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【映画017】「遠い空の向こうに」夢持つ青少年と家族の為に働くお父さん・お母さんにじっくり見て頂きたい名作!

どうも「映画と健康雑談」の高岡です!

今日は、宇宙に関わる仕事に憧れを抱き、決してあきらめなかった青年の半生を描いた「遠い空の向こうに」(原題:October sky, 108分)という1999年度作品をご紹介します。監督は今ではアクション系の作品を得意としているかのようなイメージになっているジョー・ジョンストン監督です。最初の頃は視覚効果などを担当していて1981年の「レイダース/失われたアーク」でアカデミー賞の視覚効果賞を受賞しています。監督作は「ミクロキッズ」(89),  「ジュマンジ」(91),  「ジュラシック・パークⅢ」(01),  「キャプテン・アメリカ/ ザ・ファースト・アベンジャー」(11)と結構大きなハリウッド映画の演出を任されています。 

1957年に高校生だったホーマー・ヒッカム(ジェイク・ギレンホール)は、10月5日の夜、ロシアが打ち上げたスプートニクという人工衛星が遥か遠い夜空を小さな光を放ちながら横切っていく様を肉眼で見てからというものロケットに魅了されてしまいます。炭鉱夫である父親と葛藤しながらも「宇宙の仕事をする」という夢を持ち、実際にNASAのエンジニアになるという夢を叶えた男性の実話を映画にした作品です。

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WikilmagesによるPixabayからの画像

【あらすじ】 

時は1957年10月。ロシアによって打ち上げられた人工衛星スプートニク。当時、ウエスト・ヴァージニアの炭鉱町の高校生だったホーマー・ヒッカム(ジェイク・ギレンホール)は遥か遠い夜空を小さく輝きながら東から西に横切っていくその姿を肉眼で見てからというもの「ロケットの打ち上げ」に夢中になっていき、いつしか宇宙に関係のある仕事に就きたいと思うようになります。ホーマーの父、ジョン・ヒッカム(クリス・クーパー)はそんな息子に「現実性のない夢はみずに地道な道を歩め」と事ある毎に「炭鉱夫になれ」と説き伏せようとします。父と子の葛藤を通して「夢を追う際の男の覚悟とはどういうものなのか」を映画は描いていくのですが、かと言ってお堅いだけのシーンが続くということはなくオールディーズの曲が随所に使われていたり、また何度失敗してもロケットを打ち上げ続ける主人公のホーマーと仲間たち、高校生4人組なので何処となく「スタンド・バイ・ミー」を思い出してしまった

※以下はアメリカでの劇場公開前の予告編(You Tubeより)


www.youtube.com

りと娯楽的な側面もしっかりと押さえられています。さすがは後に「ジュラシック・パークⅢ」「キャプテン・アメリカ/ ザ・ファースト・アベンジャー」を撮ることになる監督だなぁと思います。

 無謀で危険を伴うアマチュア高校生たちが「ロケットの打ち上げ実験」を続けていくことに対して町には反対する者もいましたが、中には応援してくれる大人たちもいました。ホーマーたちが通っている高校の女性教師ライリー先生もその一人で彼らに「誘導ミサイル設計原理」という本をプレゼントして彼らを応援してくれています。「ライリー先生」を演じているのは「ジュラシック・パーク」「マリッジ・ストーリー」のローラ・ダーンなのであります。そして、いつしかホーマーたちはインディアナポリスで開催される全米科学コンテストに応募してそこで優勝することを目指すことになります。

このローラ・ダーン演じるライリー先生はとても印象深い役柄として登場しています。父親や廻りの大人から炭鉱夫になるように言い続けられている主人公ホーマーにこう言います。

「知ってる?時には他人の言う事聞いてははいけないの!」

「自分の内なる声を聞くの! あなたは別の人生を設計しているはずよ!」

 こういった廻りからの後押しもあり、ついにホーマーは父親に

「僕は炭鉱夫ではない。ぼくはもう坑内には戻らない。僕は宇宙へ飛びたい。」

と自分の進むべき道を告げるのです。

全部書いてしまうと「ネタバレ」になりそうだけれども、でもこれってNASAのエンジニアになった人と彼の仲間たちの実話が元になっているわけだから結論は分かっているんですよね。でもそこに辿りつくまでの紆余曲折の中でこの父と息子がその時その時をしっかりと生きていた、その生き様を見つめて、味わうことに意義があるんですよね! 

 そして、この作品の本当に良いところは、 主人公の心の中にいる本当のヒーローが最後の最後に明かされる(?)シーン!!だと思います!

 働くお父さん・お母さん、必見の作品です!!! 

 

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