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【映画010】池江璃花子選手の姿を見ていたら映画「ロッキー」を思い出した!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!

水泳の池江璃花子選手が、病気を克服して、復活した姿を見て感動なさった方も多いと思います。私は甥っ子をあの病気で失ったことがあるので、あの病気自体を克服することがどれだけ困難なことかを知っているつもりです。病気を克服し、懸命に挑み続けて元居た場所に戻ってきた、彼女の気持ちが折れたままでは成し得なったことですから、彼女の「やり抜く意思」「一途に猛進する」頑強な精神を感じずにはいられません。

一途に努力する姿を見ていて、もう一度、見直してみようと思った映画があります。それは映画「ロッキー」です。スポーツの世界では「勝ち負け」が大事な要素です。でも映画「ロッキー」は試合の勝ち負けよりも「人として全力を出し切る」ことの素晴らしさを教えてくれています。

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                  Gerd AltmannによるPixabayからの画像

映画「ロッキー」を映画館で初めて観たのは私が高校一年(1976年:15歳)の時でした。精神構造が単純な私は「俺も頑張ればそれなりの事が出来るのではないか?」と思ってしまいましたねぇ。当時の自分の気持ちを良い方向に高揚させてくれて向上心を高めてくれたので、この作品にはとても感謝しています。

シリーズの中の作品を一本も観たことがない若い方々の為に映画「ロッキー」のストーリーをお話ししておきます。

1976年という年はアメリカ合衆国が誕生してからちょうど生誕200周年の年でありボクシングの世界ヘビー級のチャンピオンであるアポロ・クリードはこの記念すべき年を盛大に祝うべく無名のボクサーと自分が戦うという奇抜なイベントを思いつきます。そしてチャンピオンのアポロ・クリードが偶然に選んだボクサーがフィラデルフィア出身の「イタリアの種馬ことロッキー・バルボワ」だったのです。ロッキーは最初、自分は練習相手として選ばれたのだとばかり思っていたのですが、そうではなく正式な世界ヘビーウエイト級のチャンピオンベルトをかけたタイトルマッチの対戦相手に選ばれたことを知り驚きます。当時、彼は借金の取り立て屋のような事をして生計を立てていたので正に一世一代のチャンスが訪れた訳です。彼は恋人になったエイドリアンに「チャンピオンと15ラウンド戦って、まだリングの上の立っていることが出来たとしたら自分はただの町のゴロツキじゃないことが証明出来る」とつぶやきます。そして、自らを奮い立たせて日々試合に向けて猛特訓に励んでいきます。そして、試合本番当日を迎えるのです。

当時ロッキー同様にほとんど無名だったシルベスター・スタローンはこの作品のシナリオを3日間で書き上げて、また主演をこなし、映画が大ヒットしたことで一躍大スターの仲間入りを果たしました。当時、よく彼は「アメリカンドリーム」体現者だと言われていました。

この作品のシナリオを気に入ったプロデューサーたちはスタローンに「ぜひ脚本の権利を売ってほしい」と持ちかけます。彼らはその脚本を買い取って主役は既に当時スターであった誰かにやらせたいと考えていました。スタローンは当時、ジリ貧の文無し状態で銀行口座にほとんどお金がなかったといいます。ですから本当は提示された脚本料は口から手が出るほどほしかったはずです。プロデューサーから提示された金額はべらぼうに高価なものに感じていたはずですから。しかし、彼は「自分が主役でなければ脚本は渡さない」と主張し続けます。中々脚本の権利を売らないのでプロデューサーたちは「買い取り価格」を日本円でおよそ700万円から2000万円台へ上げて彼に提案しますが、それでも彼は「主演が俺でなければNO!」だと断り続けました。結局のところ、脚本料は安くとも、スタローンが主役を演じるということに決まり、映画の製作がスタートし、完成、公開となっていったのです。

結果は皆さんもご存じの通りで映画は大成功しアカデミー賞も「作品賞」「監督賞」「編集賞」などを受賞することになった訳です。

自ら創りあげたキャラクターを自身で演じて本当にアメリカン・ドリームを叶えてしまったシルベスター・スタローン。その後、映画「ロッキー」はシリーズ化されて「ロッキー・ザ・ファイナル」まで6本、その後「クリード」というスピンオフが2本あり、2020年の夏現在のところ、スタローンは計8本で「ロッキー」という役柄を演じてきています。スタローンは「ランボー」というキャラクターとも出会い、二つの有名キャラを演じ続けています。70年代、80年代に肩を並べていたアクションスターのシュワルツェネッガーやブルース・ウィリスもシュワちゃんは「ターミネーター」があり、ブルース・ウィリスは「ダイハード」がありますが、スタローンは他にも「エクスペンダブルズ」や「大脱出」といったシリーズにも参加しているので、そのバイタリティたるや恐ろしく強いものがあります。

映画「ロッキー」の終盤、試合は最終ラウンドになっていきます。チャンピオンにパンチを受け続けた顔は物凄く腫れあがっています。観客は最終ラウンドのゴングが鳴り終わるまでロッキーがリングの上に立っていられるのかどうか興奮しつつ歓声をあげながら試合の行方を見守っていきます。そして、15ラウンドを闘いきったゴングが会場になり響き渡ります。

そこには人として全力を出し切りただのゴロツキでない事を証明出来た一人の男の姿がありました。リングの上でチャンピオンに叩かれても叩かれても、ダウンしても懸命に立ち上がり続けたロッキーの姿に人々は感動・歓喜し涙しました。(ここで流れる音楽が、ホント素晴らしいのです!)

ご存じのように劇中にロッキーがランニングするシーンでフィラデルフィア美術館の階段を走り上ってヴィクトリーボーズをとります。言わずと知れた映画「ロッキー」の名シーンの一つです。

幸運にも私は30歳代の時にフィラデルフィアのあの階段の場所に行くことが出来ました。その時、階段をじっくりと登りきり美術館前の広場に立った時、ここであのロッキーが歴史的なガッツポーズを取ったのだと思い、物凄く胸が高鳴り気持ちが揺さぶられました。「強く強く思い、一途に目標に向かって努力すれば、その想いは叶う」に違いないと私は思っています! 

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