こんにちは「映画/健康雑談」の高岡です
昨今のコロナ禍、気持ちは嫌が応でも落ち込みがちになりますが、それはしかたがないですよ、世界中にウィルスが蔓延していて地球上どこにも逃げ場がないわけですから。
新型コロナのワクチンですが、医療従事者、高齢者・重度の病気にかかっている方々に続き、一般国民全員に対して出来るだけ早く希望者全員へのワクチンの接種作業が完了して欲しいものです。
さて、今日はちょっと古いアメリカ映画をご紹介しますね。タイトルは「大陸横断超特急」（原題：SILVER STREAK)という１９７６年公開のコメディ要素満載のハラハラドキドキのサスペンス大作（？）です。監督は「ある愛の詩」のアーサー・ヒラー、音楽は「ピンクパンサー」「ティファニーで朝食を」のヘンリー・マンシーニ。
【あらすじ】ＬＡのユニオンステーションからシカゴに向かう大陸横断超特急シルバーストリーク号に乗り込んだ本のセールスマンをしているジョージ（ジーン・ワイルダー）。隣の部屋になった美女ヒラリー（ジル・クレイバーグ）と一晩列車で過ごすことに。ジョージはたまたまヒラリーの上司らしき男性が殺されるシーンを目撃してしまいます。真相を確かめようとするジョージの前に謎の大男（リチャード・キール）が現れる。そしてジョージはこの大男に列車から投げ出されてしまいます。
辺りに何もないような場所で列車から投げ出されてしまったジョージは、途方にくれるのですが、ある方法で何とか列車に追いつきます。
だけれども同乗していたFBI職員が殺されてしまい、ジョージは犯人と間違われてしまうことになります。必死で追っ手を倒すことが出来たかと思ったら、またしても列車から振り下ろされてしまいます。
ふつう、我々の日常の生活だと、２度も列車から振り落とされたら、そこで物語は終了なのでしょうが、この映画の主人公はさらに再びこの列車に乗り込むことになるのです。「どうやって？」という皆さんの声が聞こえてきそうですが【ネタバレ】になるので詳述は今回も避けますね。是非ご覧いただき、ご自分でお確かめ頂きたい下さい。
当時の「大陸横断超特急」の予告編をご覧になりたい方、Youtubeに英語版の予告編がありましたので以下をクリックしてご覧になってみて下さい！
この映画は「困難な状況にぶち当たった」➡「予想もしていなかった方法で困難を脱する？」➡「またしても困難な状況になった。もうダメでしょ」➡「でもまた困難を脱することが出来た」と都合よく物語が展開していきます。
映画だから物事がうまく運ぶんだよと言われてしまいそうですが、現実的ではない展開が納得出来ないという方もいらっしゃるでしょうが、「映画」は脚本という「本」の内容に沿って作られる虚構の世界ですから「タイムマシン」で時間旅行は出来るし「別次元からヒーロー」がやってくることだって出来るわけで・・。折角、お金を払って映画を楽しむ訳ですから現実的でなくたって気分を爽快にしてくれる物語を素直に楽しめばいいのになぁと私などは思ってしまいます。
観終わった後に気持ちがスッキリして爽快感を味わいたい方には是非ともお薦めしたい一本です！！
この作品で主人公を列車から放り出す大男を演じているのが後に「００７」でジョーズという名前の悪役で登場したリチャード・キールです。「００７を愛したスパイ」でジェームズ・ボンドを追い詰める殺し屋として登場してきた時のインパクトはかなり衝撃的でした。それが故に続く「００７ムーンレイカー」で２作続けて「００７」映画に出演することになった訳ですから・・。私としてはもっと登場して欲しかったのですが、どうもプロデューサーとしては本格的なスパイアクション路線に戻したいとの意向から再登場はなく終わってしまいました。リチャード・キール氏は２０１４年に７９才でご逝去されました。「大陸横断超特急」と２作のボンド映画に於けるキール氏の存在によってどれだけ出演した映画が面白いものになったことか。
彼・キールの存在によって、どれだけ映画を楽しく鑑賞することが出来たことか。彼に心から感謝したいと思います！キールさん、楽しい時間をありがとうございました！
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