映画と健康/雑談で心ほぐし

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【雑談038】子供の頃、町の風景には「紙芝居」や「煙突」がありました!&岩波ホールが閉館するそうです!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です。

今から50年も前のことを考えると、悲しくて昔の町並みを思い出すのを止めてしまうことがあります。このブログで何度も話しているので耳だこになっている方もいるかもしれませんが、私が子供時代を過ごした町は、東京は墨田区の押上です。いまや「東京スカイツリー」が建っている所であります。

ですから「郷愁」を味わおうとしても、もはや昔馴染んだ「街並み」は、そのほとんどが無くなってしまいました。なんとか、町のあちらこちらに「ちょこちょこっと」残っていますが、どうしても「昔と違う」といった感じになってしまっています。そんな訳で「昔の町並み」を思い出すと「郷愁」よりも「もはや存在しない」という気持ちの方が勝ってしまい「寂しい気持ち」になってしまいます。一緒に育った友人も同様な気持ちでいるようです。f:id:TakTakaoka:20220101195648p:plain

私が子供時代を過ごした頃の「墨田区・押上」は「ザ・昭和の下町」という感じでした。東京以外にお住まいの方に場所(雰囲気)をお伝えします。都営地下鉄という地下鉄があるのですが、この地下鉄を「押上駅」から各駅停車に乗って二つほど行くと、そこが「浅草駅」になります。こういうと「あの辺かぁ」と何となく町の雰囲気、分かって頂けますでしょうか。

記憶の中の50年前の町並みと、現在の町の様子を比べると、かなり変わってしまっていて、これはなにも墨田区や台東区ばかりでなく、東京中、いや日本中でそうなっているのかもしれませんが・・・。

私が小学生の頃の押上には「煙突のある風景」が当たり前でした。それが今は「煙突」などはほとんど見あたりません。激減してしまいました。これは町から「銭湯がなくなっていった」ことと十分に関係していると思います。小学校の頃、家にお風呂はありましたが、友だち達と一緒に行く「銭湯」が凄く楽しかったのを覚えています。小学生と言えば6歳から12歳という年齢層ですよね。そんな年齢層の仲間が「今日はどこの銭湯に行く?」といって候補に挙げられる銭湯は7つか8つはありました。ということはその銭湯の数だけ「煙突」が町にそびえていたということです。もう今では存在しないのかもしれませんが、当時は、あの「煙突」の中を上から入って下に降りつつ中を「清掃する職人」さんがいたのですぞ!そんな煙突があるのが当たり前だった町の風景は、残念ながらもはや「今は昔」になってしまいました。

 

それと「紙芝居」ですかねぇ。(かなり無理やりこじ付けているかもしれませんが・・)昨年の年末の「M-1グランプリ」で「錦鯉」が優勝しましたが、優勝を争う彼らのネタの中に「紙芝居」が登場しましたねぇ。

今の若い人たちは「紙芝居」と言われた場合、町の図書館の児童向けの絵本のコーナーに置いてある単なる紙の絵の束の「紙芝居」を思い浮かべるかもしれませんが、私らのようなシニア世代になると「紙芝居」が意味するものは違っていて、どういうものかというと、町の公園に紙芝居を見せる台座紙芝居を見ながら食べる『駄菓子』がセットになって入っている木製の箱が荷台の上にくっついている自転車で「紙芝居屋」おじさんが公園にやってきて、公園につくとその木の箱を開けて「紙芝居」と「駄菓子売り」の準備をするのです。ささっと準備が整うと首から下げている四角柱の「拍子木」という木を「カチン、カチン」と打ち鳴らすのです。すると周りで「おじさん」の準備で出来るのを「今か今か」と待っていた子供たち、いつも少なくとも10人位は公園にいましたねぇ。その子供たちが「紙芝居のおじさん」のところに我先にとやってきて、順番に自分の欲しい駄菓子を頼んでいくのであります。どういうものがあったかというと「M-1グランプリ」で「錦鯉」の長谷川さんが「水あめ」と言っていましたが、確かに「水あめ」はあったし、あとは「ソースせんべい」やら「梅ジャム」。あとは何だがウエハーズで出来た円錐状の小さなコーン、これを「せんべい」にくっつけて食べていたりしたなぁ~~。あと「型ぬき」みたいのもあり、結構、種類はあったような思います。一通り駄菓子の販売が終わると、いよいよおじさんによる「紙芝居屋」がスタートするのです。当時人気のあった演目は「黄金バット」でしたねぇ。

※懐かしくなってネットで色々調べてみたら東京の千代田区にある「昭和館」というところで「紙芝居の定期上演会」が行われているのが分かりました。今日現在、令和4年1月下旬は「オミクロン株」が猛威を振るっていますから、この催し物が行われているかどうか、ご興味のある方は直接「昭和館」の方にお問い合わせ下さい。以下の四角い箇所をクリックすると、昭和館のホームページに繋がります。

www.showakan.go.jp

「煙突」「紙芝居」など、かつては普通に我々の生活の中にあったものなのに、それが時の経過とともに知らないうちに無くなっていってしまう、それは、いたしかたのない事ですが、正直、寂しいかぎりです。

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「コロナ」が世の中に蔓延し始めたのが2020年の春頃からでした。2022年1月下旬現在、オミクロン株が現れて急激に感染者を増やしている現在、なかなか、元の暮らしに戻れない状況が続いていますねぇ。「ウイズ・コロナ」と割り切って、引き続き、感染予防に気をつけながら我々は「サバイブ」していかなければなりません。

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そんな中、映画を昭和・平成の時代から愛し続けているファンの方々にとって寂しいニュースが最近ありましたよね。そうです、世界中の素晴らしい映画を1968年から上映し続けてくれている東京の神田にあるアート系映画の名門劇場「岩波ホール」がコロナの影響もあり2022年の7月29日に「閉館」してしまうと発表されたのです。「岩波ホール」だけは、これからもずっと続いていってくれるに違いないと思っていただけに、ただただ残念でなりません。「八月の鯨」「山の郵便配達」「三人姉妹」「山猫」「ある結婚の風景」「秋のソナタ」「サラーム・ボンベイ」「ファオナの海」などなど数多くの映画を観させて頂きました。閉館が7月ということですので、まだ時間はありますが、もしかすると、まだご存知でない方に、閉館前にこの情報をお伝えしたく、今日はブログに書かせて頂きました。