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大谷翔平選手:「中村天風の『運命を拓く』」を愛読!【雑談148】

どうも「映画/健康雑談」の高岡です。還暦+4です。

2025年の大リーグはドジャーズが2年連続で優勝して大谷選手が4度目のMVPを獲得し終了しました。彼の活躍はもう日本のあらゆる野球漫画の内容の更に上を行ってしまっているかのようです。彼の心の糧になっているのは何なのだろうかと考えていたら、以前、彼が中村天風の本を読んでいたことを思い出しました。

Pixabayのフォト画像より

中村天風という人物がどういう人だったか以前書いたブログを再アップしますので、興味のある方は以下読み進めてください!!

 

日本ハム時代(2017年)、栗山監督が「最近は何を読んでいるんだ?」と大谷選手に尋ねたところ以下のような本を挙げていたそうです。

 

● 「スポーツ栄養学」 

● 「筋肉の科学」

● 「富の福音」A.カーネギー 著  

● 「成功への情熱」稲盛和夫 著

● 「運命を拓く」中村天風 著

 

「運命を拓く」という本の著者は中村天風という人な訳ですが、この中村天風1876年~1968年)という人はどういう人だったのかをお伝えします。

 

父親の祐興(すけおき)氏は明治維新後の大蔵省紙幣寮(現在の国立印刷局)の初代抄紙局長を務めた方で少年時代の天風氏(当時・三郎)のかなりの気性の激しい子供だったらしく、その「やんちゃぶり」は人の指をへし折ったり、耳にかじりついたりとその破天荒な行動からもかなり激しい気性の少年だったことがうかがえます。

手を焼いた両親は彼を福岡の知人に彼を預けます。1904年に勃発したロシア戦争では「密偵活動」を行っていた時期もあるようです。そして、帰国後に結核になってしまいます。あれだけ「意気軒高」な性格であったはずの天風(三郎)ですが、どんどん意気消沈していき「今後、どう生きるべきなのか?」という自らの問に答えを見つけるべく、海外に出かけていきます。アメリカのコロンビア大学で医学を学び ➡ イギリスで受けた講義の中で「病いを治す秘訣は『忘れる』ことである」という教えに落胆 ➡ フランス・ドイツへ。

結果的にこの欧州滞在中ににおいて「病で弱くなった心を再び強くするには?」という問いに対する回答は得られずに絶望の中、日本に帰ることを決めて、船に乗り込みます。しかしスエズで他の船の故障が起こり、天風(三郎)たちの船も足止めをくらってしまいます。仕方なく船を降りた天風(三郎)は、船内で知り合ったフィリピン人の薦めもあり二人でエジプトのピラミッドの見物に向かいます。しかしカイロに着いた翌日に天風(三郎)はホテルで喀血してしまいます。

体調がすぐれないまま、ホテルのボーイに促されて食堂で食事をしていると別のテーブルにいる初老の男性から手招きされます。そして、その初老の男性と話しをしてみました。話しの最後に思いもしないことを彼から持ち掛けられました。彼は「自分たち一行と一緒に来てはどうか?」というのです。天風(三郎)は翌日彼ら一行とともに船にのり込むことにします。そして、一路、ヒマラヤの世界第三のカンチェンジュンガと山のふもとの村をめざします。

 

その村に到着すると、なんとそこはヨガの本場なる場所であり、彼をこの村に連れてきた人物、カリアップ師は、実は「ヨガの大家」だったのです。

そして、天風(三郎)はそこで「ヨガ」の修行を開始することになり、その後の人生が大きく変わっていくことになるのです。

(※上記は『南方哲也 編、天保入門  講談社刊』から一部ご紹介させて頂きました)

 

(※下記は『神渡良平 著、中村天平人間学 PHP刊』から一部ご紹介させて頂きます)

弱りきった心と体の天風(三郎)青年がゴルケという村で修行を開始したのは35歳の時でした。

 

そして、天風(三郎)氏は、2年7ケ月の間、カリアップ師の下、修行による修行を積んでいきます。カリアップ師は彼のことをオラビンタと呼ぶようになります。

ある日、カリアップ師は天風氏(オラビンタ)「お前はこの世に何をしにきたか?知っているか?」と尋ねました。

「何をしに来たのかと言われても正直、答えようがありません。でも、実際問題として、生きているから食べなきゃならない。食べるためには、仕事をしなきゃならない。仕事をするんだったら、少しでも自分に合った仕事がしたいということが実情じゃないですか?」

 

この答えにカリアップ師はがっかりします。

 

その後、天風氏(オラビンタ)は、来る日も来る日も川のほとりにある大きな岩の上で瞑想し続けていきます。そして、人間は他の生物と何が違うのか。その人間として生まれてきたのは何故なのか?その人間が暮らす地球・宇宙の中に生れ落ちた自分は何をしにこの世に生まれおちてきたのか?を瞑想の中でじっくりと自らに問い続けていきます。

 

そして、自分なりの答えに辿りつきます。その答えとは

 

「人間は宇宙の進化と向上に寄与するために生まれて来ました。個人的には、さまざまなことを学んで、個の意識を越え、魂のレベルを上げていくためです。<中略>人生は、さまざまな嵐を乗り越えて、高次の意識レベルに到達し、自己実現するためにあります。そして他の人生を助け、花開かせるためです」

 

カリアップ師はこの答えに大きく頷き、満面の笑みを浮かべたそうです。

 

天風が言っている

「さまざまな嵐を乗り越えて、高次の意識レベルに到達

 し、自己実現をする。」

大谷選手は腕の手術を受けてリハビリという期間を過ごす為に2024年は打者に専念する1年間を過ごしました。この間、投手大谷は投げたい気持ちを抑えつつじっと耐えの姿勢でいた訳ですね。投手大谷としては逆境にいた年だという事は明らかでした。そして、今年はその苦しかった「嵐」を乗り越えて、投手として彼本来の姿に戻って自己実現をさせたわけです。

 

そして「他の人生を助け、花開かせるためです」という言葉ですが、「他の人生を助け」とは家族、ドジャーズのチームメイト、スタッフ、そして、ドジャーズをこよなく愛しているファンと全世界の野球ファンを湧かせて、2年連続優勝という形で花を開かせました!まさに高次の意識レベルに到達している大谷選手だからこそ成せる技なのでしょう!

 

大谷翔平選手の行動・振舞い・2025年の達成した記録の数々をみていると中村天風氏の著わした「運命を拓く」から多くのことを学んでしっかりと咀嚼して彼自身の原動力の中に摺り込んでいるんだなぁと勝手に思ってしまうのであります!!