映画と健康/雑談で心ほぐし

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【雑談037】「浅草」も「ハリウッド」も「夢の都」だ~~!!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です!

このブログで劇団ひとり監督の「浅草キッド」のことを書かせて頂きましたが、この映画で描かれていた「浅草」は昭和40年代の浅草で、私が子供の頃、今から50年程前、まだ「浅草松竹」「浅草東宝」など映画館がいくつもあり、明治・大正・昭和とめんめんと続いていた「映画・演芸の町」として日本を代表するエンタテインメントの町だった頃の面影がまだ何とか残っていた頃の「浅草・六区街」だったと思います。

そんな素敵な街中を自由に闊歩出来た少年時代を持てたことは本当に良かったなぁと心から思っています。今「浅草・六区街」から「映画館」がなくなってしまったのは、本当に寂しい限りです。

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日本を代表するエンタテインメントの町だった「浅草」「浅草ロック街」の風景は、もはや「記録映像」と「自分の記憶の中」にしかないのだと思っていたので「浅草キッド」で大泉洋さん演じる「深見千三郎」氏が「浅草・六区街」を闊歩するシーンで彼の後ろにあった浅草の町並み・風景を観た時には自然と涙が出てきてしまいました。

日本を代表するエンタテインメントの町だった頃の「浅草」「浅草ロック街」は、もはや「銀幕の中の町『浅草』」となり、当時の姿は銀幕の中で存在し続けていくこととなり、CGという技術によって見事に蘇ってくれたことに、なんだか胸を撫でおろしながら勝手に「ほっ」としています。

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幼少の頃、浅草で映画を観ていた私の中に「浅草」とともにどうしても気になってしょうがない町がありました。 そこはどこかと言いますと、そこも映画の町なんです。そうなんです、その町はアメリカはロサンゼルスにある「ハリウッド」という町でした。出来ることならばいつか行ってみたいなぁと思い、青少年の頃は天を仰いでおったのでありました。

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「人生色々」「信じて努力し続けていくとその想いは天に通じる」のだと私は信じています。さて、細かい経緯は私のもう一つのブログに書いてきたので、ここでは割愛させて頂きますが、幼少の頃から気になっていた「ハリウッド」という町に、なんと幸運にも仕事で長期滞在するということになったのです。

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昔、もう30年も前のことですが、仕事の関係でハリウッドサインが見えるロサンゼルスのほぼ真ん中辺りのラブレア通りにある「パーク・ラブレア」という日本でいう「団地」のような所に3年半住み、暮らしていくことになりました。今は結構高級感あるアパートになっているそうなのですが、私が居た頃はそんな物凄く高級な場所ではなくリーズナブルな金額で借りられる団地形式のアポートメントでした。

暮らし始めて、ふと思ったのは「映画の都・ハリウッド」というのは一体どこにあるのだろうということでした。

確かに「ハリウッドブールバード」という通りはあります。普通に車が行きかう車道・通りです。それはどこかと言いますと、かの有名な映画館である「チャイニーズシアター」がある前の通りです。ロサンゼルスを観光で訪れ、このシアターを訪れたことがある方もいらっしゃると思います。あの劇場の前の通りが「ハリウッド通り」なのです。「チャイニーズシアター」からほど近い、ほぼ隣り辺りに「コダックシアター」という劇場があります。このシアターで2002年からアカデミー賞受賞式が行われるようになりました。だから「ハリウッド」というと、やはり、あの辺り一帯を指しているのかなぁとは思います。

でも映画の都・ハリウッド」がそこにあるかというと「うん?」と思ってしまいます。

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チャイニーズシアター前の「ハリウッド通り」が「ロサンゼルス」という町のどの辺りにあるかというと、大雑把ではありますが、真ん中より少し上の辺りを西から東へ(左から右へ横に)走っている「通り」だと思って下さい。

映画の題名にもなっている「サンセット大通り」という通りがあります。この通りは「ハリウッド通り」よりも上、つまりは北に位置する所にあります。「ハリウッド通り」から5分から10分ほど車で上(北)に移動した場所にあり、やはり西から東へ(左から右へ横に走っている)と通じている「通り」です。

この「サンセット大通り」の通りの両側には素敵なお店、美味しいレストランやカフェ、有名だけれども気軽に入って食事をする事が出来るホテルなどもあってロサンゼルスで暮らす人々にとってはオシャレかつ落ち着ける憩いの場所であったりします!! 

1950年に「サンセット大通り」 という映画が作られているのですが、ポスターに「A HOLLYWOOD STORY」とサブタイトルが刷り込められていたので「若い女優さんがしぶい監督とがキャピキャピ言いながらサンセット大通りでデートする楽しく陽気なラブストーリー」なのかなぁと思って観てみたら、全然違うタイプの映画でした。

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かつて日本で一番賑やかだった「映画・演芸・エンタの町、浅草」を想起しようとすると、もはや「銀幕の中」でしか出会えなくなっています。いざ、本場のハリウッドに行き、暮らしてみて、思ったことは「浅草」という町同様「映画の都・ハリウッド」もやはり「シンボリックなもの」を指していて、それは「銀幕のスクリーンのにしかない「夢・ファンタジーの街」なのだと・・・。

もし敢えて、どうしても「場所」として挙げなければならないとしたならば、それは「ハリウッド映画」を作っている大手メジャー会社が所有・運営している巨大なスタジオの中、しかもこれから映画が撮影されるというそのセットの中。その空間だけが「映画の都・ハリウッド」の中なのではないでしょうか。「映画の都、ハリウッド」も、そこにポツンとあるのではなくて、「浅草」と同じように、やはり「銀幕の中にしかない『夢』の街」なのだというのが「私個人の結論」です!ですから、映画監督、プロデューサーになるためにロサンゼルスに行くという人たちは別ですが「映画が大好き」という映画ファンの方は わざわざロサンゼルスに暮らさなくても、皆さんの「心にある夢の場所」が「ハリウッド」だと思います。ですから、いつでも皆さんの心の中の「ハリウッド」にアクセスして十分に「素敵な映画を楽しんで下さいね!」