どうも「映画と健康雑談」の高岡です！
このブログは「映画」「健康」「雑談」を、その日の空を眺めて、皆さんにお伝えしなければと思いつくことを、日々、徒然なるままに書かせて頂いている「心の休憩タイム」用のブログであります。「６０歳ミニマリスト」を標榜している割にはそのことに関する「ブログ」しばらく書いていません。ごめんなさい。
さて【映画】に関する記事は８０作を越えてご紹介してきました。今日は、過去の私のブログの中でもかなり頻繁に皆さんに読んで頂いている【１５：映画「奇跡の人」】をより多く、特に若い方々に読んで頂きたいと思い、文字のフォントを大きく読みやすくし、更に一部修正を加えた以下のブログを再掲出させて頂きます。
今からおよそ６０年も前の１９６２年にアメリカで「The Miracle Worker」という作品が公開されました。そのまま日本語にすると「奇跡の労働者」です。
昭和の時代を生きてきた日本人であれば、だいたいの方がこれが誰と誰のことを描いた映画であるのかお分かりになると思います。そうです「ヘレン・ケラー」と「サリバン先生」の二人の関係を描いた作品で日本語のタイトルは「奇跡の人」です。
Sabine LangeによるPixabayからの画像
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皆さんはこのケレン・ヘラーなる人物がどういう人物なのかご存じでしょうか？私は直に還暦になる年なのですが、昭和を生きてきたシニア世代はみんなこの人物のことを知っていると思います。でも今の若い人たち、特に小中高の学生達は、読書好きの子はどういう人か知っていてもほとんどの子供達が「名前を聞いたことがある」というレベルようなのです。
ヘレン・ケラーはとても幼い時に高熱を出したことが原因で「目が見えない」「耳が聞こえない」「話すことができない」という三重苦を背負う人生を送ることになってしまいます。
今日ご紹介する映画「奇跡の人」には三重苦を背負いながらも主人公のヘレン・ケラーが如何にして他の人と意思疎通を取ることが出来るようになったのか?
激しくも、とても丁寧に、丹念に、そして、根気強くサリバン先生がヘレン・ケラーに接している姿がしっかりと描かれています。稀有でインパクトがあり、とても記憶に残る秀逸な作品です。私はこの作品を一生忘れることはないでしょう。
【あらすじ】
生後19ケ月で、熱病にかかったことにより目が見えず、耳も聞こえず、言葉も喋れなくなってしまったヘレン・ケラー。そんなヘレンに対して両親は惜しみなく愛を与えますが、その事によりヘレンは闇の世界の中で我がままのし放題の日々を送っていきます。そんな時、自らも視力が弱い女教師アニー・サリバンが一家のもとにやってきます。サリバンは、世間から隔離され、ただただ闇の中で生活をしている７歳の少女ヘレンに、彼女の廻りにはそれぞれに「名前」のあるのだということに気づかせようと暴れて抵抗するヘレンに対して必死に、その手を取り指を使ってアルファベットを教えていきます。必死でヘレンを闇の世界から救いだそうとするサリバンの前に立ちはだかるのは、意外にもヘレンのことを不憫に思い、全てをヘレンの好きなようにさせようとする父親と母親である両親の強い愛情でした。しかし、サリバンはヘレンのことは全てを自分の支配下に置かなければ彼女の教育は成功しないと訴えます。そして、サリバンの激しくも本当の愛の死闘が始まったのです。
監督： アーサー・ペン
主演： アニー・サリバン役
： アン・バンクロフト
助演： ヘレン・ケラー役
: パティ・デューク
制作： １９６２年度
第35回 アカデミー賞主演女優賞 受賞
第35回 アカデミー賞助演女優賞 受賞
第３５回アカデミー賞では、その他にも
監督賞、脚本賞、衣装デザイン賞の全５門
でノミネートされました。
※以下はYouTubeからの映画「奇跡の人」一部のシーンになります（Movieclip)
この映画「奇跡の人」では、ヘレン・ケラーが生まれて、アン・サリバンが必死にヘレンに「世界の中の物には名前がある」ということを教えて、そのことをヘレンが認識出来るようになるところまでが描かれています。
日本人であれば老若男女みんな「ヘレン・ケラー」とはどういう女性でヘレン・ケラーを献身的に支えたサリヴァン先生のことも知っているものだとばかり思っていました。しかしながら、２１世紀となった今の学校の授業の中では「ヘレン・ケラー」のことをじっくりと教える機会はほとんどないようなのです。（違っていたらごめんなさん）
若い方々には、三重苦を抱えたヘレン・ケラーという女性が実在して、彼女は日本に来日したこともあるということ、その恩師であるアン・サリバン先生の献身的な教えの御かげで彼女の周りの世界が「心の眼」で知ることが出来るようになったこと、この奇跡ともいえる二人の女性が実在したことを、是非知って頂きたいです。
その後のヘレン・ケラーとアン・サリバンがどうなっていくのかも知って頂きたいと思い、このブログの【０１６】にて、その後の彼女たちの模様を書かせて頂いておりますので、ご興味のある方は是非以下も併せてお読みになってみてください。
