映画と健康/雑談で心ほぐし

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【雑談014】パラリンピックも終了。私にとって感銘を受けることの多い大会でした!

どうも「映画/健康雑談」の高岡です。

オリンピックとパラリンピックが終わってしまいましたネェ。過去のパラリンピック大会は、あまり報道されてきていなかったので、今回は東京での開催であったこともあり連日に渡って素晴らしいシーンを見ることが出来ました。    

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        HANSUAN FABREGASによるPixabayからの画像

もちろんパラリンピックの大会がオリンピックとは別に行われていたことは以前から知っていましたが、過去の大会でもオリンピックが終了すると、パラリンピックが始まっても報道される映像紹介の数が極端に減ってしまうのが残念で仕方ありませんでした。

今回はさすがに東京というご当地での開催でしたから連日パラリンピアンたちの活躍をしっかりと見ることが出来てとても有難く、またパラリンピアンたちの躍動ぶりが直に肌に伝わってくるようでした。

◎車いすテニス男子シングルスで2大会ぶり3度目の金メ ダルを獲得した国枝慎吾選手

◎両手と両足に障害がありながらも14歳(最年少記録)で競泳女子100メートル背泳ぎでメダルを獲得した山田美幸選手

◎競泳男子バタフライの木村敬一選手、富田宇宙選手。ワンツーフィニッシュ後のゴール地点で二人が抱き合ってお互いを称えあう姿には思わず胸が熱くなりました!!

◎視覚障害の道下美里選手は、女子マラソンで金メダルを獲得。前回リオで銀だった悔しさを晴らしました。

まだまだ活躍なされた方々はたくさんいらっしゃいます。ここにすべての方のお名前を書ききれないことをどうかお許し下さい。

体に障害がある方々が挑戦するその競技には様々なものがありましたねぇ。車イスを操りながら行う競技だけでも車いすバスケ、車イスバドミントン、車イスラグビー、車イステニスなど。若い頃、墨田区のイベントに参加した際、一度だけ車いすに乗ることを体験したことがあります。車輪を回すだけでも腕の力がもの凄く必要で、なかなか操作が出来ず、上手く前に進ませることが出来なかったことを覚えています。また、そのイベントでは、二人一組になって一人はアイマスクをして二人して協力しながら目的地まで行くということも体験したことがあるのですが、アイマスクをして前に進むことがいかに大変なことなのか、その時初めてその困難さを知りました。あのイベントを通じて知った難しさは今でも貴重な体験として残っています。

パラリンピックに参加なさっている選手のみなさんは何かしらの不自由さを抱えながらも、その不自由さに屈するどころか、そのハードルを越えながら、しかも競技における高度な技を習得する境地にまで自己を高めていっているというその真摯な姿勢に本当に強く感銘を受けました。ですから、ついつい自分に向かって「おい、お前!お前はやるべきことに全力でやってきたのか?今、目の前の事に全力で取り組んでいるのか?」と自問自答してはため息をつきながら、パラリンピアンたちの戦う意志の高さの前にしばし茫然としてしまう日が何日もありました。

日本の選手たちからは連日「勇気と感動」をもらいましたが、今回、世界に目を向けると心に強く残る海外の選手が二人いました。

一人はエジプトの卓球選手のイブラヒーム エルフセイニ・ハマドトゥ選手(48)です。

このエジプトの卓球のハマドトゥ選手の試合ぶりをテレビでご覧になった方はご存じの通り彼は両手がなく口にラケットを加えて足で卓球の玉をあげてサーブを打っていました。予選敗退とはなったものの彼のような選手の生きざまというか、自らのハンディキャップに抗い、心の中に「なに、俺はやってやるんだ!」という物凄い情熱というか、「俺は卓球をやってやるんだ!」という神にも近づく一途さで口に加えたラケットを駆使して必死に玉に集中してプレーする姿にもう頭をハンマーで殴られたくらいの衝撃がありました。

彼は10歳の時に列車事故で両腕を失ってしまったのだそうです。友人から「卓球はできない」と言われたことが卓球に取り組むきっかけになったそうです。両腕がないのだから「卓球は出来ない」と考えるのは自然だといえます。でもハマドトゥ選手は、きっと物凄く努力をし続けてきたのだと思います。13歳(?)の時に卓球を始めて彼の現在の年齢が48歳ですから35年間もの間、両手のない彼は卓球をし続けているのです。今回のパラリンピックも2度目の出場なのだそうです。

人間というのは、その人の内なる精神によって普通では不可能だと思ってしまうことも、可能にしてしまうパワーがあるのだということを教えてもらいました。何にでも通じることだと思うのですが「そんなことは出来ないよ!!」と大半の人は最初から決めつけて取り組むことをストップしてしまうけれども、実は本当は努力すれば出来ることなのに挑戦するのを放棄してしまっているだけなのかもしれません。彼にはそんな大事なことを気づかせてもらいました!【次号へ続きます】

※次号は9月18日に更新する予定です!!