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【映画038】マット・ディロン出演作「クラッシュ」を公開時に観なかったことを後悔しています!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!

皆さんには、後でじっくり観ようと思って、見るのを後回しにしている映画があったりはしませんか?私は結構そういう映画があったりします。最近、見るのを後回しにしていたのを思いっきり後悔した作品がありました。それはポール・ハギス監督作「クラッシュ」(2004) という作品です。映画を観終わった後で思ったことは・・・。

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Sabine Langeによるpixabayからの画像

「なんでもっと早く観なかったんだぁ俺は~!この作品の良さを知らないで死んじゃうとこだったよぉ~~!」でした。

この「クラッシュ」という作品のポスターは「マット・ディロンにべそをかいているような顔のタンディ・ニュートンが肩を抱かれて立っている姿」のポスターなんです。

大変申し訳ないのですが、私はこのポスターデザインから映画の魅力を推し量ることが出来ず、映画館に足を運ぶことをしませんでした。しかしながら、DVDでこの作品を見て「これは良い映画だ」と思い、プロデューサーや監督たちが「”人間”とはお互いに理解し合える存在なのだ」ということが訴えたくて、この映画を創り、あのポスターデザインにしたのだなぁと感嘆しました。

ロサンゼルスで、ある交通事故が発生するのですが、そこにはロサンゼルスという町で暮らす人々のまわりにある「人種差別」「銃の所持に関する問題」「貧富の格差」「軋み」がどういうものがどういう物であるのかが炙り出されていて、物の見事に映像化に成功している素晴らしい作品なのであります。

マット・ディロン  ーー ロサンゼルス市警の警官

ライアン・フィリップ   ー  マット・ディロンの同僚警官

ブレンダン・フレイザー 地方検事

サンドラ・ブロック ー 地方検事の妻

ドン・チードル ーーー ロサンゼルス市警の刑事

テレンス・ハワード  ----   黒人のテレビプロデューサー 

タンディ・ニュートン -- テレビプロデューサーの妻   

これらの登場人物が、様々なシチュエーションを通して登場してくるのですが、実はあるところでは繋がっているという、実は我々の日常生活でもありそうなことが、脚本の中にうまく練り込まれていてアンサンブルを生んでいます。映画の終盤で「えぇ、どうしてよ?!」ということが起こるのですが、人生には「気をつけないと、こういう事が起こってしまうのかもしれない」と教訓として捉えて観るのもありだと思います。

「アウトサイダー」をご紹介してからマット・ディロンの作品を結構続けて紹介することになっていますが「アウトサイダー」の不良がかった役柄のイメージが残ってしまっているのか、この「クラッシュ」の警官もどちらかというと不良がかった警官という役どころですねぇ。彼のヒット作「ワイルドシングス」(98)(アメリカでは15歳以下は見られない。R15指定の作品) という作品でもやはり「悪い面」をもった男を演じています。日本人の映画ファンの女性で「マット・ディロンが大好きなの~」と言っている女性にあまりお目にかかったことがありません。なのにどうして彼はこんなにハリウッドで映画に出続けられるのでしょうね?アメリカ本国では、日本よりも「人気がある」というこのなのでしょうか?!

 話しは変わって「タンディ・ニュートン」についてなのですが、この映画「クラッシュ」を観た人ならば、あのポスターデザインこそ「映画の主旨がぎゅ~っと凝縮されている」シーンなのだとがお分かりだと思います。でも、映画を観ていない人にとって, あのポスターのデザイン、あの構図ってまったく理解出来ないと思うんです。まぁ単純に私がタンディ・ニュートンのファンでないから映画に興味が持てなかっただけかもしれませんが・・・。

このタンディ・ニュートンという女優さんは「ミッション・インポッシブルⅡ」(00)「リディック」(04),「幸せのちから」(06) などに出演していて、私もこれらの映画を観てはいるので、どちらかと言えば「顔馴染みのある女優さん」なのですが、かといってミスワールド級の美人さんではないし、どうしてこの人がこんなに立て続けに色々なメジャー映画に出ているんだろうと思っていました。

でも、見逃していたこの「クラッシュ」という映画の中にその答えがありました。

「クラッシュ」を見てからというもの、彼女の評価が一挙に上昇してしまいました。「クラッシュ」における彼女の演技は、素晴らしい。女性とはどこの国に生まれても、やはり「女性」なのだと、その演技によりLAの女性がとても近しい存在に感じることが出来ました。

この映画は第78回アカデミー賞で「作品賞」「脚本賞」「編集賞」を受賞しています。タンディ・ニュートンはノミネートとはなりませんでしたが、ポール・ハギスが「監督賞」で、マット・ディロンが「助演男優賞」で、In the Deepという曲が「歌曲賞」でそれぞれノミネートされていました。

是非、観て頂きたい ”お薦めの作品” です! 

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