファンからするとアクション俳優というイメージが強いトラボルタですが、初期のキャリアでは、ダンスに加えては歌も唄っていたのでダンサーやミュージカル俳優のイメージの方が強かったのです。

ここからは、その後さまざまな雑誌を読んでいた私の記憶からの記述なので、もしかしたら、事実に相反することがあるかもしれませんが、そこをお含みいただいてお読み下さい。

1983年に「サタデー・ナイト・フィーバー」の続編にあたる「ステイン・アライブ」が公開となります。この作品の監督はシルヴェスター・スタローンです。これはトラボルタが是非とも「スタローン」に撮ってほしいと切望し、それが実現したのだそうです。音楽は前作に引き続き、ビージーズが担当しています。製作が進むとともにトラボルタが音楽に難色を示し出します。「こんな曲じゃ踊れない」ということになったようなのです。つまりはビージーズが用意してきた曲の中に「前作のようなキラキラ感が溢れている曲がない」と言ったとか言わなかったとか。

ビージーズ側は「『サタデー・ナイト・フィーバー』のサントラは音楽史に残る大ヒットを記録したアルバムであり、あのアルバムに提供した楽曲と同じレベルの曲が、やる度にぽんぽん沸き上がってくるというものではない」と反論したようです。

間に入る形となったスタローンは、急遽、弟のフランクからも楽曲の提供を受けるようにして「FAR FROM OVER」がテーマ曲的に使われることになったようなのです。私は、映画が公開された当時、この「FAR FROM OVER」という曲が大好きで、映画のサントラ版LPレコードとシングル版レコードの両方を買ったことを覚えています。

ちょっと話しが横道にそれてしまいますが、映画のサントラ版の中に収録された「FAR FROM OVER」とシングル盤のそれとは、音楽のテンポが違っていたのです。当時、私は大学生だったと思いますが「これって敢えてシングルを買わせる為の方策?」と思いました。明らかにシングルレコードのバージョンの方が曲の乗りがよかったのです。

私がこの映画とサントラが大好きなのは、以下の曲が好きだからというところは多いにあると思います。

FINDING OUT THE HARD WAY 

    歌:Cynthia Rhodes

MOODY GIRL

    歌:Frank Stallone,

I'M NEVER GONNA GIVE YOU UP 

    歌:Frank Stallone, Cynthia Rhodes

私は、この3曲の中でもI'M NEVER GONNA GIVE YOU UP」を隠れた名曲だと思っているので、評論家の方々がこの映画とこれらの曲のことをどう批評したとしても、私は大好きだから、今後もずっと聞き続けていきます。

ビージーズが「サタデー・ナイト・フィーバー」の中の曲のレベルの曲は「そうポンポンと出来てくるものではない」というコメントがその通りだとすると、「映画」や「楽曲」が「大ヒット」するということは、そのアーティストの「実力」は必要であるとしても、どうしても「時の運」が大きく作用してしまうのだろうと考えてしまいます。ビージーズの「ステイン・アライブ」「恋のナイトフィーバー」「愛はきらめきの中に」の3曲は見事なまでに名曲中の名曲です。この3曲が「サタデー・ナイト・フィーバー」という映画のサントラの中に収録されていることは、紛れもない事実ですし、その時の時流の中の出来事であり、この世の中に産み出されたのは「時の運」としかいいようがない気がするんです。